「AkeruE（アケルエ）」はイマドキ自由研究のヒントがいっぱい！自由研究マスターの『小8』編集長がポイントを解説

AkeruEで見つける、最新の自由研究テーマ。注目のSTEAM教育が体験できる！

パナソニック　クリエイティブミュージアム　AkeruE（アケルエ）は、東京都江東区有明に位置する「パナソニックセンター東京」内に、2021年4月3日（土）にオープンした施設。子どもたちに理数の魅力を届けるため、約14年間運営した「RiSuPia（リスーピア）」がリニューアルし、誕生しました。
AkeruEは、世界中で注目される「STEAM教育」をテーマに、子どもたちの知的好奇心と創造力を育む場として、展示やモノ・コトづくりの体験をたくさん提供してくれています。

AkeruE（アケルエ）は自由研究のヒントがいっぱい！

毎年自由研究記事をたくさん発信している小学館の『小学8年生』。今回は、自由研究マスターの『小学8年生』齋藤 慎編集長がAkeruEで見つけたおすすめスポットをご紹介。

ぷっちぐみモデルの小学生と一緒にAkeruEを体験！

『小学8年生』齋藤編集長と『ぷっちぐみ』モデルの小学3年生安藤美聖ちゃんが一緒に施設を体験！大人と子どもそれぞれの視点で気になったポイントを紹介していきます。

編集長おすすめスポット（１）「Aquaponics　アクアポニックス」

2階入口からすぐの場所にある、GAIA（ガイア）のエリア。小さな地球の形をした木のオブジェAquaponics（アクアポニックス）の中に入って座りながらじっくり観察することができます。

魚が入った水槽には常に水が供給されあふれだしています。そのあふれた水が水の経路を流れ、そこには植物が並んでいます。こちらの展示では、魚と植物を同じシステムで育てる循環型栽培「アクアポニックス」を行っていて、魚の排泄物など有機物を含む水を微生物が分解。それらが栄養・養分になり、野菜や植物の生育に活用しています。

都会ではなかなか目にすることができない自然の循環をわかりやすく表現した展示を見て、地球の呼吸を感じることができます。齋藤編集長は子どものころ、展示と同じ原理で水耕栽培をしていたそうです！

編集長おすすめスポット（２）「色温度」

続いて齋藤編集長が気になったのは、色が変えられるLED照明によってものの見え方が変わるということがその場で体感できる装置。テーブルの上には果物が入った籠が置いてあり、上に設置されたライトを自分で操作することができます。

赤みが強く見えますね。

こちらだと青白くなります。

例えば、私たちの生活の中でも白熱電球、蛍光灯、自然光など、光の感じが変わるとものの見え方が変わりますよね。お店のディスプレイなどでも活用されているので、光を気にしながら商品を見ても面白そうですね。

編集長おすすめポイント（３）「突き出す、流れる」

磁力によって棘の形状を変化させる磁性流体（※磁石に反応する液体）と音で「磁石」のはたらきを感じる展示。ダイナミックな磁性流体の変化が、展示前の大きなスクリーンに映し出されます。

磁性流体の形を目に見えるようにすることで、重力と磁力という見えない力について感じ取るきっかけとなります。
音に反応しながら、さまざまな形に変化する不思議な物体は見る人の心を惹きつけます。じっと観察して自分が好きな形を見つけてみては、いかがでしょうか。

編集長に聞く、AkeruEを120％活かせる自由研究まとめのポイント

『ぷっちぐみ』モデルの安藤美聖（みさと）ちゃんがAkeruEを体験！

自由研究のテーマを求めて、『ぷっちぐみ』モデルの安藤美聖ちゃんがAkeruEを体験。美聖ちゃんが体験したものを３つ紹介します！

入場時に受付で「ひらめき手帖」がもらえます。フロアマップや各フロアの楽しみ方のステップについて書いてあり、展示についてスケッチやメモが書き込めるようになっています。ワクワクしますね！

重力に逆らって浮遊する「floatio」（フローティオ）

floatioでは、ニュートンの逸話において「万有引力の法則」の象徴である、りんごを重力に逆らってふわふわと移動させていきます。斎藤編集長の話を聞きながら風が出ている装置の上に小さくて軽いりんごをのせて、上手く浮かばせることに夢中になっている美聖ちゃん。

