搾乳機はどう選べばよいの? おすすめ搾乳機から使い方のコツまで

出産準備品の一つとして、搾乳機の購入を検討している人は多いのではないでしょうか。たくさんの種類の中から自分にぴったりの物を選ぶためにも、そもそもの搾乳機の役割や選び方の基準をチェックしていきましょう。おすすめの商品も紹介します。

搾乳機ってどういうもの?

搾乳機は、全てのママが必要になるアイテムではありません。それぞれの家庭の状況によって、その必要度は大きく変わります。

あらかじめ用意しておくべきなのかどうかを正しく判断するためにも、搾乳機が持つそもそもの機能やメリットを確認していきましょう。

搾乳をサポートしてくれるもの

『搾乳機』は、減圧による吸引力を利用することで母乳を吸い出し、手への負担を軽減しながらスムーズ&快適な搾乳を実現するためのアイテムです。

搾乳が必要になる主なシチュエーションとしては、以下のようなものがあげられるでしょう。

  • 赤ちゃん・ママのどちらかが入院しているとき
  • ママの薬の服用などで一定時間母乳を廃棄する必要があるとき
  • 赤ちゃんの哺乳力が弱いとき
  • 乳首が傷付いて痛みがあるとき
  • ママの職場復帰
  • 母乳の分泌過多・分泌不足

このように、搾乳機が必要になるシチュエーションは多岐に渡ります。搾乳機は、必ず必要になるとは限らないものの、誰もが必要になる可能性のあるアイテムといえるでしょう。

ママにも赤ちゃんにも便利

搾乳した母乳は、専用のボトルや保存バッグを使うことで、一定期間冷蔵・冷凍での保存が可能です。

定期的に搾乳を行い、母乳を常にストックしておくことで、ママの急病や突然の外出などにも慌てずに対応できるでしょう。

日常のルーティンとして搾乳を行う場合でも、搾乳機を使った搾乳であれば、手への負担も小さく短時間で済ますことができます。

ストレスのない、スムーズな搾乳をかなえてくれる搾乳機は、ママ本人にとってはもちろんのこと、母乳を必要とする赤ちゃんにとっても便利なアイテムといえるでしょう。

選ぶときは何を基準にすればよい?

実際に搾乳機を選ぶにあたっては、どのような点に注目するのがよいのでしょうか?  選び方の基準となるポイントを確認していきましょう。

手動・電動の種類で選ぶ

搾乳機を検討するのなら、まず決めなければならないのが『手動・電動のどちらを選ぶか』です。以下、それぞれの主な違いを紹介していきましょう。

  • 【手動】:搾乳の強さやペースを自由にコントロールできる。コンパクトで使用時の音も小さいため、使う場所を選ばない。反面、グリップやピストンを手で操作する必要があるため、電動タイプに比べると手への負担が大きい。リーズナブル
  • 【電動】:自動で母乳を吸引してくれるため、手に負担がかからない。両胸を一気に搾乳できるタイプを選べば、搾乳にかかる時間も大きく短縮できる。反面、手動タイプに比べると大型で使用時の音も大きくなりやすく、高価な物が多い

ママのライフスタイルによって向いているタイプが変わるため、購入してから後悔することのないようにじっくりと考えて選びましょう。

部品が少ないなどお手入れのしやすさ

身体的に未熟でデリケートな赤ちゃんの口に入る母乳を扱う搾乳機は、基本的に1度使うごとに分解し、隅々まで丁寧に洗浄する必要があります。

赤ちゃんのお世話や家事などで忙しいママにとって、こうした手間は大きなストレスになるものです。場合によっては、お手入れの手間が原因で搾乳を諦めてしまうことすら起こり得るでしょう。

そうした事態を防ぐためにも、搾乳機を選ぶ際は、できるだけ部品数の少ないシンプルな構造の物を中心にチェックするのがおすすめです。

なお、搾乳機の中には、電子レンジや食洗器での洗浄が可能なタイプの物も多く販売されています。快適に使い続けられる物を選ぶためにも、ぜひチェックしてみるとよいでしょう。

搾乳できる容量もチェック

搾乳機を使用する理由にもよりますが、『どれくらいの量を搾乳できるのか』も搾乳機選びの大切なポイントです。

大半の搾乳機では、母乳を貯める容器として哺乳瓶のボトルが付属しています。このボトルの容量は120~160mlが一般的ですが、一部では100mlに満たない物も販売されています。

