これひとつでハロウィン気分が盛り上がる!
ハロウィンの季節がやってきました! 仮装をしたり、お店に時期限定のお菓子やオーナメントが並んだりと、10月30日までのおよそ1カ月間、街中がにぎやかになりますよね。
「毎年恒例のハロウィン。せっかくなら自分の家でも何かやってみたいな」と考えている人は、けっこう多いのではないでしょうか? かぼちゃの料理を食べたり、ちょっとしたハロウィングッズを買ったりするのも楽しいですが、家族の手作りアイテムがあると、さらに気持ちが高まるもの。
そこで今回は、風船と半紙(またはティッシュ)でかんたんにできる、キッテオッテのおばけカボチャ「光るジャック・オー・ランタン」をご紹介。これひとつで、お家はたちまちハロウィンムードですよ!
光るジャック・オー・ランタンの作り方
用意するもの
・木工用ボンド
・半紙(またはティッシュ)
・風船
・プリンなどの空き容器(ボンドと水を混ぜる容器)
・水
・筆と絵の具・ポスカなど
・カッター、はさみ
・LEDライト(100均に売っているものでOK)
作り方
キッテオッテのサイトから「光るジャック・オー・ランタンをつくろう!」の台紙をダウンロードできます。お家のプリンターやコンビニのネットプリントなどで出力してください。
1)空き容器に、水100ccとボンド大さじ1を混ぜてボンド水をつくります。
2)半紙(またはティッシュ)を3センチ角ぐらいに切ります。手でちぎってもOK!
3)風船を直径15cmぐらいにふくらませ、ボンド水を塗りながら、風船の色が透けないぐらいに紙を重ねて貼っていきます。全体に貼れたら1〜2日乾かします。
4)はさみで風船に穴を開けてしぼませ、風船を取り出します。
5)紙に好きな色を塗りましょう!(アクリル絵の具がおすすめ)
6)ダウンロードしたシートから好きな顔の形を切り取ってランタンに貼り、形に沿ってカッターで穴を開けます。
7)シートのヘタ部分を切り取り、端から丸めて風船を引き抜いた穴にさします。最後に口からLEDライトを入れれば完成!
8)ティッシュや紙をボンド水でくっつけながら“手”を作れば、オバケにも!
ハロウィンのはじまりって?
ハロウィンはもともと、ヨーロッパのケルト民族が、野菜や果物などがたくさん収穫できたことを感謝するお祭りとしてはじまったと言われており、その歴史は2000年以上前にさかのぼります。
当時、ハロウィンの夜に、死んだ人の魂が家族に会いにくると考えられており(日本のお盆みたいですね!)、このときわるい霊が一緒にやってきて人間たちにいたずらをしないよう、悪魔やおばけの格好でこわがらせて追いはらったのだそうです。やがてこのお祭りがアメリカに伝わり、世界に広がっていく中で、現代のような子どもたちが楽しめるイベントになりました。
どうしてカボチャでランタンを作るの?
ジャック・オー・ランタンがこわい顔をしているのも、わるい霊を追い払うため。いまでは日本でもすっかり有名になった、この「カボチャのランタン」ですが、もともと使われていたのは「カブ」でした。しかしヨーロッパからアメリカに伝わったとき、アメリカでたくさん収穫できるカボチャが使われるようになった結果、いまの形に定着したようです。
ジャック・オー・ランタンの「ジャック」ってなに?
「そういえば…」と考えはじめると、気になることがいろいろ出てきますね。おばけカボチャ「ジャック・オー・ランタン」の「ジャック」は、ある男性の名前。悪魔を罠にかけるほどのずる賢いジャックは、死後、その悪知恵がたたって、天国にも地獄にも行けなくなってしまいました。そしていまも、カブで作ったランタンを片手に、あの世をさまよっている…。そんな伝説上のお話がモチーフになっているそうです。
ちなみに「ジャック」は一般的な“男性”を意味するという説も。昔は男の子に“ジャック”という名前をつけることが多かったようです。日本でいう「太郎さん」でしょうか。
こんな風に、「ハロウィン」についてちょっと考えてみるだけで、意外なほどたくさんの“なんで?”や“そうだったのか!”が見つかりました。みなさんも、毎年盛り上がるさまざまなイベントの、ふとした疑問を親子で一緒に調べてみると、思いもよらなかった発見で、イベントがもっと楽しくなるかもしれません。
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