子どもとゲームの上手な付き合い方!メリット・デメリット、家庭でのルール作りを大調査

悩んでいるママ・パパも多い、子どもとゲームの問題。いつあげる?どういうきっかけであげる?とタイミングにも迷いがち。今回は、ゲームで遊ぶことのメリット・デメリット、ゲームをする際のルール決めなど、ママ・パパ120人にアンケートを実施。参考になることばかりです。

子どもとゲーム、上手な付き合い方とは

子どもにゲームをあげるか悩んでいるママ・パパのポイントは、そもそもゲームってどうなの?という疑問なのでは。こんな小さい年齢からやっていいの?ゲームばっかりで頭が悪くならない?など、マイナスなイメージを持っている人も多いですよね。上手に付き合うにはどうするのが正解なのでしょうか。

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ゲームが子供に与える影響

ゲームが子どもに与える影響は、デメリットが大きくクローズアップされがちですが、本当にそうなんでしょうか?メリット・デメリットともにご紹介します。

よい影響

実はゲームならではのメリットもたくさんあります。ゲームを与えるのに懐疑的な人もきちんと知れば気持ちが変わるかも。

試行錯誤することにより考える力が身につく

ゲームは、クリアするためにはどうすればいいのか、目的を達成するためにはどんな条件が必要なのかなど、短時間で考えることの連続。楽しみながら、試行錯誤する時間を持つことで、いろいろな可能性について考える力が身につきます。

ひとつのことに集中する力がつく

あれこれ試行錯誤することは、ゲームに集中することにつながります。ゲームの世界に没頭するのは悪いことのように捉えられがちですが、ひとつのことに集中する力を養うことにもつながります。また、ゲーム時間を決めれば、その時間内に終わらせるために集中して取り組むというトレーニングにもなります。

想像力・創造力がUPする

マリオカートなどの対戦もののゲームでは、どうすれば自分が有利に進められるのか、このワザを使ったらどうなるのかなど、先のことを想像したりイメージする力がつきます。また、自分の世界を創り上げるマインクラフトのようなゲームでは、自分がどんなものを創りたいのか、どうすれば思い通りに創れるのか、など工夫をします。実生活では取り入れにくいことがゲームの世界ではできるので、創造力を育むことができます。

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悪い影響

メリットがある一方でやはり悪い影響もあります。知っておけばどんなところに注意すればいいのか考えるきっかけにもなります。

●長時間のめり込んでしまう

ゲームは、クリアすることでレベルがアップし、もっとやりたい!となったり、オンラインゲームで友達と遊んでいる場合には、自分だけやめにくいなんてことも起こりがち。そうすると、やめるタイミングを失い長時間のめり込んでしまうことに。勉強する時間がなくなったり、夜更かししてしまったりという問題が出てくることにもなります。しっかり自己管理できるようになるまでは、親が終わるきっかけ作りをすることが大切です。

●視力や姿勢が悪くなる

ゲーム画面をずっと見続けることは視力の低下につながります。また、手元でゲームをしている場合には、背中を丸めた状態になったりと姿勢への悪影響が。画面からは目を離すようにしたり、20〜30分遊んだら目を一度休めるなど注意が必要です。

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子供のゲームはいつから?

子どもにゲームを与えるのはいつにしようかと迷っているママ・パパは多いですよね。他のママ・パパがいつから、どんなきっかけでゲームを与えたのかリサーチしました。

Q.お子さんにゲームを与えたのはいつからですか?