浮いているりんごの数によって装置の動き方が変化してボールがダンスしているかのように動きます。作品を通して、ドローンのようにモノが浮遊している未来の生活や、人とモノとの関わり方がどう変わっていくのかを想像してみましょう！作品で用いている浮遊現象は、ドライヤーや扇風機などの風が出るものと風船のような軽い球体があれば再現できます。

テーマに合わせて自分のひらめき作品を制作「COSMOS（コスモス）」

季節ごとのテーマをもとに、自分が考えたこと（ひらめき）を形に表現して遊べる場所。広いスペースには、制作、撮影、展示する場所があります。

いろいろな廃材の中から自由に選んで使うことができます。布やボタン、風船、空き箱、使われなくなった部品など素材を選ぶだけでわくわくしますよ！

7〜9月のテーマは、「平和な世界に住む宇宙人をつくってみよう」です。制作スペースに設置されている、テープやのりなどの工作の道具を使って作業を進めていく美聖ちゃん。風船を使ってどんな宇宙人を作っているのでしょうか。

作品が完成したら撮影！タッチパネルを自分で操作して、作品を撮ります。撮った画像は、会場内で表示されます。

作品は、COSMOSの中心にあるワールドに展示できます。持ち帰りも可能なので、そのまま自由研究として提出してもいいですね！ワークショップというと、インプット式の体験が多いですが、こちらでは展示してみんなに発表するアウトプットの作業も含まれます。ステージで自分だけのオリジナル作品を多くの人に見せたり、みんなが作った作品を見るのも良い刺激になります。

TECHNITO(テクニート)でティンカリング体験

2階にあるTECHNITOは子どもから大人まで使える工房で、レーザーカッターや3D プリンターといったデジタルファブリケーション機器や、電動木工工具、ハンダやはさみなど様々な道具が揃っていて、自分で機材を扱い自由にものづくりができる場所です。会員制の3ヶ月間のプログラムのほかに、工作体験ができます。(予約制)

今回、美聖ちゃんはパズル作りに挑戦！用意されたキットを組み立てていきます。
工房では、わからないことがあればスタッフの人がサポートしてくれます。答えを全て教えてもらうのではなく、自主性をメインに自分で考えて自由に工作を楽しめるようになっているのも魅力的！

作品ができたら真空成形器で梱包します。目の前で作業を見ているのも楽しい！普段私たちが購入している商品の梱包の仕組みがわかります。

自分で作った世界に一つだけのオリジナル作品の完成！美聖ちゃんがつけたタイトルは『虹色に囲まれる青い星』。とてもかわいくてオシャレな作品ができました。TECHNITOでは、普段使えないような本格的な道具を使うことで子どもたちの知的好奇心を刺激し、「この機械を使えば、こんなことができるかもしれない！」という想像力も育みます。
体験では、パズルと迷路のどちらかを作成することができます。ティンカリングの詳細情報は、AkeruEのホームページでご確認ください。

CHAOS（カオス）で体験したことを手帖にまとめよう

2階の入口横にあるCHAOSのスペースは、大人も子どもも自由に使える場所です。親子、友達、兄妹、初めて会う人…いろいろな人と意見を交換したり交流することができるようにテーブルや椅子が設置されています。ペンや書籍が設置されていて自由に使うことができるのも嬉しい！机やテーブルには、学校で使わなくなった跳び箱や廃棄された太陽光パネルが使用されています。

不思議な体験や経験をきっかけに科学への理解を深めることができる！みなさんも、楽しみながらSDGsやSTEAM教育をテーマとした探究学習をAkeruEで体験してみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見に出会えるはずです。

いますぐAkeruEのHPをチェック♪自由研究にいかせる8月のイベントを紹介します！

AkeruEにはヒントがいっぱい！今年の夏休みは、イベント盛りだくさん♪ぜひチェックしてみてください。
「AkeruEワンダーサマー2021」8月の講座はこちら。

【要予約】「SENSORS FOR THE INVISIBLE WORLD 〜 見えない世界のためのセンサーに触れよう 〜 」

【予約不要・オンライン参加♪】磁石に命を吹き込んでみよう

【予約不要・オンライン参加♪】おうちでサイエンスショーをやってみよう

【予約不要・オンライン参加♪】3種のパズルワークショップ

【予約不要・オンライン参加♪】片栗粉でスライムをつくってあそぼう

【毎日開催】『TECHNITOでティンカリングをしてみよう！』

美聖ちゃんも体験したティンカリングはAkeruEにて夏休み期間毎日開催。詳しくはホームページで！

申し込みはこちらをチェック♪