学校では学べない!発想力や創造力を鍛える「スコップスクール」って!?

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未来を生き抜く子どもたちに大切なのはどんなチカラ?

30年ぶりの大学入試改革で教育が変わることが必然の時代。近い将来、今の職業の8割がなくなるという予測もあります。それに対して、子どもたちはどう備えればよいのでしょうか。

そんななか、スコップ・スクールは、教えるだけではなく、子ども自らが〝掘り起こす〟力をつけられる教育をめざして発足。広告づくりや商品開発、ゲーム開発など、さまざまな第一線で活躍しているクリエーターやスペシャリストたちが教育プログラムを展開しているスクールです

学校や塾では経験できないことが学べて、子どもの可能性を引き出す場所、スコップ・スクール。名前の「スコップ」の通り、子どもの興味や感性、表現力を掘って、磨いて、育てる独自のプログラムに迫ってみました。

子どもの好奇心をどこまでも叶えるスクールとは?

スコップ・スクールの授業はすべて5回完結で、毎回の授業にグループでの話し合い、集中しての作業、みんなの前でプレゼンなど、子どもの力を育てる要素が盛り込まれています。

株式会社ロッテとのコラボで実現した親子で商品開発」では、お菓子「コアラのマーチ」を題材にして、親子で商品開発のノウハウを学んでいきます。

このほか、チームワークでゲームを一から作り上げるゲームデザイン入門」、ロボット設計を学び、実際にロボットを完成させる「Myロボット入門」、論理的に考える力や表現力を養う「動く絵本プログラミング」がありますが、今回は「親子で商品開発」と「ゲームデザイン入門」、2つの授業に注目してみました!

親子でお菓子の「商品開発」!

親子で商品開発」は、親子一緒に参加できるプログラム。親は子どもに、子どもは親に向けて、お互いに「食べてもらいたいお菓子」を企画して作る全5回の体験です。白衣姿のロッテの研究員から直々にレクチャーが受けられ、講師役を務めるのは日々企画を行っている広告のプロ。プロの発想術や企画術、思考法を直々に学ぶことができる、とても〝贅沢な〟授業なのです。

1回目 相手の「好き」を知る!

お菓子の開発には、食べてもらうターゲットのことをまず知ることが大事。親子でお互いに「何味が好き?」「お菓子を食べたくなるときは?」などと聞き、企画コンセプトを考えました。

親子でも、意外と知らないことは多いものです。身近なお菓子などを会話のきっかけに、楽しくインタビューしていく中で、相手の話に耳を傾ける「傾聴力」が養われました。

2回目 味を作りだす大実験!

前回のインタビューをもとに、相手に食べてもらいたい味を作ってみました。

18種類ものフレーバーが教室に用意され、ホワイトチョコにフレーバーを少しずつ加えながら、いろいろな味を試作。「ママは甘すぎるのが苦手だから・・・ほろにがカラメルプリン味はどうかな?」という子もいました。

たくさんのフレーバーを組み合わせて味を生み出す作業は、試行錯誤そのもの。思い通りにいかなかった場合も、「何がおかしい?」「どこを変えればいい?」と振り返ることで、失敗してもチャレンジする「試行錯誤力」が養えるのです。

3回目 お菓子でワクワクをつくる!

お菓子のイメージを形にするために、ユニークな商品名とパッケージデザインの実例を学び、それぞれが考えてみました。

考えたアイデアや世界観が相手(ターゲット)の好みかどうか? 相手の気持ちや世の中が求めていることに目を向けることが企画の原点です。実際に手を動かして形にすることで、「クリエイティブな力」が育ちます。

親子で自由にテーマを決めて行う「お菓子の家づくり」にもチャレンジ! 好きなお菓子を組み合わせた創作に親子の会話がはずみました。

4回目 パッケージデザインを考える!

前回考えた商品名と味の名前を参考に、パッケージを実際にデザイン。親も子どもも白い空箱に白い空き箱に絵を描いたりペタペタと飾りを貼って、思い思いのパッケージを仕上げました。

アイデアを形にして商品づくりをするコツや難しさについて学びつつ、次回のプレゼンに向けて、商品名と味の名前に合うキャッチコピーも考案。 

講師からは「自分が伝えたいことを文字で書いた資料を作ると、より考えがまとまり、相手に伝えやすくなります。それもプレゼン力のうちです」とアドバイスがありました。

5回目 自分で考えた商品を発表!

2回目の授業で一人ひとりが考えた味のチョコを、ロッテ研究員が特別に作成してきてくれました。それを手作業でビスケットに注入して、世界に1つだけの「コアラのマーチ」が完成!

