【三重県・徹底研究】伊勢神宮・熊野古道から松坂牛・伊勢えびまで! 三重が誇る有名なものを集めました

PR

日本で最もよく知られるパワースポット、伊勢神宮がある三重県。ほかには世界遺産の熊野古道などもあります。またグルメでは、松坂牛、伊勢えび、赤福なども有名です。そんな三重で有名なものを、観光スポットからグルメ、伝統芸能、特産品、アクティビティ、著名人まで集めました。

日本のほぼ真ん中に位置する三重県は、日本で最大の半島である紀伊半島の東側にあります。そのため、西側にも東側にもお出かけしやすい県ともいえます。そんな三重の有名なものを順にご紹介していきましょう。

三重の自然と景色

まずは三重の観光スポットや美しい景色のある場所をご紹介します。

伊勢神宮

伊勢神宮
伊勢神宮

三重県伊勢市にある伊勢神宮。神々のなかでも最高位にあたる天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神、豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮があります。

伊勢神宮は昔から「お伊勢さん」「大神宮さん」と人々から呼ばれ親しまれ、「一生に一度はお伊勢参り」とうたわれてきました。今でも全国屈指のパワースポットとして知られ、全国から伊勢神宮に参拝に訪れる人が後を絶ちません。

熊野古道

熊野古道
熊野古道

伊勢神宮から熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へ通じる約170㎞の参詣道は「熊野古道」と呼ばれています。かつて、人々が伊勢神宮から熊野三山まで巡礼の旅をするときによく利用されました。

熊野古道にはいくつかのルートがあり、美しい石畳、竹林など、自然いっぱいの絶景をのぞむ場所があちこちにあります。

賢島(かしこじま)

賢島
賢島

三重県志摩市の英虞湾(あごわん)内に浮かぶのが賢島(かしこじま)です。島の中には志摩観光ホテルがあり、2016年に開催されたG7伊勢志摩サミットの会場となりました。

ホテルにゆっくり滞在したり、サイクリングで島を巡ったり、遊覧船に乗ったりと、賢島はリゾート地として楽しめる場所です。

鬼ヶ城

鬼ヶ城
鬼ヶ城

鬼ヶ城(おにがじょう)は、三重県熊野市にある海に面した断崖絶壁です。このエリアにはリアス式海岸があり、荒波によって芸術作品のような複雑な地形が作り上げられ、無数の洞窟や奇岩がおよそ1㎞にわたって続いています。そんな自然によってできた美しさとエネルギーを感じられるスポットです。

産業と特産品~三重が誇る名産品

次は三重の特産品・名産品をご紹介しましょう。

農産物

温暖な気候と多彩な地形をもつ三重では、海と山の幸に恵まれ、全国区で知られる逸品が生まれています。その代表格が松坂牛、伊賀牛、伊勢うまし豚といったブランド肉です。とくに松坂牛は日本一の肉牛と認められ、肉の芸術品とまで賞賛されています。

また三重は米作りも行われていて、西日本でもトップクラスの米生産量があります。ほかにも三重で生産された茶を「伊勢茶」と呼び、全国第3位の生産量を誇っています。

松坂牛

きめ細やかなサーロイン、肉の脂身の甘みがとくに強い肩ロース、バランスのとれた赤味肉、霜降りのバラ肉など、松坂牛の各部位を味わってみてください。

海産物

三重の特産品のひとつに伊勢えびがあります。多くの川から栄養が豊富に流れ込み、黒潮によってたくさんのエサを運んでくる熊野灘。その恵み多き海では伊勢えびが生息しています。引き締まった身は透き通るように美しく、プリっとした食感で味わいも濃厚です。

また三重県鳥羽市の生浦湾(おおのうらわん)は牡蠣の養殖が有名で、牡蠣の食べ放題が人気です。

伊勢海老

海の王様といわれる伊勢えび。脚が折れたりヒゲが折れたりしたものは訳アリの分だけお得に購入できます。鍋、味噌汁などにして楽しめます。

産業

三重はものづくりが盛んな県です。産業別に見ると、もっとも多いのが製造業で、卸売業・小売業、医療・福祉などが続きます。

ご当地グルメ~三重の味覚を堪能しよう

三重のグルメ、松坂牛
松坂牛は三重を代表するグルメのひとつ

次は、三重のご当地グルメを見てみましょう。三重でしか食べられない味覚が盛りだくさんです。

海の幸

三重の海の幸は、やっぱり伊勢えびと牡蠣です。

産卵期にあたる5月から9月は伊勢えびの禁漁期間となり、10月になると禁漁が解禁され、11月から12月頃が最盛期となります。

牡蠣についても毎年10月頃から水揚げが始まります。海水温度の低くなる冬は牡蠣の身が大きくなり、牡蠣小屋では新鮮な殻付きの牡蠣の食べ放題が人気です。

牡蠣

三重県の海で育った、旨味たっぷりの上質な牡蠣。臭みがなく、牡蠣本来の味を存分に堪能できます。

山の幸

山の幸では、松坂牛のほか、伊勢参りの際に食されてきた「伊勢うどん」も有名です。極太の面に、昆布、かつおぶしなどでとった出汁と黒いタレを絡めて食べます。

また、熊野古道がある東紀州の郷土料理に「めはり寿司」があります。これは二杯酢に漬けた高菜漬で炊き立てのご飯を包んだもので、山仕事の合間に片手で食べられてきました。

