いろんなお料理につかえる、ひき肉。お値段も手頃なので、食卓に上る機会も多いのでは。
でも、とても足がはやく、傷みやすいですよね。ひき肉は、冷凍しておくととても便利です。そのままでも、下味付けても、そぼろでも。今回は、上手なひき肉の冷凍法をご紹介します。
ひき肉の冷凍保存のポイント
ひき肉を冷凍するときのポイントや注意点を紹介します。
買ってきたひき肉をすぐに使わないときは冷凍を!
ひき肉は表面積が大きいことから傷みやすいお肉です。買ってきてすぐに使わないときは、冷凍すると良いでしょう。
その際は、買ってきた発泡スチロールトレイのまま冷凍庫に入れるのはNG! 使いやすい分量に小分けするなどして冷凍しましょう。理由は、大きなかたまりのまま冷凍すると、解凍に時間がかかり、調理も大変になるから。
しかも、トレイのままだと空気に触れている部分が多いので、せっかく冷凍しても、冷凍焼けをおこしたり、霜がついたり、酸化しやすかったりと残念な結果になってしまいます。
ひき肉の冷凍保存のやり方
ここからは、ひき肉の冷凍保存のやり方を説明していきます。
買ってきたひき肉をそのまま冷凍する方法
まずひき肉は、1回に使う分ずつ(約100グラムを目安に)小分けにして冷凍するのが良いでしょう。
ラップにぴっちり包んで、冷凍できる保存袋などに入れます。重ならないように並べ、できるだけ空気を抜いて封を。
素早く凍らせるために、金属トレイなどに乗せて冷凍庫に入れるのも、大切なポイントです。
ひき肉をそぼろにしてから冷凍する方法
あらかじめ、そぼろなど軽く調理してから冷凍する方法もあります。ひき肉は水分が多く傷みやすいので、生の状態で冷凍保存するより、倍くらい冷凍保存期間が延びますし、コロッケの具やお弁当などにも使えるので、常備しておくのも手。
熱したフライパン(テフロン加工のもの)に、ひき肉を入れ、しょうがやニンニクなど香味野菜と一緒に炒めます。このとき、炒め油は使いません。ひき肉から出てくる油を利用して炒めましょう。
肉にしっかり火が通ったら、醤油や塩などお好みの味付けを。そして油が透き通り、水分がなくなるまで炒めます。
できあがったそぼろは、完全に冷ましてから密封できる保存袋へ。その際、1回に使う分ずつにラップに小分けしても。保存袋に入れたら、できるだけ空気を抜いてから封をします。
金属トレイなどに乗せて、急速冷凍しましょう。
冷凍ひき肉が大活躍する裏ワザ
生のひき肉に下味を付けてから、冷凍しておく裏ワザもご紹介します。すぐに調理に使えて重宝するはずですよ。
ひき肉に下味をつけてから冷凍する方法
作り方はとても簡単!