最後は、大きなスクリーンのある舞台で、自分の作った商品を人に伝える本格的なプレゼンテーション体験をしました。

リラックスしている人も、緊張が伝わってくる人もいましたが、講師からのやさしい声がけが印象的でした。「伝えたいことを相手に届けるプレゼンテーションには、コミュニケーション力や発信力を磨くことが必要。でも、いちばん大事なのは伝える力です。話し下手でも大丈夫! うまく話そうと気負わないで、自分の思いを届けてみましょう」

お菓子から、親子の会話と学びを生むきっかけに

今回の授業で、商品開発のノウハウを提供してくださった、株式会社ロッテ マーケティング部 ブランド戦略担当 焼き菓子企画課 江幡辰也さんにお話を聞きました。

「子どもの非認知能力を高めるきっかけに、『お菓子の商品開発』のノウハウで貢献したいと考えました。商品開発とは、食べてもらう相手を想って、何かを作り上げること。その想いを形にする過程で味を想像し、キャッチコピーやデザインを考えたり、日常では味わえない体験を通じて親子で学んでいただければと思いました。

また、小学校での英語教育の必修化やスマホの普及などを受けて、『えいごのコアラのマーチ』という商品を展開しています。これは、英単語がプリントされたビスケットを手に取り、スマホで専用アプリを起動して読み込むと意味や発音が再生される、体験型の学びのあるお菓子です。

これらのお菓子を通してお子さんとの楽しい会話や学びの機会を提供できたらと思います」

コアラのマーチについて、詳しくはこちら

授業に参加した保護者の声

プレゼン後、親御さんたちに受講のきっかけを聞いてみました。

「普段扱うことのできないお菓子のフレーバーを混ぜる作業からプレゼン体験まで、5回の授業で毎回違う体験ができたのが楽しかったです」(男の子のママ)

「普通の習い事とは違う、親が企画できないことが体験できました。毎回すごく充実していました」(女の子のママ)

「親子で一緒にできる習い事というのが決め手でした。息子は小3ですが下の子もいるし、日ごろは息子のことだけを考えて何かをする時間がありません。相手を思ってお菓子を作るという体験で、貴重な時間が過ごせたと思います」(男の子のママ)

親子ともに「また参加したい!」という声が圧倒的多数でした。

アナログゲームをゼロから作るユニークな授業も!

もうひとつの授業「ゲームデザイン入門」は、紙などをベースにしたアナログゲームをチームワークで作り上げるというプログラム。講師を務めるのは、数多くのゲーム制作や謎解きイベントなどを手掛け、人狼ゲームを広めているゲームデザイナーの眞形隆之さんです。

1回目から4回目までの授業で子どもたちが考えたゲームを、5回目の授業で披露。親子一緒に遊ぶ、最後の授業の様子をレポートします。

こんなゲーム見たことない! ユニークなゲームがズラリ!

テーブルごとに6種類のゲームが用意されました。コマを動かすボードゲームから、手や体を動かして遊ぶものまで、さまざまなゲームに教室中が盛り上がりました!

「ロンドン警視庁スコットランドヤード」は、地図の中に隠された爆弾のありかを探す対戦ゲーム。爆弾のありかを知っているゲームマスター役からヒントをもらいながら、それぞれのプレーヤーがさまざまな乗り物で移動しながら爆弾を探し出すという、ドキドキの推理ゲームです。

商品化できそうなゲームがいっぱい!

「サイコロゲーム」は手に入りやすいサイコロを使う、2人用対戦ゲーム。まず2つずつサイコロを振って、それを四隅に配置。次からは別のサイコロを振り、出た目の数だけサイコロを転がして遊びます。

紙でできたサーキットコースの上で磁石の「車」を走らせる「マグネットレース」。コースのそばには障害物となる別の磁石も配置。磁石の引き合う力によって、車がコースをはみ出してしまわないように、なるべく速くゴールするのが目標です。

「アニマル逃走中」はライオンとウサギに別れて対戦する、鬼ごっこと将棋を足したようなゲーム。盤上に置かれた障害物をライオンは避けなくてはならないけれど、ウサギは入手してその数だけライオンを動かすことができるというルールが特徴です。

ゲームデザインを通して、自信をつけてほしい!

