すっきりと飲みやすいレモンサワー。夏の晩酌には「キンキンに冷えたレモンサワーが飲みたくなる!」という人も多いと思います。レモンサワーは居酒屋などでもよく飲まれるポピュラーなアルコールドリンク。まずはレモンサワーは、どのようなお酒を使ったものか、レモンチューハイとの違いなどをチェックしていきましょう。
レモンサワーってどんなドリンク?
レモンサワーとは蒸留酒に炭酸を合わせ、レモンを入れたもの。シロップなどで甘味を加えて飲まれることもあります。
レモンサワーに使うアルコールは何?
レモンサワーに使うアルコールは、蒸留酒です。ウィスキーやジン、ラム、ウォッカ、焼酎などが使われます。
レモンサワーとレモンハイの違いって?
レモンサワーとレモンハイには、明確な違いはありません。「レモンハイ」とは「レモン酎ハイ」の略。レモン果汁などに焼酎を入れ、炭酸で割ったものをいいます。
一方で「レモンサワー」の「サワー」は、英語で「sour(酸っぱい)」という意味。蒸留酒と水、柑橘系の酸味のある果汁を入れたものを、「サワー」と呼ばれています。
ちなみに「ハイボール」というお酒がありますが、これはウィスキーと炭酸を割ったもの。しかし、ウィスキーの炭酸割りだけをハイボールというわけではないそう。ウィスキー以外のアルコールの炭酸割りもハイボールと呼ぶことがあるそうです。
レモンサワーのアルコール度数は?
一般的に売られている、缶タイプのレモンサワーのアルコール度数は、5~6%のものが多いといわれています。しかし最近では、8%を超えるような、アルコール度数の高いものも販売されるようになりました。
また居酒屋などで提供される、レモンサワーのアルコール度数は5%が一般的だそう。店によっても異なりますが、アルコールの分量などはマニュアルがあるところが多く、ほとんど同じようなアルコール度数になっているようです。
美味しいレモンサワーのレシピ
レモンサワーの材料は、炭酸と焼酎などの蒸留酒、そしてレモンととてもシンプル。自宅でも簡単に作って楽しむことができます。レモンサワーを作る際、美味しさの決め手は炭酸とお酒の割合です。
基本的に飲みやすいとされる割合は「蒸留酒1:炭酸水2」だといわれています。しかしアルコールが苦手な方は炭酸を多めにしたり、お好みの濃さでレモンサワーを作ってみてください。では基本的なレモンサワー の作り方などを見ていきましょう。
基本的なレモンサワーのレシピ
【材料(1杯分)】
・レモン… 1/2個
・炭酸… 200ml
・焼酎(お好みの蒸留酒でもOK)… 100ml
・氷… 適量
【作り方】
1、レモンは、分量のうち2~3枚、輪切りもしくはクシ切りにしておきます。
2、カットしていない方のレモンをグラスに絞り入れます。
3、2に氷を入れ、焼酎、炭酸を入れ混ぜます。
4、グラスにカットしたレモンを入れて完成です。
レモンは国産のものを選ぶのがベストです。外国産のレモンを使う場合は、ワックスが使用されていることがほとんどのため、しっかりと洗ってから使うほうが良いでしょう。
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冷凍したレモンを入れると薄くならない
時間が経って氷が溶けると、レモンサワーはどうしても薄まってしまいますよね。そんな時におすすめなのは、凍らせたレモンを氷がわりにする方法です。
【作り方】
1、レモンの皮をむき、実を適当な大きさに切ります。
2、1をフリーザーバッグに入れて冷凍します。
【使い方】
グラスに焼酎などの蒸留酒、凍らせたレモンを2~3個入れて混ぜます。さらに炭酸を入れて完成です。お好みでレモン果汁を追加してください。
また余ったレモンの皮は、トッピングに使ったり、お酒に漬けておくと、レモンの良い香りをお酒に付けることができます。
大人も子どもも楽しめるレモンサワーとは?
もちろん子どもにはアルコールはNGです。しかし炭酸にレモン果汁だけだと、子どもにとっては飲みづらいかもしれません。そんな時は、レモンを砂糖で漬けて、甘いレモンシロップを作っておけば、大人も子どもも一緒に楽しむことができます。
作っておくと便利なレモンシロップの作り方を見ていきましょう。
レモンシロップの作り方
【用意するもの】
・保存ビン… 1個
・国産レモン… 2個
・砂糖… レモンと同じ重さ分
・はちみつ… 大さじ2
【作り方】
1、保存ビンは煮沸消毒、レモンは塩などでキレイに洗っておきます。
2、レモンを薄く輪切りにし、種も取り除きます。
3、保存ビンに、切ったレモン、砂糖、はちみつを交互に入れます(一番上は砂糖になるように)。
4、3を冷暗所で保存し、砂糖が溶けたら完成です。
砂糖が溶けた後は、冷蔵庫で保存してください。
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レモンサワーにぴったりなおつまみは?
すっきりとした味わいのレモンサワーは、肉や魚、ちょっとスパイシーな食べ物がよく合います。「唐揚げカレー味」「ちくわとキムチーズ炒め」のレシピを見ていきましょう。
唐揚げカレー味
【材料】
・鶏もも肉… 250g
・揚げ油… 適量
・酒… 小さじ2
・醤油… 小さじ2
・塩コショウ… 少々
・おろしにんにく… 小さじ1
・おろししょうが… 小さじ1
・カレー粉… 小さじ2
・薄力粉… 大さじ1.5
・片栗粉… 大さじ1.5
【作り方】
1、鶏もも肉は食べやすい大きさにカット。
2、ポリ袋に、鶏もも肉、酒、醤油、塩コショウ、おろしにんにく、おろししょうがを入れてよく揉み込み、冷蔵庫で寝かせます。
3、ボウルに薄力粉、片栗粉、カレー粉を入れ軽く混ぜ合わせます。
4、3に下味をつけた鶏もも肉を入れてまぶします。
5、鍋に揚げ油を入れて火をつけ、油の温度が上がったら、4を入れて揚げます。
6、鶏肉に火が通ったら、油を切って完成です。
ちくわとキムチーズ炒め
【材料】
・ちくわ… 3~4本
・キムチ… 適量
・ごま油… 大さじ1
・ピザ用チーズ… 適量
【作り方】
1、ちくわとキムチは食べやすい大きさにカット。
2、フライパンにごま油を入れ、切ったちくわとキムチを入れ、炒めます。
3、全体に混ざったら、上からピザ用チーズをかけ溶かします。
4、チーズが溶けたら完成。お好みで、刻みネギや、ごまをトッピングしても美味しいです。
さわやかなレモンサワーを自宅でも
レモンサワーは、自宅でも簡単に作ることが可能です。甘いレモンシロップを作っておけば、大人はお酒に入れて、子どもは炭酸で割ってと、大人も子どもも一緒に楽しむことができます。この暑い夏の飲み物に、レモンサワーはいかがでしょうか。
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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)