ランキング発表!小学校低学年が日頃行っている運動は?
さっそくここからは、みなさんからアンケートに寄せられた回答をランキング形式でご紹介します。さまざまなスポーツの名前が挙がりました。
設問:お子さんが日頃行っている運動について(習い事含む)、あてはまるものを選んでください(3つまで)。
調査媒体:小学館『小学一年生』2024年4月号
1位:〇〇鬼などの体を動かす遊び(49.3%)
49.3%と全体のほぼ過半数もの票を集めて1位となったのは『〇〇鬼などの体を動かす遊び』でした。
まだ長くは集中力を保てない小学校低学年の子どもには、鬼ごっこのように楽しく遊びながら体を動かせる運動がぴったり。ゲームとして夢中になっているうちに、気づけば身体中の筋肉を使って、ほぐすことができているのではないでしょうか。
2位:水泳(30.4%)
2位は30.4%もの票が寄せられた『水泳』でした。
以前、HugKumで行った「子どもの習い事」に関するランキングでも1位となった『水泳』。スクールに通って、日頃の運動として行っている子が多いようです。「基礎体力がつく」「達成感を得られる」ほか、水難事故にあったときの「いざという時」の備えにもなることが期待されているようです。
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3位:縄跳び(30.3%)
3位には『縄跳び』がランクインしました。
ぴょんぴょんと飛び跳ねるのが大好きな子どもたちからは『縄跳び』も人気のようです。一見「軽い運動」のように見えますが、実際のところは、消費カロリーが高く、下半身の筋肉や体幹が鍛えられるほか、持久力の向上なども期待できます。お友だちと取り組む『長縄』などでは、協調性も育まれそうですね。
4位:鉄棒やボルダリングなど公園遊具を使う道具(28.4%)
『鉄棒やボルダリングなど公園遊具を使う道具』は4位に。
公園の遊具をあらためて振り返ってみると、まるで大人が通うジムに設置されたマシーンのような、筋肉がしっかり鍛えられそうなものばかり! 夢中になって遊ぶ間に、子どもの体の土台作りに役立ってくれているはず。
5位:体操(16.0%)
5位は『体操』。中には、マット運動や跳び箱などを、体操教室に通って日頃行っているお子さんもいるようです。
バランス感覚や柔軟性などの身体能力の基礎を総合的に鍛えられそうです。
6位:サッカー(14.3%)
14.3%の票を集めて6位となったのは『サッカー』でした。
チームプレーで行われる『サッカー』は、お子さんの運動神経を鍛えるだけでなく、協調性や責任感、忍耐力といった精神面にもポジティブな影響をもたらしてくれます。実際に、地元のサッカークラブや、サッカー教室のチームに所属して、本格的に取り組んでいる子も少なくありません。
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7位:ドッジボール(13.5%)
7位には『ドッジボール』が挙がりました。
子どもの定番スポーツのひとつといえば、『ドッジボール』を思い出す方は多いのではないでしょうか。ボールを避ける、受け取る・拾う、投げる…といった動きを瞬時的に繰り返し行うので、瞬発力が身に付くと言われます。
8位:バレエやダンス(8.3%)
8位は『バレエやダンス』でした。こちらもまた、ダンススクールやバレエ教室に通って、習い事として取り組んでいる子が多い印象を受けます。定期的に行われる発表会を経るたびに、大きな達成感が得られるのではないでしょうか。
9位:野球(3.7%)
9位は『野球』。全体の3.7%と、意外と少数派ではあったものの、昔から一定数のお子さんから愛され続けるスポーツです。
チームワークが重視される競技のひとつでもあり、『サッカー』と同様に協調性や責任感が育まれることも期待できます。草野球チームに所属している子もきっといるはず。
10位:陸上競技/ジョギング含む(3.6%)
10位は『陸上競技/ジョギング含む』。ふだんから『かけっこ』をしている子もいれば、習い事として本格的に『陸上競技』に取り組んでいる子もいるかもしれませんね。
『陸上競技』では、脚力だけでなく、身体の基礎となる運動能力をバランスよく身につけられるといわれます。他の多くのスポーツに応用できるので、将来的に子どもに何かスポーツをやらせてあげたいご家庭が、まずは陸上競技を習わせる場合もあるようです。
11位:空手・柔道・剣道などの武道(3.0%)
11位には、『空手・柔道・剣道などの武道』が挙がりました。
身体能力が身につけられるほか、自分自身を守ることができる『武道』。礼儀を重んじるので、礼儀作法が身に付くともいわれます。日本の伝統に触れさせたい、もしくは硬派なスポーツを習わせたいご家庭から人気のようです。
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12位:バスケ(2.8%)
『バスケ』は12位にランクインしました。
小学校高学年〜中高生にとっては「大人気スポーツ」のひとつですが、授業では高学年になってから習うこともあって、低学年の段階ではどちらかといえば「マイナー」なスポーツのようです。まずは小学生向けのルールを適用したバスケットボール=『ミニバス』からチャレンジしましょう。
13位:スケートボード・ローラースケート(1.9%)
13位は『スケートボード・ローラースケート』。少数ながら票が入っていることに、かえって驚いた方もいるかもしれませんね。
『スケートボード・ローラースケート』どちらにもキッズサイズがあるので、習い事としてはもちろん、購入して個人的に遊んでいる場合もあるのではないでしょうか。
14位:バドミントン(1.8%)
14位は『バドミントン』。ラケットを使ってシャトルを打ち合う『バドミントン』は、一見『羽根突き』のようなのどかな競技のように思えますが、意外にも、全身の筋力や瞬発力・持久力が問われます。室内で行うこともできるため、天候に左右されない点も子どもにとっては魅力です。
15位:卓球(0.5%)
15位は、同じく室内競技の『卓球』でした。『卓球』もまた、思いのほかハードなスポーツですよね。児童館などに設置されている場合もあるので、そういった公共施設で楽しんでいる子も少なくないはず!
テニス、チアダンス…その他としても、さまざまな競技が!
「その他」としても、『テニス』や『自転車』『トランポリン』といった定番&人気のさまざまなスポーツの名前が挙がりました。中には、『けん玉』や『竹馬』など、懐かしい遊びをしている子も!
小学校低学年のうちは、とにかく楽しむことから始めるのがおすすめ
今回は、「小学校低学年が日頃行っている運動」のアンケート結果をランキング形式でお伝えしてきました。
どのスポーツも本気で取り組めば、身体能力の向上だけでなく、いずれ達成感が得られるものばかりでしたね。しかしながら、はじめからスパルタではすぐに疲弊してしまうかも。小学校低学年のうちはとにかく楽しむことからはじめるのがおすすめです。ママやパパが一緒になって取り組めるものなら、家族交流の機会として親子ともども楽しめるので一石二鳥ではないでしょうか。
アンケートを実施したのは・・・
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
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文・構成/羽吹理美