【名づけ】優しく雅やかな「歌」を使った名前を徹底解説! 漢字の意味や由来は?

日常生活でもよく使われる「歌」は、ちょっと珍しいですが名前にも使える漢字です。今回は「歌」の意味や由来、「歌」を使ったおすすめの名前を男女別に紹介します。

「歌声」「国歌」など日常でよく使う「歌」。名前に使う漢字としてはやや珍しい「歌」ですが、男女ともにさまざまなバリエーションがあり、それぞれ良い意味やイメージが込められます。珍しい漢字は奇抜にならないか心配になる人もいるかもしれませんが、組み合わせる漢字によっては幅広い世代に好かれる古風な名前に。

今回は「歌」の成り立ちや意味、込められるイメージに加え、「歌」を含めた名前について徹底解説。名前候補に「歌」という字が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「歌」の成り立ちと由来

まずは、「歌」の成り立ちと由来について見ていきましょう。

「歌」の成り立ちと由来

「可」を二つ重ね、その隣に「欠」を並べたのが「歌」。「欠」は口を開いて歌う人、「可」の「口」は神への願いを入れた器、それを囲む二遍は木の枝を表しています。「うた」「カ」などの読みを持つ漢字です。

成り立ちからわかるように、「歌」はもともと神に祈りを捧げる神事をあらわしていました。儀式の祝詞が歌のようであったのも、現在の意味に通じる点です。

「歌」の意味

もっともよく知られる意味が節と拍子をつけて歌う言葉「歌」ですね。古来より、神事や収穫や結婚を祝う行事、葬式までさまざまな場面で人は歌を歌ってきました。

また、「歌」には短歌や俳句、詩などの意味もあります。

「歌」は名前ではどんなイメージ?

ここまで紹介した内容をふまえて、「歌」が名前ではどんな意味やイメージが込められるのか見ていきましょう。

芸術の才能に恵まれた人

一番よく知られている「歌」の漢字の意味から、芸術の才能が抜きんでている人、音楽の才能を持っている人といったイメージが込められます。

芸事に優れているということは、人を楽しませたり感動させたりする能力を持っているということ。自分の才能を生かして人に貢献できるようになってほしいと願うママパパに「歌」はおすすめです。

優しい心を持つ人

「歌」には人の心を癒し、慰める力もあります。このことから「歌」には人を和ませられる、優しい心を持つ人になってほしいという願いも込められますね。

豊かな感性で独自の世界を築く人

名前の音にも着目してみましょう。一番大切なのは頭の音です。たとえば「歌(うた)」と名付けた場合には「う」がその人物を左右することになります。

「う」から始まる名前は、口をすぼめて内側に力をかけて発音するので、自分の世界観を豊かに創造できる人物に。豊かな感性で独自の世界を築けるような、クリエイティブな才能を願うママパパにも「歌」はおすすめです。

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「歌」を使った2文字の名前(女の子)

それでは、「歌」を使った2文字の名前を見ていきましょう。

藍歌(あいか)

美しく深い青色を指す「藍」。名前でも心身の美しさや神秘性をイメージして用いられます。

神秘的な魅力を持つ人、優しい心を持つ人になってほしいという願いを込めて。

秋歌(あきか)

美しく木々が色づく「秋」は、名前では環境の変化に応じて姿かたちを変えるしなやかさを願って用いられます。また、秋生まれのお子さんにもぴったりです。

深みのある心身の美しさを持ち、人の心に響く存在になってほしいという願いを込めて。

文歌(あやか)

「文学」「文字」などでおなじみの「文」。文字や文章は、人の心や自然の美しさ、感動的な物語など、さまざまな事柄を人に伝えるための大切な手段です。

詩、俳句を意味する「歌」と重ねて、文才に恵まれた人、知性あふれる聡明な人に育つことを願って。

杏歌(きょうか)

美しい花と美味な実をつける「杏」もまた、女の子の名前では人気の漢字です。花のような可憐さや豊かな実りを願って用いられます。

心身ともに美しい人になりますように、実りある人生になりますようにという願いを込めて。

清歌(きよか)