講師を務めたゲームデザイナーの眞形隆之さんにお話を聞きました。

「ゲームで遊ぶことは多くても、自分たちでルールを考えてゲームを作り上げることはめったにないと思います。ゲームを作ることは、多くの子にとって初めての挑戦だったのはないでしょうか。そんな中で、子どもたちに自由に発想してもらうのが今回の目的でした。そのためのヒントを与えるのが僕の役割だったのです。

1回目の授業ではゲームの基本でもある『じゃんけん』を徹底的にアレンジして遊びました。2回目はいろいろなコミュニケーションゲームをやりました。3回目は磁石、お手玉、サイコロなどの素材を用意して、どうやって遊ぶかを考えました。そして、試行錯誤を重ねて4回目の授業でゲームのアイデアを出してもらいまし。5回の授業を通して、家にあるものでもゲームが作れるということ、その発想法について学べたのではないでしょうか。

アイデアのなかには、ルールが広大すぎて1時間では終わらないようなゲームもありました。そのあたりは短時間で楽しめるように、講師として少し手を加えたりしましたが、最後の授業で発表したものはすべて子どもたちが考えたゲームです。

ゲームにはいろいろな要素が詰まっています。数学の要素が含まれていたり、勉強とゲームは知らず知らず結びついたりしているものです。僕自身、ゲームを通して都道府県名や戦国武将の名前を覚えたりしました。勉強に遊びを取り入れることは大事だと思うんです。

遊びながら戦略を考えたり、ルールを変えたりして完成させることもありました。どんなことでも成功させ、やり抜くと、それは自信になります。初めて作ったゲームもきっとお子さんの自信となり、これからも勉強やそれ以外のことにもつながって、必ず役に立つことでしょう

スタッフが語る、これからの社会で子どもたちに必要なこと

子どもの興味と可能性を掘り起こすために発足したスコップ・スクール。その授業づくりに関わった、教育事業者、スタッフのそれぞれに、これからの社会で子どもたちに必要なことについて伺いました。

正解が1つではない時代に必要となる力を育むために

スコップ・スクール企画・運営統括 株式会社エデュソル代表取締役 岡本弘毅さん

 「答えがたくさんある問題に取り組むことで、失敗を怖がらないマインドを育てることができます。また、子どもにとって、経験に勝る学びはありません。さまざまな経験によって、思考力のベースが培われるのです。

だからこそ、図鑑や本を読み、外に出て実物を見てみるなど、五感をフル稼働する経験を積んでほしいと思います。その過程で子どもから疑問が湧いてきたら、大人は答えをすぐに示さずに「なんでだろうね?」と受け止め、考えさせることが重要です。

これからは、絶対的な正解がない中で、めまぐるしく変わる時代に適応していく力が必要になってきます。それを育むために、のびのびと『想像』し『創造」したり、粘り強くトライ&エラーができる環境を子ども達に提供していくことが、親の大切な役割ではないでしょうか」

日本の教育に、新しい選択肢をつくりたい

スコップ・スクール プロジェクトリーダー 平石洋介(株式会社 電通)さん

「次の社会を生き抜くのに必要な力は、感性や好奇心・探求力だと文科省の提言にあります。私たち広告会社はまさに、それらの力で「価値を生み出す」存在なので、社会的使命だと考え、スコップ・スクールを設立しました。

私たちは日々、課題を発見し、アイデアで解決し、世の中に発信しています。その企画力や発信力は、子どもたちにこそ役に立つと思います。『企画』とは『道を見つける』ことなので、今後の予測不能な世の中を突破する力になります。

『発信』とは、自分らしさを理解してもらい、他人を理解する力にもなります。多様化する社会で、自分で道を見つけ、他人と協調しながら自分らしさを発揮することが、『幸せに生きる』ことだと思うのです」

子ども時代にたくさんの「好き」を見つけてほしい

スコップ・スクール 戦略・メソッド開発者 塚越美紀(株式会社 電通)さん

「不確実な世の中でどう生きていくのか。自分の頭で考えて答えを見つけられることが、ますます重要になってくると思います。そのためにはまず、自分の『好き』を見つけること。子ども時代は、嫌いを作らず、何事にも興味を持って挑戦することで『好き』が見つかり、やがて社会で活かしていけるのではないでしょうか。

スコップでは様々な分野のプロフェッショナルからホンモノに触れる機会があり、チームで企画と発表をくり返すワークを行います。ここで磨かれた『創造力』が、きっとお子さんの未来に役立つはずです」

スコップ・スクール 〜好奇心を、どこまでも掘れる場所〜

社会で活躍するクリエーターやスペシャリストたちによる、さまざまなプログラムに取り組むことで、自分だけの感性、好奇心、探究心、飛躍力を育てていくスコップ・スクール。授業は今後不定期に開催予定です。これまでに開催された講座をウェブサイトで公開中なので、チェックしてみてください!

協力/スコップ・スクール

>スコップ・スクール公式HP

撮影/金田幸三 構成/村重真紀