密封できる冷凍用保存袋に、ひき肉と調味料(※)を入れてもみ込むように混ぜてから、平らにして空気を抜き封をして冷凍庫へ入れるだけ。
※下味の調味料……焼き肉のタレ以外にも、みそや鶏ガラスープもおすすめ。また、オイスターソースとトウバンジャンなどを加えて中華味にすれば、マーボー豆腐を作るときに便利です。和風の味付けにしておけば、煮物やあんかけなどにもなります。ケチャップなどで味付けしておけば、ご飯と炒めてオムライスがあっという間にできますよ。
このとき、菜箸などでくぼみを付けておくと、使うとき、必要な分だけパキッと折って使うことができます。
冷凍するときは、こちらも金属製のトレイなどに乗せて急速冷凍しましょう。
解凍の際は、半解凍の状態にしてから調理に使ってください。
ひき肉をパラパラに冷凍する方法
生のひき肉を、パラパラにして冷凍したら、欲しいときに欲しい分だけ使えて便利ですよね。ここでは、そんな保存方法をご紹介します。
金属製のバットに、オーブンペーパー(ラップでも可)を敷きます。そこに、買ってきたひき肉を移し、菜箸やフォークなどでやさしくほぐして薄く広げます。ふんわりとラップをかけて、冷凍庫へ。
1時間くらいすると凍るので、ジッパー付きの保存袋などに崩しながら移します。そして、空気をできるだけ抜いて再び冷凍庫へ。
使う分だけその都度出して使います。一旦解凍したものは、再び凍らせるのはNG。使う分だけ、さっと取り出しましょう。
ひき肉を美味しく解凍する方法
冷凍した生のひき肉をお料理に使うときは、解凍の仕方にもコツがあります。
冷凍のまま使うのはNG
かたまりのままフライパンなどに入れてしまうと、中の方がなかなか溶けず、調理にも時間がかかってしまいます。
半解凍の状態で調理すること
冷凍庫から取り出したひき肉は、電子レンジの解凍モード、もしくは200wで100グラムあたり1分を目安に加熱し、半解凍の状態にしてから調理します。もしくは、冷蔵庫に移して3時間ほど経ってから、使いましょう。
半解凍の状態で調理することによって、ドリップも出にくくなり、おいしく食べられます。
バラ凍結なら冷凍のまま炒めてOK
一方、パラパラの状態にして冷凍したものは、凍ったまますぐに調理に使えます。
味付けしてそぼろにしたものは、普通に解凍してそのまま食べることもできますし、凍ったまま加熱して、お料理につかうこともできます。
ひき肉の冷凍保存の期間
冷凍したひき肉の保存期間は、生のまま冷凍したひき肉なら2週間くらい。調理したそぼろのひき肉でしたら、冷凍庫で1カ月保存可能です。一旦解凍したものは、再び冷凍することは避けましょう。
文・写真(一部を除く)/斉藤和美(フードコーディネーター)
冷凍ひき肉を使ったレシピおすすめ
ひき肉はお料理のバリエーションが豊富です。作ったことがないレシピにもぜひ挑戦してみてください。
【1】イタリアン肉団子
和食イメージの肉団子をイタリアン風の味付けで脱マンネリ! 冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもおすすめです。
◆材料
(2~4人分)
【A】
にんにく(みじん切り) 1かけ
豚ひき肉(または合びき肉) 250g
パン粉 50g
卵 1~2個
イタリアンパセリ( みじん切り) 大さじ1
パルミジャーノ・レッジャーノチーズ、ペコリーノ・ロマーノチーズ(好みのチーズでもOK) 各30g
塩、黒こしょう、エキストラバージンオリーブオイル 各適量
◆作り方
【1】ボウルに【A】、みじん切りにしたチーズと塩・こしょうを入れて、手でよくこねる。涼しい場所で30分寝かせる。
【2】【1】を適量ずつ手に取って丸め、オリ ーブオイルで揚げる。仕上げに粉チーズ(分量外)をふってもよい。
教えてくれたのは
ベリッシモ・フランチェスコさん
イタリア料理研究家、料理コンサルタント。イタリア・ローマ出身。料理指導のほか、各メディアを通し、イタリアと日本の文化の架け橋的な役割を果たす。オリーブオイル・ソムリエ(AISO認定)としても活躍。
『めばえ』2016年12月号
【2】焼きカレードリア
かぼちゃの甘みを加えたカレーが新しい。チーズを載せて焼くだけでカレーがドリアになって、いつもと違う味わいに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
豚ひき肉 250g
玉ねぎ 1/4個
にんじん 1/3本
かぼちゃ 1/8個
サラダ油 大さじ1
【A】
小麦粉 大さじ1
カレー粉 小さじ2
水 150cc
【B】
トマトケチャップ 大さじ2
塩 少々
ピザ用チーズ 大さじ6
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】玉ねぎはみじん切り、にんじんは5mm角、かぼちゃは1cm角に切る。