容量が少なすぎたり、反対に多すぎたりといった物を選んで失敗してしまうことのないように、あらかじめ自分に必要な容量をしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

おすすめ人気の搾乳機3選

では、実際におすすめの搾乳機にはどのような物があるのでしょうか。特に人気のアイテムを三つ紹介していきましょう。

ピジョン さく乳器 母乳アシスト 手動

人間工学に基づいたハンドルデザインを導入することで、手動タイプでありながら手への負担を軽減することに成功したママに優しい商品です。

握りやすい位置にハンドルを調節したり、握り方を変えたりすることで、まるでオーダーメイドのような快適な使い心地を実現できるでしょう。

ピジョン さく乳器 母乳アシスト 電動

コンパクト&シンプル構造が人気の電動搾乳機です。

簡単なダイヤル操作によって吸引の強さを6段階に調節できるため、特別なテクニックは必要とせずに身体の状態や必要量に合わせた便利な使い方ができるでしょう。

部品数が少なく、組み立て方法も簡単なので、何かと忙しいママでもストレスなく使用できるアイテムです。

メデラ ハーモニー手動さく乳器セット


『メデラ』は、その高い技術力と信頼性で世界的に知られるスイス発祥の母乳育児用品メーカーです。

赤ちゃんが母乳を吸うリズムを再現した『2フェーズ搾乳技術』によって、より自然に近い形での搾乳を実現しています。

電動に比べ安価であるのに加え、人間工学に基づいたシンプルな構造により、不慣れな人でも比較的簡単に使用できるのが特徴です。直接授乳がメインのママが、いざというときのために用意しておく搾乳機としてぴったりのアイテムといえるでしょう。

搾乳機を上手に使うコツ

手や乳房に過剰な負担をかけず、スムーズに搾乳を行うためには、覚えておきたいいくつかのコツがあります。特に重要なポイントを二つチェックしていきましょう。

量が少なくても焦らない

授乳を始めて間もないママは、その多くが一度は「自分の母乳の分泌量が少ないのでは…」という不安を抱いてしまうものです。

しかし、必要以上の不安や焦りは逆効果でしかありません。母乳の分泌に重要な役割を果たす『オキシトシン』というホルモンは、ママがリラックスしていたり、幸せや愛情を感じたりしているときにより多く分泌されるものだからです。

安定して母乳が分泌されるようになる時期には個人差があるため、たとえ分泌量が少なかったとしても焦る必要はありません。ゆったりとしたポジティブな気持ちで定期的な搾乳を続けていきましょう。

射乳反射を利用する

『オキシトシン』が分泌されると、ママの身体では『射乳反射』という反射が起こります。

この射乳反射には、乳房内で母乳を貯めている無数の小さな袋を圧縮する作用があるため、わずかな吸引圧でも簡単に搾乳できるようになります。搾乳をする際は、ぜひこの『射乳反射』を利用するとよいでしょう。

なお、オキシトシンを効率的に分泌するための効果的な方法には、以下のようなものがあげられます。よりスムーズな搾乳をするためにもチェックしておきましょう。

  • 母乳を飲む際の赤ちゃんが行う『呼び出し吸啜(きゅうてつ・きゅうせつ)』のような、細かく早い乳首への刺激
  • 赤ちゃんとのスキンシップ
  • 赤ちゃんの匂いを嗅ぐ
  • 赤ちゃんの写真を見る
  • 乳房を温める
  • 好きな音楽を聞くなど、ママがリラックスできる環境を整える

上手に使ってママの負担を減らしていこう

母乳育児をする人にとって、スムーズな搾乳をサポートしてくれる『搾乳機』は、いつ必要になるか分からない重要なアイテムです。

特に、ママの職場復帰が決まっているなど、早い段階で母子分離がある場合には、必要不可欠な育児用品といっても過言ではないでしょう。

また、搾乳機は母乳分泌を促す目的で使用することも可能なため、母乳の分泌量に不安のある新米ママにとってもうれしいアイテムです。

手動タイプ・電動タイプなど、商品ごとの違いをじっくりと吟味して、自分に合った理想の搾乳機を選びましょう。

 

構成・文/HugKum編集部

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