お彼岸とは?お盆との違いや、春と秋にある意味や由来、過ごし方まで解説!

「彼岸」は春と秋の年に2回ある仏教行事ですが、2021年のお彼岸はいつからいつまでかご存じでしょうか。当記事では、お彼岸の意味やお盆との違い、お彼岸に食べるぼたもちやおはぎの作り方を紹介します。また、お彼岸にすることや、墓参り・お供えものの意味とルールやマナー、お彼岸にしてはいけないことも解説していきます。

お彼岸とはなんですか?

お彼岸とはなんですか?
お彼岸とはなんですか?

お彼岸という言葉を一度は聞いたことがあると思います。そもそもお彼岸とは、どのような意味をもつ日なのでしょうか。お彼岸について紹介していきましょう。

お彼岸とは

まずは、お彼岸の意味と由来を解説します。

お彼岸の意味

お彼岸とは仏教行事に由来する言葉で、正式には「彼岸会(ひがんえ)」といい、私たちから見て向こう側の世界である「あの世」を表すとされています。お彼岸という言葉には、煩悩に打ち勝ち、悟りの境地に達するよう仏道修行を行う期間、という意味合いもあるようです。しかし、現在では、この期間に行われる法要やお墓参りを指していることが多いでしょう。

お彼岸の由来

仏教では、私たちが生きている世界は東側の「此岸(しがん)」、煩悩に打ち勝ち悟りに達した人がいる西側の世界を「彼岸(ひがん)」といいます。

春分の日は、「此岸」と「彼岸」がいちばん密接になる日。わたしたちが、悟りに達した先祖のいる「此岸」にもっとも近づく日を「お彼岸」と呼ぶようになったといわれます。

2021年のお彼岸は、いつからいつまで?

春分の日は、毎年同じ日ではありません。2021年のお彼岸はいつからいつまでなのでしょうか。

お彼岸には2つある

お彼岸は春と秋の年2回あります。それぞれ「春分の日」と「秋分の日」を中心に、前後3日ずつの7日間を指し、お彼岸の初日を「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」といいます。春分の日と秋分の日は国民の祝日にあたりますが、毎年2月に翌年の日程が決められています。

春のお彼岸は、3月17日から3月23日まで

2021年は春分の日が3月20日(土)なので、3月17日(水)から3月23日(火)までの7日間になります。

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秋のお彼岸は、9月20日から9月26日まで

2021年は秋分の日が9月23日(木・祝)なので、9月20日(月・祝)から9月26日(日)までの7日間になります。

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お彼岸に食べるのは、ぼたもち?おはぎ?

お彼岸にいただく代表的な食べ物に、「ぼたもち」と「おはぎ」があります。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

春のお彼岸は「ぼたもち」、秋のお彼岸は「おはぎ」

「ぼたもち」も「おはぎ」も、もち米やもち米とうるち米を炊いて半つきにし、あんこをまぶした食べ物です。

秋のお彼岸は小豆の収穫時期のため、旬の小豆をあんこに使った粒あんの「おはぎ」を食べます。また、春のお彼岸は冬を越して皮が固くなった小豆を使うため、こしあんの「ぼたもち」を食べる、という違いがあるようです。

お彼岸にぼたもちやおはぎを食べるのはなぜ?その理由は?

お彼岸にぼたもちやおはぎを食べる理由には諸説ありますが、赤い色には邪気を払う効果があると考えられていたため、赤い色をした小豆を食べたといわれています。

小豆を使ったぼたもちやおはぎをご先祖様にお供えし、感謝の気持ちを伝えます。その後、お供えしたぼたもちやおはぎを食べることで、ご先祖様や神様の力を自分の体に取り込むいう意味も込められているそうです。

ぼたもちやおはぎの作り方・レシピ

ぼたもちやおはぎの作り方・レシピ
ぼたもちやおはぎの作り方・レシピ

ぼたもちやおはぎはどのように作るのでしょうか、材料と作り方をご紹介します。

◆材料(10個分)

あんこ(粒あん)
・小豆 250g
・水 600ml(渋切り1回分)
・上白糖 250g
・塩 ひとつまみ

・もち米 1合
・水 200ml
・塩 少々
・粒あん 400g

◆作り方

あんこ(粒あん)の作り方

1.ザルなどに小豆を入れて洗います。
2.鍋に小豆と水600mlを入れて中火にかけます。沸騰したら差し水をしながら煮ます。
3.沸騰後1分ほど煮たら、ザルに入れてゆで汁を捨て水をかけます。
4.鍋に水気を切った小豆と水600mlを入れ中火にかけます。沸騰したら差し水をしながらを15分ほど煮続けます。
5.ザルに入れて水気を切ります。
6.小豆と水600mlを入れて蓋をして中火にかけ沸騰後、弱火にして柔らかくなるまで煮ます。
7.柔らかく煮えたらザルにあげ、キッチンペーパーで水気を切ります。
8.ゆでた小豆を鍋に戻し、上白糖250gを加え中強火にかけ、水分が飛ぶまでかき混ぜます。
9.水分が飛んだら塩をひとつまみ入れ、混ぜ合わせ火を止めて完成です。

ぼたもちやおはぎの作り方

1.もち米を洗い水に2時間浸けておきます。
2.2時間置いたもち米に、塩を少々入れ炊飯器で炊きます。
3.もち米が炊けたら、麺棒で半殺し(半分つぶれた状態)にします。手に水をつけ10等分に分け丸めます。
4.個数分に分けた粒あんを3に乗せ、形を整えて完成です。

お彼岸とお盆の違いは?

