大調査!【保活】成功の鍵は入園後の生活の先回り。保育園入園&仕事復帰後の苦労と、おすすめアイテムを先輩ママパパに聞きました!

無事に保活を終えて希望する園に入園することができたけど、職場復帰してみたら仕事と家庭の両立は思っていた以上にハードだった……というパパママの声は多数。
そんなことが待ち受けているなら保活の時から知っておきたかったと思う、先輩ママパパの入園後の苦労や心構えとは? そして小さいお子さんを育てるママパパにとって、頼れる家事・育児アイテムとは? リサーチ結果をご報告します!

HugKumでは、保活経験のある3歳以下のお子さんを育児中のママパパにアンケートをしました。(回答総数:243/アンケート期間:2024年9月10日~9月23日まで)

そこで保育園選びや保活中に驚いたこと、大変だったことをお聞きしました。(前回記事はこちら

本記事は、苦労の甲斐あり保育園に入ることができたけれど、保育園入園と職場復帰という一大イベントが重なり、その両立は思っていた以上に大変だったと多くのママパパが答えていました。

保育園入園後の大変だったエピソード、先輩ママパパが皆さんにオススメしたい家事・育児のお助けアイテムや役に立ったグッズをご紹介します。

「保活」時から知っておきたい、入園後の生活での大変なことやその後への不安

お子さんが保育園に入園するまでの保活だけでなく、職場へ復帰した入園後の生活を不安に思う方も多いのではないでしょうか。

具体的なお悩みを聞いてみると、「自分の体力的なキャパオーバー」「お迎えに間に合うのか」「急な呼び出しで仕事に支障が出るのでは」「家事がこなせるか不安」といった、家事、育児、そして仕事の両立を心配する声が届きました。

ここでは、お子さんの保育園入園後のリアルな声として、みなさんが実際に大変だと感じていることや解決策を聞いてみました。

職場復帰後の体験談。大変だったことと解決策、今もなお大変なことは

職場復帰後に大変だったことと、その解決策は?

職場復帰後に大変だったことを聞いてみると、もっとも多かったのが「子どもの病気(104票)」、次いで「送り迎え(69票)」「分担(68票)」「慣らし保育(64票)」がほぼ同率で票を集める結果に。

どれも保育園生活の中では避けにくいことばかりですね。中には、「子どもの規則正しい生活(51票)」や「時短勤務(20票)」が大変だったという声もありました。

解決するための工夫は?

解決するために行なっている工夫を聞いてみると、「子どもの病気」に関しては、保育所・医療機関等で行われている「病児保育」を使っているといった声が目立ちました。利用できる条件は施設や自治体ごとに異なるので、あらかじめ調べておくと便利です。

また、「送り迎え」や「分担」については、「自転車アシストを導入した」「便利アイテムや家電を導入した」「夫婦でスケジュール共有アプリを使い始めた」といった声が散見されます。中には「祖父母からの協力を仰ぐ」といったものもあるように、頼れるものはアイテムに限らず、周囲の人やサービスでもぜひとも頼りたいところ。

ほか、項目に関わらず、全体的に「ご飯は週末に作り置きしておく」「規則正しい生活を心がける」「とにかく保育士さんを信用する」といった回答も複数見受けられました。

保育園に通わせる中、今もなお大変なこと

保育園に通わせ続けてしばらく経過してからも、なお大変だと思うことを聞いてみると、「雨の日など、荒天時の送迎」のような天気によるものや、「週末の持ち帰り用品の多さ」「準備物を急に言われるので困る」といった持ち物の準備と持ち帰りに関するもの、「昼寝があるので夜の寝つきが悪い」など保育園での生活を要因とした睡眠リズムのことなど、さまざまなお悩みが寄せられました。

みなさんからの具体的な回答を以下に引用するので、こちらも参考にしてみては。

【みなさんからの具体的な回答】

・雨の日の登園。単純にしんどい。 [ 女性 ]

・週末の持ち帰り用品の多さ [ 女性 ]

・体調不良時の呼び出し [ 女性 ]

・昼寝が必ずあるので、夜寝ない [ 女性 ]

・準備物が色々あるのとわかるのが遅い [ 女性 ]

・毎朝同じ時間に出発すること。帰宅後のルーティン(手洗い、おやつ、翌日準備、お風呂、ごはん)をこなすこと。 [ 女性 ]

・世間は共働きといってるが世間の習い事は幼稚園に合わせて15時開始のものが多く通わせたくても通わせてあげることができない現状がある。 [ 女性 ]

今後の子育てで不安に思うことは?

