離乳食づくりにフレークが便利! 種類や使い方は?保存方法や賞味期限、おすすめ離乳食レシピも

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離乳食づくりは時間も手間もかかり、しかも毎日のことなので大変。離乳食をつくる余裕がないときは、フレークがおすすめです。

今回は、離乳食にフレークを使うメリット、離乳食向けのフレークの種類と特徴、フレークの使い方について解説します。さらに、開封後の離乳食向けフレークの保存方法と賞味期限、フレークを使ったおすすめ離乳食レシピ、離乳食づくりに便利なフレークのおすすめも紹介します。

離乳食にフレークを使うメリット

お子さんが生後5、6ヶ月を迎えると離乳食を考える時期になり、離乳食づくりがスタートします。離乳食はイチからつくるとなると、おかゆをつくったり、野菜の皮をむき、切って茹でて裏ごしして、となかなか大変な作業です。そんな離乳食づくりの強い味方になってくれるのがフレークです。ここでは離乳食にフレークを使うメリットについて解説していきます。

フレークとは

離乳食に使うフレークとは、食材を加工して薄片状にしたものを言います。かぼちゃ、にんじん、じゃがいもなどの野菜やおかゆなど、赤ちゃんの離乳食に欠かせない食材を使用したフレークがたくさんあります。

【かぼちゃフレーク(大望)】Amazonより

 

お湯や水に溶いてペースト状にして使うタイプのほか、フリーズドライになったもの、離乳食の後期頃から活躍の場が増えるふりかけタイプのものなどがあります。

メリット1:離乳食づくりの時短になる

離乳食にフレークを使う一番のメリットは、やはり離乳食づくりの時間が短縮できることではないでしょうか。

使いたい分のフレークをお皿に出して水分を加え、混ぜるだけで一品できるため、野菜を煮たり、つぶしたり、裏ごししたりといった作業を一気に短縮することができます。簡単なのに野菜本来の味と甘みがあり、忙しい毎日の離乳食づくりをサポートしてくれます。

メリット2:外出先でも手軽につくれる

外出したときにもフレークは便利です。フレークを必要な分だけ密閉容器に入れておき、食べるときにお湯か水を加えて混ぜるだけで手軽に離乳食をつくることができます。ベビーフードとの併用もおすすめです。

赤ちゃんがもっと食べたがったり、味付けを嫌がったりしたときに、フレークで量を足したり、味を変えたりといった調整が外出先でも簡単にできます。

メリット3:アレンジがしやすい

数種類のフレークを使うことで離乳食のレシピが豊富になります。ペースト状にしてそのまま食べたり、おかゆに混ぜたり、スープやグラタン、おやきなどにしても美味しく食べることができます。

おやつが食べられるようになったら、蒸しパンやホットケーキに入れるのも良いアイデアです。特に野菜のフレークはアレンジ方法が多彩で、離乳食期が終わっても食卓で活躍してくれそうです。

離乳食向けのフレークの種類と特徴

ドライタイプのものがオーソドックスですが、冷凍タイプやフリーズドライタイプなどのフレークもあります。

ここでは離乳食向けのフレークの種類と特徴について解説していきます。

ドライタイプ

野菜や米などの食材を加工して乾燥させ、フレーク状にしたものです。風味や栄養、素材感などが損なわれにくく、水分を加えるだけで手軽に調理することができます。

おかゆや野菜ペーストがすぐに完成するので、離乳食がスタートしたら常備しておくと便利です。

フリーズドライタイプ

食材を調理したあとに凍結させ、真空状態にして水分を昇華させるという方法で乾燥させたものです。にんじん、きゃべつなどの野菜をはじめ、キノコ類や果物など種類が豊富。お湯を入れて戻すだけで手軽に離乳食に使うことができます。

