【時計の読み方】はこう教えて! ステップ別攻略法、おすすめ無料ドリルのリンクつき

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ひとつの文字盤にふたつの針、10進法と60進法が入り混じり、時刻と時間という「点と線」の概念など、「時計と時間」は、単純な算数には含まれないつまずきのポイントがたくさんあります。でもステップを踏んで、正しく導いてあげれば大丈夫。
HugKum推奨の「時計の読み方」ステップ別攻略法と、さっそくトレーニングできる無料ドリルをご紹介します。

ウチの子が「時計が読めない」のはなぜ?

数字を100まで数えられるようになり、かんたんな足し算ができるようになれば、時計や時間について理解することは難しくありません。

ただ、デジタルの時刻表示に慣れてしまっている子にとっては、時計の文字盤が長針と短針とではちがう単位となることがわかりにくく、また、時刻と時間の概念の違い、60進法など、算数の他の単元にはない難しさがあります。

しかし「時間と時計」には、いずれ勉強する分数や、距離・速さ・時間のからむ文章題など、その後の算数・数学の多くの単元に通底する概念の基本が含まれています。「時計が苦手」というお子さんの苦手意識は早めに払拭してあげたいですね。

では時計の「読み方」「教え方」をステップ別に攻略していきましょう。

step1:短い針から攻略せよ!

陰山英男の徹底反復シリーズ「時計と時間プリント」p.11(初級編②)より

時計を見て「〇時〇分」といきなり読めるようになるのは難しいですが、まずは「〇時」をあらわす短針だけに注目しましょう。

「短針が文字盤の数字の目盛りのところ「ぴったり」か、次の数字との間にある間は〇時」

であることを教えてあげましょう。そのうえで「〇時ぴったり」のときは、長針が必ず12を指していることに注目させてあげてもいいですね。

上の問題のように、「〇時ぴったり」の時計は、時計初心者にとって比較的覚えやすい時刻ですから、そこからスタートしてみるのもよいでしょう。

step2:長い針の目盛りは0~59まであることを理解せよ!

陰山英男の徹底反復シリーズ「時計と時間プリント」p.22(初級編⑧)より

子どもにとって「〇時〇分」の「分」が難しいのは、実際の時計の文字盤とはちがう数字になるからです。「長い針が分をあらわすのはわかるけど、2のところに針があるのに、なんで10分なの?」という疑問が最初のつまずき。

長針が刻む目盛りは、時計の1~12の文字とは関係なく、ぐるりと細かく刻まれている1~59までの目盛りであることを教えてあげましょう。

そのためには、「分」の刻みのない簡略化された文字盤の時計ではなく、しっかりと「分」刻みのある時計を用意することが大切です。

下画像のような知育に特化した時計もありますので、自宅の時計が簡略型の場合は、子ども部屋用に用意してあげてもいいですね。

知育時計の例。セイコー クロック 白 KX617W SEIKO

step3:〇分の長針パターンの場数を踏む!

陰山英男の徹底反復シリーズ「時計と時間プリント」p.20(初級編⑦)より

長針が1~59までを刻々ときざむことを理解しても、時計を見てサッと「今〇分!」と読めるようになるには訓練が必要です。

長針については場数を踏むことが大事。上のようなトレーニングを繰り返すことで、長針が2を指したら10分、9を指したら45分ということに肌感覚でなじんでいきましょう。

文字盤の数字と分との関係が頭に入るよう、長針が数字のところぴったりにくる5分、10分、15分、20分、25分、30分、35分、40分、45分、50分、55分…といったパターンから強化していくと、早読みできるようになります。

step4:あらゆる「〇時〇分」の数をこなすのみ!

陰山英男の徹底反復シリーズ「時計と時間プリント」p.114(全学年向けタイムトライアル)より

長針を読めるようになったら、もう時計はほぼコンプリートです。あとは数をこなすのみ。

日常的に「いま何時何分?」と問いかけるのはもちろん、上画像のようなドリルで「早読み」を鍛えるのも効果的です。

一部無料ダウンロードもできる、おすすめドリル

ここまで「時計の読み方・教え方」をご紹介してきましたが、やはり近道は、徹底的な反復学習で時計の読み方に慣れること。

上のステップ別攻略法では『陰山英男の徹底反復シリーズ  時計と時間プリント』の一部をご紹介しました。

このドリルは、小学校低学年で学習する時計・時刻学習から、中高学年で学習する時刻を扱った小数や分数、文章題(距離=速さ×時間)まで多岐にわたる時計学習を、学年別に落とし込みました。全学年向けの「時計と時間」に特化した画期的な教材です。

小学館 1650円(税込)

一部を無料ダウンロードできる!

『時計と時間プリント』は、書店やネットストアでも購入できますが、購入前に内容を見てみたい・試してみたいという方には、HugKumの「無料ドリル」での無料体験版をおすすめします。

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入会費もダウンロード費用も無料のHugKum「無料ドリル」では、上でご紹介した『時計と時間プリント』以外にも、同じ陰山メソッドの『徹底反復 〇年生の国語/算数』シリーズなど、未就学から学年別に対応した30種類以上の無料体験版ドリルをご用意しています。

内容をチェック&体験学習した後、お子さんが気に入ったドリルがあれば、購入ボタンから販売サイトにとんで丸ごと一冊購入することも。

時計と時間に関する学習だけでなく、お子さんの苦手な分野のおうち学習に、HugKum「無料ドリル」をぜひご活用ください。

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構成・文/HugKum編集部

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