【2】フライパンにサラダ油を熱して玉ねぎとにんじんを炒め、玉ねぎに色がついたら、ひき肉を加えて炒める。肉の色が変わ ったら【A】を加えて炒め、香りが立 ったらかぼちゃと水を加え、【B】で調味し、汁けがなくなるまで煮詰める。
【3】耐熱容器にご飯を敷き、【2】のカレーをかけて、チーズを散らす。温めておいたオーブント ースターで10分ほど焼く。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『めばえ』2014年4月号
【3】ガパオ麺
タイ料理の人気屋台飯のガパオ。ごはんを麺に替え、子供も食べやすくアレンジを加えます。オイスターソースの味付けは、臭みもなく食材ともよく合います。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
中華麺 3玉(300g)
豚ひき肉 300g
たけのこ 60g
赤パプリカ 1/2個
いんげん 4本
にんにく(みじん切り) 小さじ1
サラダ油 小さじ1
【A】
しょうゆ 大さじ1/2
オイスターソース 大さじ1/2
砂糖 小さじ1/2
塩・こしょう 各少々
うずらの卵 4個
◆作り方
【1】中華麺は表示時間どおりにゆで、冷水にとり、水けをきる。
【2】たけのことパプリカは1cm角に切り、いんげんは1cm幅に切る。
【3】フライパンにサラダ油とにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったらひき肉と【2】を入れて炒め、混ぜ合わせた【A】で調味する。
【4】フライパンをサッと拭き、うずらの卵を割り入れて目玉焼きを作る。
【5】器に【1】を盛り、【3】をかけ、【4】をのせる。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして幅広い分野で活躍中。女の子のママ。
『めばえ』2014年8月号
【4】チキンボール鍋
ほんのり中華味にするのがおいしさのコツ!子どもの好きななるととうずらの卵も入れて。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
【A】
鶏ひき肉 250g
粗塩 小さじ1/4
ごま油 小さじ1/2
白菜 1/5個
チンゲン菜 2株
うずらの卵(水煮) 10個
なると(小) 1本
【B】
水 800cc
中華スープの素 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
そうめん 2束
◆作り方
【1】白菜とチンゲン菜は5cm長さに切り、チンゲン菜1株分は葉先をみじん切りにする。なるとは輪切りにする。
【2】ボウルに【A】を合わせて粘りが出るまで混ぜ、【1】のみじん切りにしたチンゲン菜を加えて混ぜ、小さい団子に丸める。
【3】鍋に白菜と残りのチンゲン菜を入れ、【B】を加えて中火にかけ、煮立ったら【2】、うずらの卵、なるとを入れて煮、しょうゆで味を調える。
◆ポイント
チキンボールにごま油を加えると香りがよくなって、ふんわりと仕上がります。
子供用の主食は、そうめんが◎。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
旬の食材の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理が人気。食育にも力を注いでいる。一女の母。
『めばえ』2016年2月号
【5】ポリ袋を使ってぺたんこギョーザ
具材を入れて揉むだけ! ポリ袋を使えば手も汚れず、時短になります。ひだなしギョーザにするのも手早く作るポイント!
◆材料
(24個分)
豚ひき肉 200g
長ネギ(みじん切り) 1/2本分
【A】
酒 大さじ1
しょう油 小さじ2
ごま油 小さじ2
塩・こしょう 各少々
ギョーザの皮 24枚
サラダ油 大さじ2
【B】
マヨネーズ 大さじ1
しょう油 小さじ1
好みで酢、しょう油、ラー油 適宜
◆作り方
【1】大きめのポリ袋にひき肉と長ネギ、【A】を加えてよく混ぜ合わせる。
【2】【1】のポリ袋の角を2cmほど切り、ギョーザの皮の中央に中身を直接絞り出す。皮の縁半分に水を少量つけて折りたたみ、縁を合わせてぺたんこにする。残りも同様に包む。
【3】フライパンに油の半量を中火で熱し、半量のギョーザを並べ入れる。3分ほど焼いたら、水1/4カップを入れてすぐフタをして、弱火で2~3分蒸し焼きにする。
【4】フタを取って、強めの中火にして水分を飛ばし、火をさらに強め、パリッとするまで焼く。残り半量も同様に焼く。
【5】器に盛り、【B】を混ぜたマヨじょう油をつけていただく。大人は好みで、酢、しょう油、ラー油につけていただく。
◆ポイント
道具で時短!いつもの調理道具を身近なモノにスイッチして、スピード調理!