シリアルに混ぜたりお菓子づくりに使ったりと、離乳食以外にも広く使うことができます。

冷凍タイプ

食材を加工したあとでフレーク状にし、冷凍したものです。白身魚などの魚を使ったものがあります。使いたい分だけを解凍して使います。

市販の鮭の切り身を購入し、塩分を控えた鮭フレークを手づくりして小分けにし、冷凍保存している方もいます。

ふりかけタイプ

離乳食の後期頃から登場する機会が増えそうなふりかけタイプ。しっとりしたセミドライタイプのものもあり、おかゆにかけたり、おにぎりに混ぜだりして使うことができます。

鮭フレークや野菜フレークが入って、彩りが華やかなものも多く、楽しい見た目でお子さんを引きつけてくれます。

フレークの使い方

離乳食の初期から使える便利なフレーク。マンネリ化してしまいがちな離乳食のレパートリーを手軽に増やすことができます。ここではフレークの使い方を詳しく解説していきます。

水分を加えてそのまま

フレークに少量の湯冷ましや水を加えるだけで、おかゆや離乳初期の赤ちゃんにもぴったりの野菜の裏ごしペーストなどをつくることができます。

水分量を調節することで離乳食の進み具合に合わせて、やわらかさを簡単に変えることができ、便利です。

おかゆに混ぜて

あらかじめ湯冷ましや水で溶いたフレークをおかゆに混ぜるだけで、簡単に味付きのおかゆができあがります。

フレークの味を数種類用意しておけば、日替わりで違う味のおかゆをつくることができます。

スープに混ぜて

コンソメスープにとうもろこしのフレークを湯冷ましで溶いたものに、粉ミルクや牛乳を加えて加熱するだけで、簡単にコーンスープをつくることができます。

ほかにもじゃがいものフレークを使ってビシソワーズ、にんじんのフレークを使ってにんじんスープといった具合にアレンジが楽しめます。

おやつやおかずに混ぜて

フレークはおやつやおかずづくりにも活用できます。

ヨーグルトに加えるだけで簡単なおやつになりますし、パンケーキミックスに混ぜて、かぼちゃ蒸しパンやにんじんパンケーキなどをつくることもできます。

あるいは、豆腐とひき肉を使った豆腐ハンバーグに加えたり、細かく刻んだ野菜と一緒に混ぜてフライパンで焼いておやきにしたり、ホワイトソースに加えて食パンにかけ、チーズを乗せて加熱してグラタンにしたりとアレンジ方法も豊富です。

開封後の離乳食向けフレークの保存方法・賞味期限

赤ちゃんが食べるものだからこそ、離乳食の保存方法や賞味期限は気になります。ここでは一番オーソドックスなドライタイプのフレークの保存方法や賞味期限について解説していきます。

保存方法

品物によって保存方法に多少の違いはありますが、ほとんどのものには、直射日光と高温多湿を避け、「常温」で保存してください、と記されています。

乾燥させてつくるドライタイプのフレークの性質上、湿気に弱いのが特徴です。そのため、乾燥したフレークそのままの状態で冷蔵庫や冷凍庫に入れることはNG。冷蔵庫から取り出したときの温度差で結露が生じ、湿気を帯びて固まってしまう可能性があります。密閉容器に入れるなどして湿気を避け、常温で保存するようにしてください。

つくった離乳食は小分けにして冷凍を

フレークに湯冷ましか水を加えてペースト状にしたら、清潔な製氷皿などの容器に小分けにして入れて冷凍保存しておくと便利です。使うたびに湯冷ましを準備する必要はありません。

冷凍保存した離乳食は衛生上、2週間くらいで使い切るようにしましょう。

賞味期限

賞味期限は、未開封の状態で製造から1年~1年半くらいのものが多いですが、開封したあとは賞味期限にかかわらず、できるだけ早めに使い切るようにしてください。

フレークを使ったおすすめ離乳食レシピ

フレークを使った、かぼちゃ・とうもろこし・ほうれん草のおすすめ離乳食レシピを紹介します。

【初期向け】かぼちゃフレークの「かぼちゃポタージュ」

かぼちゃフレークにお湯と粉ミルクを加えて、混ぜるだけ。時間がかからず簡単につくれるレシピです。

◆材料

かぼちゃフレーク 大さじ1
粉ミルク 小さじ1
お湯 20ml

◆作り方

1.耐熱容器にかぼちゃフレークを大さじ1と粉ミルク小さじ1入れる。
2.1にお湯20ml入れ、よく混ぜる。
3.適温に冷まして完成。

【中期向け】とうもろこしフレークの「コーンのパンがゆ」

離乳食に重宝するパンがゆも、とうもろこしフレークを使うと味に変化をつけられます。

◆材料

とうもろこしフレーク(お湯大さじ1でといたもの) 大さじ1
耳をとった食パン 1/4枚
水 適量

◆作り方

1.ちぎった食パンを鍋に入れ、水を加えて弱火にかける。
2.パンを好みの固さに崩しながら煮る。
3.とうもろこしフレークを加えて混ぜる。
4.適温に冷まして完成。