お彼岸とお盆にはお墓参りをするという共通点がありますが、何が違うのでしょうか。お盆の時期、お彼岸とお盆の違いについて解説したいと思います。

お盆の時期はいつ?

お盆とは、ご先祖様があの世からこの世に帰ってくる期間のことをいいます。多くの地域では、8月15日前後の8月13日~16日の期間に、ご先祖様をお迎えして供養をします。

お盆とお彼岸はどう違うの?

お盆はご先祖様が帰ってくる期間を指すのに対し、お彼岸はこちらの世界にいる私たちが彼岸のご先祖様に近づく期間であるという違いがあるようです。お盆のお墓参りはお出迎えのため、お彼岸のお墓参りには感謝を伝えるという意味があります。

お彼岸にすること

では、お彼岸には何をするのでしょうか。お彼岸でやるべきことの基本的な流れを紹介します。

墓参り

ご先祖様の供養として、まずはお墓参りに行きます。墓地に着いたら、ご先祖様に挨拶をし、お墓の掃除を行います。お墓がきれいになったら、打ち水をし、お供えを備え、焼香をします。焼香が終わったら、お供え物を下げて帰ります。

実家の仏壇へのお供え物

実家の仏壇も、お墓同様にきれいに掃除を行います。そして、新しい水や花、季節の果物、おはぎやぼたもち、ご先祖様の好きな物などをお供えします。

彼岸会に参加する

お寺ではお彼岸の間、「彼岸会」という読経やご法話が開かれます。お墓参りの帰りに彼岸会にも参加して、供養をお願いしたり、ご先祖様に思いをはせましょう。

お彼岸の墓参りの意味とルール・マナー

お彼岸のお墓参りには、どんな意味があるのでしょうか。気を付けるべきルールやマナーはあるのでしょうか。

意味

お彼岸のお墓参りは、「此岸」と「彼岸」が一番近づく日にご先祖様の供養に出向き、感謝の気持ちを伝えるという意味があります。

ルール・マナー

お彼岸のお墓参りには、日にちや時間の決まりはありません。お彼岸の期間中であればいつでもいいですが、中日である「春分の日」や「秋分の日」に行くのが一般的といわれています。
日にちや時間に決まりがないのと同じように、服装や持ち物にも決まりはありません。ただし、お花以外のお供えものは、持ち帰った方がよいでしょう。

お彼岸のお供え物の意味とルール・マナー

お彼岸のお供え物には、どんな意味があるのでしょうか。また、お供え物のルールとマナーについても紹介します。

いつ供えるのか

お墓や仏壇の掃除が終わったら、おはぎやぼたもちなどお供え物を備えます。お参りを済ませたら、お墓に残さず持ち帰るか、お墓の前で頂くようにしましょう。

実家の仏壇には故人の好きな食べ物を

お彼岸で実家の仏壇にお参りする場合は、お供えか御仏前のどちらかを用意していきましょう。

地方や家庭によって用意するものが違うこともあります。わからない場合は、まずはおはぎやぼたもちなどの一般的なお供えを用意し、次回からは地方や家庭の習慣に合わせるようにしましょう。

お菓子とのしの表書き

お彼岸のお供え物には、弔事用の水引である「結び切り」の掛け紙をかけるのがマナーになります。お菓子などお店で購入した際に、お彼岸のお供え物であると伝えつけてもらえましょう。表書きには御供または御供物と書き、贈り主の名前をフルネームで記載します。

お返しは半額程度のものを

お彼岸にお供え物や御仏前を頂いた場合は、お返しをする必要があります。金額感としては、頂いたものの半額程度の品物がよいでしょう。品物としては、迷惑にならない消耗品や日用品がよいといわれています。

手紙を贈る場合は一筆箋で

お彼岸に伺えないときは、お供え物を送ることもあると思います。その場合は、一筆箋を使用して、ひと言添えるようにしましょう。

お彼岸にしてはいけないこと

地域によっては、お彼岸の時期にお祝い事をしてはいけないといわれる場所もあります。また、お彼岸は仏事なので、神社をお参りに行くような神事も一緒にしてはいけないといわれることも。

また、お彼岸の時期にお見舞いへ行くことは、「相手が亡くなると思っている」という意味に捉えられてしまう可能性もあるので、控えたほうが無難でしょう。

お彼岸を正しく理解し、ご先祖様を供養しましょう

お彼岸の意味やお盆との違い、お彼岸のお供え物であるぼたもちやおはぎの作り方を紹介しました。さらに、お彼岸にすること、墓参りやお供えものの意味やルール・マナー、お彼岸にしてはいけないこともチェックしてみました。お彼岸にはお墓参りに行き、ご先祖様に感謝を伝えましょう。

 

文・構成/HugKum編集部

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