澄んでいて汚れのないさまをあらわす「清」。心の美しさを願って、男女問わず名前によく用いられます。

優しく清らかな心を持つ人、澄んだ言葉を話せる人になりますようにと願って。

菜歌(なのか)

フレッシュなイメージの「菜」もまた、女の子の名前で人気の漢字です。

みずみずしい感性をいつまでも持ち続けられますように、爽やかで優しい人になりますようにという願いを込めて。

凜歌(りか、りんか)

きりっと背筋の伸びた凛々しさを感じさせるのが「凜」です。

「歌」と合わせれば、凛とした美しさと伸びやかな歌のような穏やかさを兼ね備えたイメージになります。

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「歌」を使った3文字の名前(女の子)

「歌」を使った3文字の名前についても見ていきましょう。

明日歌(あすか)

「明日」は単に次の日という意味もありますが、未来を指す言葉でもあります。

「明日歌」という名前には、未来への希望を持ち続け、人にも希望を与えられる人物という意味が込められます。

一千歌(いちか)

「唯一」「一番」などでおなじみの「一」、具体的な数だけでなくたくさんの量をあらわす「千」。

「歌」と組み合わせて、あふれんばかりの芸術の才能に恵まれますように、優しく豊かな心を持ちますようにという願いを込めましょう。

小夜歌(さやか)

かわいらしく慎ましやかなイメージを持つ「小」。「夜」は神秘的なイメージを持つ漢字でもあります。

ミステリアスな魅力とかわいらしさを兼ね備えた人に。

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「歌」を使った2文字の名前(男の子)

次に、「歌」を使った男の名前も紹介します。

悠歌(ゆうた)

広い心、穏やかさなどの意味を持つ「悠」は男女問わず名付けでも好んで用いられる漢字です。

心優しく人を癒せる力を持つ人に。

優歌(ゆうた)

「優」もまた、男女問わず名付けで人気の漢字です。

優しく広い心を持つ人、人に好かれる人物になってほしいという願いを込めて。

奏歌(そうた)

「演奏」「奏でる」といった言葉でもおなじみの「奏」。

同じく音楽と関連する「歌」と合わせれば、音楽の才能に恵まれた人、人の心に響く歌が歌える人物のイメージに。

風歌(ふうた)

軽やかで自由なイメージを持つ「風」。

風のように自由でしなやかな人物に。爽やかに人生を渡っていけますようにという願いを込めて。

歩歌(ふうた)

「歩」という漢字は、名前では地道に歩を進める、着実に努力を積み重ねるといった意味でも用いられます。

コツコツと地道ながら、その道のりを楽しめる人生になりますように、という願いを込めて。

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名付けのポイント・注意点

最後に、赤ちゃんの名前を考える際におさえておきたいポイントや注意点について解説します。

名前の響き

名前は書くだけでなく、声に出して実際に呼び合うことも多いので、字面や意味だけでなく響きも大切です。名字とつなげたときの音に違和感がないかどうか、一度チェックしてみましょう。

漢字は良い意味でも、フルネームの響きがネガティブな物事を連想させるようなら、ほかの読み方や漢字を検討したほうが良いかもしれません。

名前の意味

名前では、選ぶ漢字によって意味やイメージが大きく変わります。

名付けの際には、漢字の意味や由来、一般的なイメージなどをふまえて、ママパパの願いにふさわしい漢字を選びましょう。

姓名判断

日本では古くから、姓と名の字画からその人の性格や運命を占う姓名判断がさかんに行われてきました。

姓名判断の結果を一番優先させる必要はありませんが、いくつかの名前で迷っているときなどは判断材料の一つにしても良いでしょう。Webサイトでできる手軽なものから、お寺や神社に依頼して占ってもらう本格的なものまであるので、自分に合った方法を探してみてくださいね。

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「歌」を名付け候補に入れよう!

「歌」を使った名前には、さまざまな漢字の組み合わせがあります。大切なのは、その名前の意味やイメージが子どもへの願いに見合ったものであるかどうか。今回紹介した内容をもとに、「歌」をぜひ名付け候補に入れてみてくださいね。

※ HugKum の記事から「名づけ」に関する記事をピックアップしました。参考にしてみてください。記事はこちら

文・構成/HugKum編集部
参考:赤ちゃん命名ガイド

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