【後期向け】ほうれん草フレークの「ほうれん草とバナナのおやき」

バナナの甘さをほんのり感じる、手づかみ食べができるおやきです。

◆材料

バナナ 1本
卵 1本
ヨーグルト 75g
ほうれん草フレーク(お湯で溶いたもの) 大さじ1
小麦粉 50g

◆作り方

1.バナナをボールに入れ、ざっくりと潰す。
2.1に卵、ヨーグルト、お湯で溶いたほうれん草フレークを入れ、混ぜる。
3.2.に小麦粉を入れ、さっくり混ぜ合わせる。
4.フライパンに3を入れ、両面を焼く。
5.食べやすい大きさに切って完成。

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離乳食づくりに便利なフレークのおすすめ

調理の手間を省き、毎日の離乳食づくりをサポートしてくれる便利なフレーク。赤ちゃんの離乳食メニューに取り入れてみてはいかがでしょう。ここでは離乳食におすすめのフレークを紹介します。

「かぼちゃフレーク」(大望)

かぼちゃフレーク
かぼちゃフレーク

 

北海道産のかぼちゃを100%使用し、フレーク状にしています。添加物や着色料は一切使用していないので、野菜本来の美味しさを味わうことができます。ほくほくした食感と、甘みの強いかぼちゃは離乳初期のメニューにぴったりです。

「ピジョン 赤ちゃんのソフトふりかけ しらすわかめ」(西松屋)

ピジョン 赤ちゃんのソフトふりかけ しらすわかめ
ピジョン 赤ちゃんのソフトふりかけ しらすわかめ

 

しらすがたっぷり入ったしっとりタイプのふりかけです。離乳食中期~後期の生後9か月頃から使用することができます。つかみ食べが始まったらおにぎりに混ぜ込んだり、表面にまぶすなど、味付けに使うことができます。

「和光堂 緑黄色野菜ふりかけ さけ/おかか」(アカチャンホンポ)

和光堂 緑黄色野菜ふりかけ さけ/おかか
和光堂 緑黄色野菜ふりかけ さけ/おかか

 

国産のかぼちゃ・ほうれんそう・こまつなのフレークが入った彩り豊かなふりかけです。フリーズドライ製法でふんわりと仕上げられた「さけ」と、かつお節をしょうゆで香り高く味付けした「おかか」の2種類が入っています。

「かぼちゃ&にんじんフレーク」(和光堂)

かぼちゃ&にんじんフレーク
かぼちゃ&にんじんフレーク

 

北海道産のかぼちゃとにんじんを使用したフレークです。お湯に溶くだけで簡単に離乳食用のペーストやスープをつくることができます。チャック付きのアルミ袋入りなので使ったあとの保存が簡単で、素材の風味が長持ちします。

「まつやのおかゆ白米」(まつや)

まつやのおかゆ白米
まつやのおかゆ白米

 

新潟産のコシヒカリを蒸してアルファ化させ、さらに高温乾燥させて水分をとばし、フレーク状に加工しています。水か、お湯で溶くだけで、こだわりの素材とおいしい水で炊き上げたおかゆが簡単にできあがります。

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フレークで美味しい離乳食を

手間と時間がかかる離乳食づくりが簡単にできるフレーク。毎日忙しいママ・パパの強い味方になってくれるはずです。

離乳初期から使用できるものも多いので、ぜひ赤ちゃんの離乳食メニューに取り入れてみてください。数種類用意しておけば、味のバリエーションをつけることができて便利です。

文・構成/HugKun編集部

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