材料を混ぜる手間を簡略化!
【ポリ袋】
混ぜたい材料をすべてポリ袋に入れて、あとは両手でもむだけ。端っこをカットすれば、そのまま絞り袋にも変身。
ヘラいらずで、手も汚さない!
教えてくれたのは
武蔵裕子さん
むさしゆうこ/料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が真似しやすい時短レシピを数多く提案している。
『めばえ』2017年4月号
【6】豚のシンプルソーセージ
手作りならではの素朴な味と食感がおいしい一品。子どもでも安心して食べられる、余計なものを加えないシンプルな味つけです。大人は粒マスタードでピリリと!
◆材料
(4人分)
【A】
豚ひき肉 400g(合挽きでも可)
ウスターソース 大さじ1
しょう油 小さじ2
パン粉 50g
塩 小さじ1/4
溶き卵 1/2個分
こしょう 少々
ナツメグ粉 少々(ナシでも可)
小麦粉 適量
オリーブオイル、ケチャップ 各大さじ1
◆作り方
【1】【A】をボウルに入れて手でよくこねる。
【2】【1】の1本分ずつ(40g程度)を手のひらで細長く丸め、小麦粉をまぶす。
【3】フライパンにオリーブオイルをひき、【2】を並べて中火で加熱。全面に焼き色がついたら水を50ml(分量外)入れてふたをして、強火で蒸し焼きする。
【4】水分がなくなり火が通ったら、ケチャップを入れ混ぜて火を止める(一度にフライパンに入らない場合は2回に分けて焼く)。
※大人は好みで粒マスタードをつけても。
◆ポイント
よくこねた材料をウインナー状に丸めるだけ。
教えてくれたのは
minokamo 長尾明子さん
料理家・写真家。出身地の岐阜県美濃加茂市から名前を取った「minokamo」は、料理提案・提供時の活動名。季節や土地の食材、素材を活かしたおいしい料理、写真家としてのセンスが光るおしゃれな料理が人気で、出張料理やメディアの撮影など幅広く活躍。
『めばえ』2018年4月号
【7】担担麺風そうめん
味噌やごま油の味付けで、野菜をたっぷりのせたそうめんはしっかりとした食べ応え。辛味がなくても大人も満足な一品です。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
そうめん 6束
豚ひき肉 300g
玉ねぎ 1/4個
にんじん 1/2本
ごま油 大さじ1と1/2
【A】
みそ 大さじ1と1/2
砂糖 大さじ1と1/2
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 大さじ1と1/2
きゅうり 1本
黄パプリカ 1/2個
めんつゆ 適量
◆作り方
【1】玉ねぎとにんじんはみじん切りにし、ごま油を熱したフライパンで、豚ひき肉とともに炒める。【A】を合わせ、加えて炒める。
【2】きゅうりはせん切り、黄パプリカは細切りにする。
【3】そうめんをゆでて水で洗い、器に盛る。【1】と【2】をのせ、めんつゆをかける。
教えてくれたのは
祐成二葉さん
祐成陽子クッキングアートセミナーのメイン講師。男の子のママで、子育ての日常をつづったブログも人気。
『ベビーブック』2011年8月号
【8】パプリカの肉詰め
肉詰めはピーマンだけにあらず。赤や黄色、オレンジなど色とりどりのパプリカを使った肉詰めレシピ。甘みのあるパプリカは子供にも食べやすく、ビタミンCをいっぱい摂ることができますね!
