レタスは冷凍保存で圧倒的に長持ちする! 保存方法や期間、レシピをご紹介

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レタスはシャキシャキの状態で食べたいのに、すぐにしおれてしまうことはありませんか? そんな時は冷凍保存すると、長く味わうことができるようになります。今回はレタスの上手な冷凍方法のコツを、調理例と合わせてご紹介します。

レタスは冷凍保存できる?

レタスというと冷凍するイメージはないかもしれませんが、レタスは冷凍して保存することができます。ひと玉を生のままで食べきれない時はもちろん、あらかじめ冷凍保存しておくことで、便利な葉物野菜として活躍してくれます。

一般的に水分量の多い野菜は、冷凍に向かない傾向があります。レタスの95%は水分。そうなると、冷凍には向かない野菜と言えるかもしれません。しかし、ポイントを押さえれば、おいしく冷凍できますよ。そのコツについて、詳しく見ていきましょう。

冷凍後は食感が変わる

食材を冷凍すると、味がしみ込みやすく、柔らかい食感になるメリットがあります。これは、冷凍によって食材の繊維が壊れたことが原因です。

レタスの場合は、シャキシャキの食感が命。この食感をなくさないコツは、冷凍後の加熱に時間をかけないこと! 冷凍レタスは加熱をして食べることが基本ですが、もともと生で食べられるので、短い加熱時間で十分です。調理の最後にサッと温め、解凍から出来上がりまで一気に調理することが、シャキシャキの食感を守る秘訣。

そしてレタスの中でも特に、ロメインレタスは葉脈が固いため、冷凍しても食感が強いまま残ります。あの固さが苦手な方でも、冷凍してから加熱調理をすると食べやすくなるかもしれません。

冷凍するメリットが多い

冷凍レタスは、残念ながらサラダには使えません。その分、加熱することでかさが減り、量をたっぷり食べられるようになります。レタスは栄養価が低い分、カロリーも低い。そのため、ダイエット食として用いられる食材ではありますが、生のままで食べすぎると体を冷やします。温かい料理にして食べることで代謝も上がり、調理のバリエーションが広がります。ダイエット中でも、食べる楽しみを失わずにすみますね!

また、加熱するメリットは栄養面にもあります。レタスに含まれているビタミンCは熱に弱いため、加熱することで栄養成分は逃げてしまいます。しかし、スープや餡かけにして水分ごと摂りいれれば問題は解決。そして熱に強い性質があるビタミンE、さらに油と一緒に摂ることで体内での吸収率が高まるβ-カロテンなどが、栄養素として含まれています。

サラダに使うイメージの強いレタスですが、こうしてみると加熱調理にも使ってみたくなるメリットがたくさんあることがわかります。

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冷凍保存の方法

では具体的に、上手な冷凍の手順を確認しましょう。

洗うときは大きい葉のままで

レタスの葉は外側から一枚一枚むくようにして使います。外側の葉は固めで炒めものに向いています。買ってきたらすぐに冷凍しましょう。内側の中心部分は甘く柔らかいので、サラダにしてはいかがでしょうか。

また、レタスは栄養含有量が多くないので、カットしてから水に浸けるとさらに流れ出てしまいます。これを防ぐためには、切る前の大きな葉のままで洗うことが大切です。

洗ったあとはキッチンペーパーでふき取るだけでは十分な水切りができません。サラダスピナーを使ってしっかりと水を切ると、使いたい量だけバラバラに取り出して冷凍ができます。

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サラダボウルとして食卓に出す事も、電子レンジに入れて使う事もできるガラス製品。重さがあるので安定して回すことができ、よく水が切れます。

レタスの生食の際にもスピナーは必須アイテムです。

包丁は使わないと期限が長持ち

切り口から白い液が出てくることがありますが、これはポリフェノールの一種です。包丁の金属が触れることで酸化を早め、ピンク色に変色します。包丁は使わないようにして、手でちぎるほうが鮮度を保てます。折り紙をやぶく要領でちぎると、味がしみ込みやすくなる点も良いですね。

冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存すると3週間の保存期限です。

これくらいの大きさにちぎって、冷凍すると使い勝手がいいですよ。

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抗菌素材を使っているため、デリケートなレタスの保存にも向いています。厚みがあるのが特徴で、大容量タイプの商品です。

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加熱してもシャキシャキ感を楽しむ

冷凍したレタスは、スープなどの加熱調理に最適です。調理のポイントを見ていきましょう。

調理のポイントは

レタスは葉が薄いので解凍するとすぐに劣化していきます。まな板の上に出しておくだけで解凍してしまうので、使う直前に冷凍庫から取り出してください。

スープに使うときも加えるのは最後なので、レタスの水分で薄まる分、少しだけ味付けを濃くしておくと丁度良くなります。温めると鮮やかな透明感のある色に変わるので、すぐにいただいてください。たくさん入れても溶けるように小さくなり、足りない気がするくらいです。

また、レタスチャーハンにもおすすめです。最後に加えて強火で炒め、食感良く仕上げます。

おすすめレシピ

お子さんにも人気のメニューをご紹介します。どちらのレシピも冷凍保存できる食材を使うところがミソです。

レタスで水餃子

熱湯(1リットル)にごま油(小さじ2)、中華だし(小さじ2)を加え、餃子(10~15個)を入れます。餃子が浮き上がり皮が真っ白になったら、冷凍レタス(1/2個分)を入れてください。餃子と温まったレタスを引き上げ、ポン酢につけてサッパリといただきます。

餃子は手作りでも良いし、市販の冷凍餃子を使っても柔らかくておいしいですよ。

餃子が茹で上がったら、レタスの葉を入れ、数秒で完成です。
レタスの葉の色が変わらないうちにお召し上がりください。

冷凍エビのマヨネーズ炒め

熱したフライパンにオリーブオイル(小さじ2)を入れ、冷凍のシーフードミックス(300グラム)を解凍せずに入れて炒めます。火がとおったら、冷凍レタス(1/2個分)を加え、レモン汁(小さじ1)と、塩、こしょう、(各少々)、マヨネーズで味をつけます。

冷凍のシーフードミックスは下処理が済んでいるため、ぱぱっと作れる炒め物です。

片栗粉(小さじ2)と同量の水を混ぜたものを最後に入れると、味がからまっていっそう美味しくなりますよ。
シーフードから出てくる風味がレタスのシャキシャキ感と相まって、食欲をそそります。
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冷凍して調理の幅を広げよう

レタスの冷凍は思いついた時にいつでも使えて、便利な保存方法です。茹でたり炒めたり、幅広い楽しみ方ができるところも嬉しいですね。ぜひ試してみてください。

構成・文/もぱ(京都メディアライン)
撮影/京都メディアライン(一部を除く)

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