さらに、今後の子育てで不安に思うことを訊ねると、お金のことや仕事との両立、通わせる小学校やその後の中学受験のことのほか、昨今の物価高や社会の動きの中での育児に不安を募らせる声が寄せられました。中には、「児童手当の支給が少ない」といった切実な声もあります。

保活が終わったその後も、考えなければならないことは山ほどあることを感じさせられますね。こちらも、みなさんからの具体的な回答を以下に引用します。

【みなさんからの具体的なコメント】

・働き方。お金がどのくらいかかるか。 [ 女性 ]

・今年上の子が年中で、来年は年長と下の子が1歳児クラス入園予定だが卒園して小学校行った時に働き方をどうしていけばよいか不安です。 [ 女性 ]

・私立に通わせたらいいか公立の学校に通わせるべきか悩んでいます。子供が将来的に性格の良い恵まれた子供に成長するかどうか心配です。 [ 女性 ]

・中学校受験など自分には経験のないことに子が挑戦したいと言った時に対応できるかどうか。 [ 女性 ]

・お金。物価高で経費が増え続ける中、子供たちが自由に選べる将来を提供できるか不安。
お金を用意するための我慢も必要なため、親のストレスにもつながっている。 [ 女性 ]

・お金の不安。児童手当が支給されることは大変ありがたいが微々たるもので日々の生活を送るには全く足りません。最低でも高校になるまで学費や必要経費を無償化するなどしてもらわなければ生活がとても苦しいです。 [ 女性 ]

「保活」時から知っておきたい、入園後に便利だったアイテム・サービス

みなさんの体験談から、子どもが保育園に通い出したその後も大変なことは山積みであることがわかりましたが、一方で、その解決策として「便利アイテムやサービスを使った」方が少なくないこともわかりました。

そこで、具体的に保育園入園後の生活の中で役立っているアイテムやサービスについてもアンケートで聞いてみました。

入園後に買ったアイテムは?送迎用のチャイルドシート付自転車を買う人多数

まず聞いてみたのは、子どもの保育園入園後に買ったものについて。

「特に何も買っていない(71票)」がもっとも多かったものの、送迎に便利かつ、環境によっては欠かせない「チャイルドシート付自転車(34票)」が次いで多くの票を集める結果に。
「食洗機(21票)」「衣類乾燥機(17票)」「電気圧力鍋などのほったらかし調理器(16票)」「お掃除ロボット(15票)」など、家事を手伝ってくれるアイテムにも票が集まりました。

その中でもっとも便利だったものは?チャイルドシート付自転車と食洗機が人気

その中でもっとも便利だったものを聞いてみると、当然ながら「特に何も買っていないのでわからない(53票)」ものの、「チャイルドシート付自転車(26票)」が次に多く、「食洗機(16票)」「衣類乾燥機(12票)」「お掃除ロボット(9票)」「自家用車(4票)」が続きました。

理由としては、「チャイルドシート付自転車(26票)」や「自家用車(4票)」については、やはり「毎日の送迎が楽になった」というものや「自転車でスイスイ登園できる」といったものが目立ちました。

また、「食洗機」のような家電が便利だった理由としては「時短になる」「手間が減った」「電気代より時間の節約の方が大切だと感じました」といったものがありました。

送迎や家事が負担になりがちな子どもの保育園生活。少しでも楽になるためには、これらの導入はぜひ検討したいところです。

入園後に使い始めたサービスは?「食材配送サービス」を使う家庭が多数

便利なものはアイテムに関わらず、サービスもチェックしておきたいところ。お子さんの入園後に利用し始めたサービスについても聞いてみました。

アンケートの結果では、もっとも多かったのが「co-op、オイシックスなどの食材配送サービス(47票)」で、「ファミリーサポートなどの行政サービス(13票)」「キッズラインなどのベビーシッターサービス(4票)」「その他(3票)」「Yietoなどの家事分担アプリ(3票)」が続きます。

食材配送サービスや行政サービス、ベビーシッターサービスは、仕事と家事、そして育児を両立していく上で、きっと役立ってくれるはず。お住まいの地域ではどのようなサービスが使えるか、保活の時点であらかじめチェックしておくのが理想的です。

「保活」の際は、入園するまで&入園後の育児や仕事・生活全般についても計画を立てておきましょう

今回はみなさんの保活事情についてのアンケート結果をご紹介してきました。保活時には、保育園に入園するまでのことだけでなく、入園後の育児や仕事、生活全般に関してもあらかじめ考えておきたいことがたくさんあることが伝わってきましたね。

多くのご家庭が、時には便利なアイテムやサービスを導入しながら子どもの保育園生活を乗り切っているようです。みなさんからの回答を参考に、保活の仕方、そして入園後の生活を入念に計画立ててみてくださいね。

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文・構成/羽吹理美

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