◆材料
(3~4人分)
豚ひき肉 200g
玉ねぎ 1/2個
赤・黄パプリカ 各小1個
【A】
卵 1個
パン粉 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩 小さじ2/3
こしょう 少々
サラダ油 大さじ1
薄力粉 適量
トマトケチャップ、マヨネーズ 各大さじ2
◆作り方
【1】ボウルに豚ひき肉を入れる。みじん切りにした玉ねぎを加え、【A】を入れて粘りが出るまで混ぜる。
【2】パプリカは節ごと(4~5等分)に切って種を取り、内側に薄力粉をまんべんなく振る。【1】の肉を等分に分けて空気を抜きながら少し大きめに丸め、パプリカを覆うように詰めて、薄力粉を全体に薄く振る。
【3】フライパンを熱してサラダ油をひき、【2】のパプリカの肉側を下にして、弱めの中火でじっくりと焼く。2分ほどして焼き色がついたらフタをして5分焼く。フタを取り、裏返して皮目に焼き色がつくまで3~4分ほど焼く。
【4】皿に盛り付けて、トマトケチャップとマヨネーズを混ぜて作ったタレをかける。
教えてくれたのは
瀬戸口しおりさん
料理家。学生時代、東京・吉祥寺にあった『諸国空想料理店KuuKuu』のスタッフとして働き始め、その後、料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。昔ながらの家庭料理や人気のエスニック料理をよりおいしく、おしゃれにレベルアップさせる独自のセンスに定評がある。
『めばえ』2017年9月号
【9】ヘラでさっくりハンバーグ
“練らない”からジューシー! 玉ねぎを炒めず生のまま使うので時短にも。王道ハンバーグ!
◆材料
(小6個分・大人2人分+子ども2人分)
合いびき肉 300g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
溶き卵 1/2個分
【A】
パン粉 大さじ3
牛乳 大さじ2
塩 小さじ1/3
こしょう 適量
サラダ油 小さじ1
【B】
トマトケチャップ 大さじ1
ウスターソース 大さじ1
ミニトマト 6個
◆作り方
【1】ボウルに卵、【A】を入れて混ぜ、パン粉をふやかす。ひき肉を加えてヘラでつぶさないように均一に混ぜ、さらに生の玉ねぎを加えて混ぜる。6等分し、厚さ2cmくらいの小判形にまとめる。
【2】フライパンにサラダ油を広げ、【1】を並べる。フタをして中火にかけ、温度が上がってパチパチ音がし始めたら弱めの中火にし、3分焼く。
【3】フタを取って上下を返し、フタをせずに3分焼く。
【4】焼き色が足りなければ火を少し強め、両面を好みの焼き色に焼く。器に盛り、混ぜ合わせた【B】をかけ、半分に切ったミニトマトを添える。
◆ポイント
■混ぜて
ひき肉の粒をつぶさないようにさっくりと混ぜ、全体が均一に混ざれば終了!粘りが出るまで中途半端に練ってしまうと、肉が硬くなるので気をつけて。
■混ぜ終わり
■まとめるだけ
ヘラで6 等分したら、手でまとめてフライパンへ。
教えてくれたのは
上田淳子さん
料理研究家。双子の男の子を育てながら、家族のご飯を作り続けてきた大先輩。余計な手間をかけなくても、シンプルでおいしいお母さんの味を教えてくれる。近著に『冷たいフライパンに食材を入れてから火にかけるコールドスタート』(自由国民社)。
『ベビーブック』2018年6月号
【10】鶏そぼろ
ご飯にかけたり、おにぎりの具にしたり。サラダに振りかけるのもちょっとしたアクセントになります。常備菜としておすすめの一品。
◆材料
鶏ひき肉 600g
しょうがのすりおろし 1/2かけ分
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ3
砂糖 大さじ3
◆作り方
【1】鍋にすべての材料を入れて混ぜ合わせる。
【2】鍋を中火にかけて、かき混ぜながら肉に火が通るまで炒る。
◆ポイント
保存するときに、薄く平らにするのがポイント。折って使えるように薄くし、 バットにのせて平らに冷凍する。冷蔵で1週間、冷凍で2~3か月が保存期間の目安。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネー ター、飾り巻き寿司インスト ラクター1級。男の子のママ。育児経験を生 かした簡単で栄養バランスの とれた料理やかわいいレシピ が人気。
『ベビーブック』2016年3月号
構成/HugKum編集部