0歳・1歳・2歳が遊べる手作りおもちゃ
乳幼児期の子どもの発達に欠かせないのが、日々の遊び。中でも、手作りおもちゃの工作は、子どもの想像力や工夫する力を育むのにとてもよい遊びです。フェルト、牛乳パック、紙コップ、空き箱など、身近な材料で作れる23のおもちゃを紹介します。既製品のおもちゃとはひと味違う、豊かな遊び体験に親子で挑戦してみてください!
飽きるまでどうぞ! 無限ティッシュBOX
うっかり大量のティッシュを出されてしまったこと、ありませんか? 大人にとってはちょっと困ったことですが、子どもにとっては楽しい遊びなんですね。そこで、この無限ティッシュBOXの登場です。とっても簡単なので、保護者の方にもぜひおすすめを。
材料
・ティッシュの空き箱
・ティッシュ(の代わり)にする布(15×15㎝くらいを5枚ほど)
・箱に貼る布作り方
作り方
1 ティッシュの空き箱に、2×15㎝の出入り口をあける。
2 空き箱に布を貼る(丈夫になる)。
3 ティッシュにする布の角を縫いとめて、つなげる。
4 ティッシュ箱の2つの出入り口に3の布を通して、イラストのように輪にしてとめる。
赤ちゃんが食いつく!ふわふわ布ボール
布でできたボールはつかみやすく、ぶつかっても痛くないので安心。ゆっくり転がるので、ハイハイやよちよち歩きの赤ちゃんに最適です。「でも、手作りするのは 難しそう…」なんて思っていませんか?
ふわふわ布ボールの型紙は、丸だけです。作ってみると、とっても簡単です。ぜひ、いろいろな大きさのふわふわ布ボールを作ってください。アップリケをしてもいいですね。
材料
・丸く切った布(直径12㎝の円) 12枚
・手芸用の綿
作り方
1 丸く切った布を中表にして合わせ、約5㎜内側を縫う。裏側になるほうの布の中央に、約2㎝の切り込みを入れる。
2 切り込みから裏返して、綿を入れる。
3 切り込みにフェルトを当てて縫う。これを6個作る。
4 裏側の上下左右4カ所に印をつけ、絵のように印を合わせ、サイコロを作るように縫う。
揺らすとやさしい音がするベビーマラカス
小さな子供は、音の出るおもちゃが大好きです。わたに包まれたプラ鈴のやさしい音色は、みんなで鳴らしてもうるさくならず、0・1・2歳児頃のお子さんにおすすめです。マラカスの先端につけたゴムひもを手首にかけてあげると、落ちにくくなりますね。赤ちゃんには、ガラガラとしても使えます。
材料
・布(半径15㎝・60度の扇形)
・フェルト(直径4㎝の円)
・プラ鈴
・ゴムひも
・手芸用わた
作り方
1 布を中表で半分に折り、辺を縫う。
2 裏返して、手芸用わた・プラ鈴を詰める。
3 端から約1㎝のところをぐるっと1周並縫いする。
4 糸を引いて口をふさぎ、縫い代を内側に入れる。
5 ゴムひもを輪にして縫いつける。
エンドレス・テープ
ペットボトルの中にきれいなテープのポンポンを入れては出し、出しては入れてをくり返して遊びます。手先を少しずつ上手く使えるようになってくるこの年代のお子さんは、エンドレスに夢中になって遊んでくれそうですね。お子さんといっしょにポンポンの出し入れをして楽しんでください。
用意する素材
・ペットボトル ・荷作り用ひも ・丸シール
用意する道具
・ビニールテープ ・カッター ・はさみ
作り方
1 同じ大きさのペットボトル2個をそれぞれ半分に切り、切り口を合わせてビニールテープでつなげる。
2 荷作り用ひもでポンポン(25センチくらいの荷作り用ひもを7本ほど束ねて中心を別の荷作り用ひもで結び、端を広げる)を作る。
3 1メートル~1.2メートルくらいの荷作り用ひもを1のペットボトルに通し、輪にして結び、2のポンポンをつける。
