なぞり書きとは
なぞり書きとは、あらかじめプリントされた文字や絵などを、上からなぞって書くことです。かつては子どもが文字を覚えるためのものといった印象がありましたが、最近では、大人向けの名言や名文をなぞり書きできる本も続々と登場しています。
なぞり書きは、子どもだけではなく、大人や高齢者にもおすすめです。
なぞり書きの目的やメリット
子どもにとって、なぞり書きはどのような目的、メリットがあるのでしょうか。見ていきましょう。
ひらがな・漢字を覚えられる
何度も繰り返しなぞり書きをすることで、ひらがなや漢字を覚えることができます。また、字がきれいになり、正しい書き順も覚えられるのがメリットです。
絵が上手になる
線や絵のなぞり書きをすると、形を捉える能力がアップします。手の動きや筆力(タッチ)の強弱のつけかたも学べるので、絵が上手になっていきます。
集中力と自己肯定感を高める
なぞり書きは、小さいお子さんにとってはなかなか難しいもののようです。しかし、なぞり書きに取り組む姿勢は、集中力をつけることにつながりますし、「できた!」という達成感が、自信につながり、自己肯定感を高めることができるでしょう。
大人や高齢者にもうれしいメリットが
文字や絵がある程度書ける大人が、なぞり書きをやってもたいしたメリットはないのでは?と思われるかもしれませんが、意外なメリットがあるのです。
例えば、文学作品をなぞり書きをすることで、内容がより深く理解できたり、美文字のトレーニングになったり、心を落ち着ける作用があるとされています。また、高齢者にとっては、認知症予防に影響があるともいわれています。
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無料で使えるなぞり書き練習のおすすめ
なぞり書きをやってみたい!というお子さんにおすすめの、無料で使えるプリントやアプリなどをご紹介します。
無料プリント
プリントのなぞり書きは、自宅のプリンターから出力して使えますので、裏紙に印刷するとエコですし、何枚でも気軽に練習できますね。
線をなぞり書きするものから、ひらがな、漢字、文章など、様々ななぞり書きのプリントが、無料でダウンロードできるサイトがありますので、ぜひ活用してみましょう。
ひらがな練習プリント|幼児教材・知育プリント|ちびむすドリル
【すきるまドリル】入学準備~小学1年生 「運筆」なぞり書き練習 無料学習プリント
幼児の数字のプリント【数字のなぞり書き】|学習プリント.com
無料アプリ「なぞっておぼえる! ひらがな カタカナ」
なぞり書きができるアプリなら、いつでも空いた時間にできるのがメリットです。
ひらがな・カタカナを楽しく練習できる、なぞり書きアプリは、お手本をなぞってひらがな・カタカナの形と書き順を正しく覚えることができます。最初は簡単な文字から始まり、練習の進み具合に応じて徐々に難しい文字が出題されるようになっているのが特徴的。文字を正しくなぞるとポイントが貯まり、新しいキャラクターをゲットできます。
ママパパの口コミ
無料アプリ「えいすうなぞり(あそんでまなぶ!シリーズ)」
あそんでまなぶ!シリーズの「えいすうなぞり」は、アルファベットと数字をなぞって書き順をおぼえるアプリです。点数の多い順にランキング表示されるので、友達どうし、親子対決で楽しむことができます。高得点を目指して頑張ってみましょう。
子ども用なぞり書き練習帳・セットのおすすめ
無料のプリントでなぞり書きに慣れたら、練習帳やなぞり書きセット、なぞり書き向けの用紙を購入して、より本格的ななぞり書きにチャレンジしてみるのもおすすめです。
練習帳「2〜4さいのなぞりおえかき大集合!新装版」
2〜4歳の幼児向けなぞりおえかきの本です。いろいろな線や形、たべもの、のりもの、どうぶつなどの絵をなぞれば、育脳に役立ちます。水性ペンで描いて、ティッシュで消せる練習ページもついています。
用紙「墨運堂 半紙 再美日本 なぞりがき水書き用紙 ひらがな編」
なぞり書きの用紙には、書道用のものがあります。筆を使ってなぞり書きをすることで、集中力を高めることができますよ。
「墨運堂 半紙 再美日本 なぞりがき水書き用紙 ひらがな編」は、水で書いて乾いたら消える、何度でも書ける用紙です。ひらがな48文字を白抜き文字で印刷されているから、水をつけた筆でなぞるだけでひらがなの練習ができます。水を使うから、洋服やテーブルが汚れる心配もありません。
セット「墨運堂 みずがきセット ひらがな編 水筆ペン付き」
ひらがなが印刷された用紙と、水を入れて使う水筆ペンがセットになっています。用紙は、水が乾くと消えるので、繰り返し何度でも使えます。
なぞり書きをはじめてみよう!
子どもから大人、高齢の方まで、誰でもすぐにはじめられる「なぞり書き」。鉛筆や筆でなぞるだけなので、難しいということはありません。お子さんが、ひらがなやカタカナ、英数字が上手に書けるようになることを目的とするほか、まずは、鉛筆やペン、筆を握って文字を書くことに慣れるためにも、楽しくスタートしてみるといいかもしれませんね。
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文・構成/HugKum編集部