0〜12歳の子を持つママ・パパに、「子どもに家庭用ゲーム機やスマホゲームをいつからやらせたか」と聞いたところ、多いのは、5歳、6歳という回答に。親が説明しなくても自分でゲームを進められる年齢と言えそうです。また、6歳〜8歳にあげたという回答が全体の1/4を占め、小学校に上がるとぐっと増える印象ですね。低年齢の子はスマホのアプリでゲームをしているという子が多いのでは。

Q.お子様にゲームを与えたきっかけをお聞かせください。

次に、どんなきっかけでゲームを与えたのかを具体的に聞いてみました。目的をもってあげている人が多いようです。

友達や家族など周囲の影響

一番多いきっかけは、友達やお兄ちゃん、お姉ちゃんなど上の子からの影響を挙げた人たち。友達のお家で遊ばせてもらうと自分も欲しくなってしまうというパターンは多く、うちだけないのもかわいそうと思いがちですよね。また、YouTubeなどでゲーム動画を見て欲しくなってしまうなんていう今どきな回答も。

「子どもの友達がみんな持ち始めて話に加われなくなるから」(40代・東京都・子ども2人)
「動画でやっている事を真似したがったから」(30代・岡山県・子ども3人)
「上の子の影響」(40代・埼玉県・子ども2人)
「旦那が教えてしまったから」(30代・東京都・子ども2人)

コロナ禍で家で過ごす時間が増えた

新型コロナ禍で家にいる時間が増え、ゲームを導入したという人も多いよう。本来買う予定ではなかったという人も少なくないはず。

「コロナによる家で過ごす時間が増えた」(40代・鹿児島県・子ども2人)
「自粛期間が続いて暇なため」(30代・岐阜県・子ども2人)

ひとりで遊んで欲しかった

ワンオペ気味な育児をしていたり、一緒に過ごすのが難しい時などは、短時間でも1人で遊べるゲームがあればと思うものですよね。また、ポータブルなゲームであれば外出先でも役立ちます。

「自分が入院することになってしまって、一人での留守番をさせる時間が増えたため、少しでも楽しめればと思って購入した」(30代・山口県・子ども1人)
「忙しい時間帯に少しだけ1人で遊んでいてほしかったから。 外出先だったのでおもちゃが手元になかった」(30代・鹿児島県・子ども2人)

家族で遊ぶ

子どもが大きくなってくると、一緒に公園遊びをするということも減ってくるもの。子どもも大人も楽しめるゲームが多いので、家族だんらんの時間にみんなで遊ぶという人も多いよう。

「携帯型ゲーム機ではなく、Wiiで家族みんなでマリオパーティなどやる感じですが、大人も末っ子も一緒に楽しめるのでやっています」(40代・東京都・子ども2人)
「自分がゲームをやっていたら一緒に遊びだしたから」(40代・北海道・子ども4人)

勉強や知育目的で

主にスマホゲームで多いのが知育ゲーム。遊びながら生活習慣を学べたり、思考力を鍛えるようなゲームは比較的小さな子に向いていますよね。

「漢字検定の問題を携帯ゲーム機でやらせるため」(40代・埼玉県・子ども3人)
「ハミガキのアプリがあってそれを歯磨きの時に使っています」(20代・岐阜県・子ども1人)

その他

そのほかには、勉強や習い事を頑張ったご褒美にする人多いよう。また、誕生日やクリスマスなどにプレゼントとしてもらうことも。親としてはまだ買い与えるつもりはなかったなんていう場合もあるかもしれないですね。

「漢検やピアノなど、色々がんばったご褒美に約束していたから。」(40代・東京都・子ども1人)
「祖父母が買い与えた」(30代・千葉県・子ども2人)
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家庭でのゲームのルール決めは?

ゲームをやらせる時に絶対に必要になのがルール決め。アンケートのゲームを与えたきっかけで、5歳以上が多かった理由の一つにはルールを守る力がついてきた年齢、とも言えるはず。だらだらとゲームをさせることのないように何かしらのルールを決めることが大切です。

Q.お子様のゲームにルールを決めていますか?