伊勢うどん

伊勢うどんの麺は一般的なうどんよりも柔らかく、太くて平たい形状をしています。醤油ベースのタレが麺によく絡み、独特の風味を生み出します。

▼めはり寿司についてはこちら

目を見開いて食べる!?「めはり寿司」が愛される理由とは。その由来・作り方・お取り寄せのまとめ
奈良時代の文献にも記載されている「めはり寿司」は、日本最古のファーストフードとも呼ばれている食べ物なんです。昔の人が山や海に携えて口にした味...

スイーツ

三重の銘菓では赤福があまりにも有名ですが、それ以外にも数々の銘菓があります。伊勢市のへんばや商店にある「へんば餅」、鳥羽市のブランカが手がけ、伊勢志摩サミットでも提供されたスイーツ「ブランカ」などがあります。

ぜんざい

赤福と同じように、伊勢参りの人々に親しまれているぜんざい。小豆の香りが引き立ちます。暑い夏には冷蔵庫で十分に冷やしてアイスを添えたりするのもおすすめです。

▼三重県の銘菓についてはこちら

伊勢名物「赤福」の歴史がすごい。「白餅黑餅」「赤福氷」など人気の派生商品や、本店・別店の特徴まで
赤福とは 赤福は、お餅の上にこしあんをのせた和菓子です。伊勢にある、その名も「赤福」という名前の和菓子屋がつくっており、伊勢名物としてよく...
【三重銘菓15選】赤福だけじゃない! 三重を代表するご当地スイーツ厳選紹介
三重銘菓とは 伊勢神宮があることで知られる三重県。日本全国から、伊勢神宮に参拝に訪れる方が後を絶ちません。そんな三重には、たくさんの銘菓が...

伝統と文化~三重独自の文化活動

三重ならではの文化や伝統的なものは何でしょうか。

伊賀忍者

忍者といえば、伊賀と甲賀の忍者がよく知られています。伊賀の国で伝わっていた忍術を身につけた伊賀忍者のふるさとは、三重県伊賀地方にあります。「伊賀流忍者博物館(忍者屋敷)」は、海外からの観光客に人気のお出かけスポットになっています。

伊賀流忍者博物館の忍術実演ショー 画像提供:PR TIMES

海女

三重の鳥羽・志摩エリアでは、海女さんが素潜りでアワビやサザエなどの貝類を獲ってきました。海沿いには海女小屋があり、今でも数は少なくなりましたが現役の海女さんが活躍しています。

真珠の養殖

三重では古くから真珠の養殖が行われています。ジュエリーショップのミキモトが三重で真珠養殖を行っていることで有名です。相島(おじま)と呼ばれていた島は現在ミキモト真珠島となり、観光スポットのひとつにもなっています。

アコヤ貝と真珠

スポーツやアクティビティ

三重で楽しめるスポーツやアクティビティもチェックしておきましょう。

冬のスポーツやアクティビティ

三重県で唯一あるスキー場が、御在所スキー場です。初心者向けから上級者向けのコース、子ども用のソリ広場もあり、家族で楽しめます。ただしスノーボードは禁止されています。

御在所岳の樹氷

夏のスポーツやアクティビティ

夏は、海水浴がやっぱり人気です。志摩の御座白浜海水浴場、あづり浜、熊野の大泊海水浴場などが有名です。それ以外にもカヤック、シュノーケル、船釣りツアー、登山なども見逃せません。

三重出身の署名人・有名人

三重出身の有名人は誰がいるでしょうか。

西野カナ

三重県松阪市出身のミュージシャン。2008年にCDデビューを果たし、若い世代からの人気を集めました。テレビやラジオに出るときは、よく伊勢弁が出てくるそうです。

吉田沙保里

三重県一志郡一志町(現在の津市)出身の元レスリング選手。世界大会で16連覇、個人戦では206連勝を達成しました。オリンピックは4大会連続でメダルを獲得し「霊長類最強女子」と呼ばれました。

伊勢神宮・松坂牛だけじゃない!三重の魅力

三重というと、伊勢神宮や松坂牛、伊勢えびをイメージする方が多いでしょう。しかし三重の魅力はそれだけではありません。山海の幸に恵まれ、伊賀忍者発祥の地となった場所には、さまざまなグルメや独特の文化があります。

関東からも関西からもアクセスしやすい場所なので、三重へのお出かけを計画してみてはいかがでしょうか?

こちらの記事もおすすめ

愛知の工場見学8選│「トヨタ会館」や「八丁味噌の郷」 「めんたいパークとこなめ」など人気工場が勢ぞろい!
愛知の工場見学に行きたい! どのようにしてものが作られるのか学べる工場見学。これから、愛知県にある自動車や食品など、おすすめの工場見学をご...

文・構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事