簡単に作れてよく回る カラフルこま
回転の軸足にボタンを使うことで、重心が低く安定した形になります。また、太く握りやすい持ち手もポイントです。ドアノブや蛇口もハンドル式が多くなり、日常生活のなかで手首を「ひねる」「回す」「ねじる」という動作が減っています。遊びのなかで楽しく体験したいですね。
材料
・丸く切ったダンボール(直径15㎝の円)
・トイレットペーパーの芯(長さを半分に切る)
・足つきボタン(または大きめのビーズ)
・布
・2つ穴のボタン(補強用)
作り方
1 丸く切ったダンボールの中心に、ボタンを縫いつける。このとき、イラストのように足つきボタンと、2つ穴ボタンでダンボールをはさむようにする。
2 半分に切ったトイレットペーパーの芯の片側に切り込みを入れ、折って開き、ダンボールの中心に貼る。
3 手芸用(または木工用)の接着剤で布を貼って仕上げると、きれいで丈夫になる。
ナイロンタオルのキャンディヨーヨー
材料
・ナイロンタオル 1枚
・スポンジ(食器洗い用) 2~3個
・輪ゴム 2本 ・ゴムひも 25㎝くらい
作り方
1 スポンジ2~3個を組み合わせて立方体を作り、角を切り落とす。
2 ナイロンタオルでくるくる巻く。
3 両端を輪ゴムでとめる。
4 ゴムひもをつけて、指が通るような輪っかを作れば完成。
*大型の場合、大きな洗車用のスポンジを2個組み合わせて、大きな立方体を作ります。このスポンジを、あらかじめ縫い合わせた2枚のナイロンタオルで巻いて、両端を輪ゴムでとめます。
会話が広がるハンドタオルの動物パペット
指人形は、子どもたちの大好きなおもちゃのひとつ。ハンドタオルに切り込みを入れて、顔をつけるだけの簡単パペットを作ってみましょう。パパやママが手にはめて、子どもたちとの会話を楽しんだり、小さな子でも、指を入れて楽しくあそぶことができます。自然と言葉が出てきて、会話が広がるおもちゃです。
材料
・ハンドタオル
・フェルト
作り方
1 フェルト2枚を動物の形に切り、顔を刺繍する。
2 首の部分を幅6㎝くらい残して、2枚を縫い合わせる。
3 ハンドタオルを三角に折り、中心に6㎝切り込みを入れる。
4 顔とハンドタオルの切り込み部分を重ねて縫う。
5 腕と体の境目を作るように縫い目を入れる。
牛乳パックを使った手作りおもちゃアイディア
ひっくりカエル
牛乳パックにカエルの手足と顔をつけただけの、簡単おもちゃ。切り口を押さえて、はじくように手を離すと、カエルがコロンとひっくり返ります。
用意する素材
・牛乳パック(1リットルでも500ミリリットルでも可)
・色画用紙
用意する道具
・両面テープ ・はさみ ・セロハンテープ
作り方
牛乳パックを半分に切り(500ミリリットルの場合は、注ぎ口部分を切り取る)、底の部分を利用。色画用紙でカエルの顔と手足をつくり、両面テープやセロハンテープで貼り、手足をつけた側面に折り目をつける。
牛乳パックを切るだけで簡単に作れる!パクパク人形
1リットルの牛乳パックを切り、色画用紙で飾りをつけるだけ。簡単に口がパクパクと動くので、まるで人形が言葉をしゃべっているように見えます。
用意する素材
・1リットルの牛乳パック ・色画用紙
用意する道具
・カッター ・ビニールテープ ・はさみ ・ペン ・両面テープ
作り方
1 牛乳パックの上から3分の1くらいのところを1面が残るように切り込みを入れ、切り口にビニールテープを貼る。
2 好きな動物を色画用紙に描き、両面テープで貼る。
遊び方
次のページでは「フェルト」と「紙コップ」を使った手作りおもちゃを紹介します!