子どもがゲームで遊ぶ時のルールを決めているという人は約75%と、ほとんどの人が何かしらのルールを決めているよう。逆にスマホなど、ちょっとした空き時間だけゲームをさせる場合には、しっかりしたルール決めは必要ないのかもしれません。

Q.ゲームルールで決めた内容をお聞かせください。

ゲームをするにあたって、どんなルールを決めているのか具体的に聞いてみました。おうちごとに少しづつ違いがあるようなので、やりやすい方法を取り入れるのがオススメ。

ゲーム時間を決める

ルール決めとして多いのが、一回のゲーム時間の設定。アラームなどを鳴らせば子どもも分かりやすく、自分でルールを守るということが身につきやすそうですね。

「一人なら20分。3人で1時間」(30代・千葉県・子ども3人)
「1日1時間まで」(40代・千葉県・子ども2人)
「決めたゲーム時間を守ること。違反が続いたら、親の権限で禁止することも」(40代・富山県・子ども3人)

時間と曜日を決める

ゲームをやっていい日を決めたり、曜日によって時間を設定しているおうちも。1日休みの日は特別でちょっと長めにしている場合が多いようですね。

「平日は、1時間、休日は2時間まで」(30代・北海道・子ども2人)
「ゲーム時間 平日はやらない 土曜日は2時間 日曜日は3時間」(40代・岩手県・子ども2人)

やることを済ませてからやる

ゲームをしていいのは、宿題などのやるべきことを終わらせてからというルールも。楽しいことを先に取っておいた方が、やるべきこともスムーズに済ませられますよね。

「決められたことを済ませてから(食事・歯磨き等)行う」(40代・福岡県・子ども2人)
「宿題やピアノの練習などやるべき事が終わってから、30分~1時間が限度」(40代・兵庫県・子ども1人)

その他

他にも、おうち独自のルール決めも。ゲーム中に起こりがちなケンカも、ケンカをしたらやめると決めておくと、楽しくゲームをするための気遣いも生まれそうです。また、ゲームをやるならなるべく数人で楽しめるものを、と決めたり、課金する場合には金額を決めているという人も。どれもゲームをやる上では大事なポイントですよね。

「ケンカはしない。親にやめろと言われたらすぐやめる」(30代・千葉県・子ども2人)
「一人ではやらない」(40代・北海道・子ども4人)
「時間とスマホゲームの課金額をしっかり決めてます」(40代・北海道・子ども1人)

ゲームばかり…ルールを守らない子への対処法

時にママ・パパを悩ませるのが、ルールを決めたものの守れず、なかなかやめられないこと。時間を決めても守れない、やるべきことをやらないなど、ルールを守らせることが難しいことも多々あります。どのように対処すればいいのかまとめました。

子どもゲーム時間の目安は?

そもそも子どものゲーム時間の目安はどのくらいなの?と迷うママ・パパも多いはず。放っておけばゲームは何時間でもできてしまうもの。ゲームのルール決めで出てきた回答によると、平日は30分程度、友達と交代で遊んだりする場合には、合わせて1時間程度と決めている人が多いよう。小学生の平日は宿題があることを考えるとそのくらいしか時間が取れないはずですよね。また、視力の面からも、30分ゲームをしたら目を休めることが推奨されています。休日は目を休めながら1〜2時間と決めている人が多いようです。

ルールを一緒に決めると子どもも守りやすい

ルールを親が一方的に決めてしまうと、子どもにとっては納得感のないルールになってしまうことも。宿題の時間を考えるとここまでだよね?など、子どもと一緒に話し合って決めることで、ルールを守る力がつけられるはず。

ゲームばかりしてしまう子との話し方

ゲームをやめないことが続くとつい、やめなさい!と強く怒ってしまいがちに。命令口調になると、子どもは反発することが多くなります。ゲームによってケンカが増えたという話もよく聞きますよね。そうならないためには、「ゲームを終わる時間じゃない?」など、誘導するような話し方にするのがポイント。

また、ゲームばかりしていると、日常会話がゲームの話ばかりになってしまうことも少なくありません。ある程度は聞いてあげながらも、意識的に別の話題に誘導することがゲームにのめり込まないための秘訣。

ゲームと上手に付き合うことがメリットを引き出すコツ

ゲームのメリットを引き出すためには、基本的なルールを守るといった上手な付き合い方がポイントに。決められたことを守る力がついたり、ゲームで養った力をほかに活かしたりと、せっかくのゲームを有意義な時間にできるように意識的に心がけると、親子ともにハッピーに過ごせるはず。

 

文・構成/HugKum編集部

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