掃除って、汚れを溜め込むほどに腰が重くなりがち。見て見ぬふりをしてさらに溜め込んでしまい、毎回のお掃除が大変な大掃除になっている方も少なくないかもしれません。そしてまた、「掃除=億劫」という認識を強めてしまうことに…。
この負のサイクルを抜け出すためには、いったいどうすればいいのでしょうか。
目次
掃除は毎日のちょこっとがキレイのカギ
この負のサイクルを抜け出すためには、当然のことではありますが、日々の汚れを溜め込まないようにすることが大切です。
そして、汚れを溜め込まないためのカギとなるのが、毎日の「ちょこっと」掃除。毎日ちょこっとずつの掃除を習慣化することで、自分の中で「掃除=当たり前」のことへと認識を変えていきましょう。
とはいえ、そんなことはわかってはいるけれどなかなかできない、もしくは、何度心掛けてもいつの間にか習慣が崩壊してしまう…そんな方もきっと多いはず。
そこで今回は、日々の「ちょこっと」掃除の習慣づくりのポイントを解説。さらに、HugKum読者のママパパが実際にやっているアイディア、おすすめお掃除アイテムもまとめてご紹介していきます!
掃除の仕方の基本の考え
汚れを溜め込まないための、毎日の「ちょこっと」掃除。
習慣化し長続きさせるためには、どのようなことをしていけばいいのでしょうか。心がけたい「基本の考え」を解説します。
汚れや散らかりはすぐに対処
汚れは放置するほどに、シミになってしまったり、どんどん広がってしまったり、頑固さをさらに増していくこともあります。汚してしまったときや汚れを見つけたときは、すぐに拭き取るなどして早めの除去を心掛けましょう。
また、お部屋の散らかりも、放置すればするほど、対処が面倒になってしまいますよね。物を出したらしまう、といった片付けの習慣も見直して、部屋が散らからないように気をつけたいですね。
ちょこっと掃除は「ついで」が基本
毎回の掃除を「さあ、やるぞ」と身構えることが、習慣としての掃除を重荷にしているかもしれません。ちょこっと掃除は、日々のほかの家事やお家でのルーティーンに「ついで」として組み込んで、精神的にも身体的にも負担のないものにしていきましょう。
たとえば、お皿を洗った「ついで」に流しを磨いたり、トイレに入った「ついで」に便座を拭いたり…。ひとつひとつの「ついで」が、汚れを溜め込まないことにつながっていきます。
掃除道具は手軽なものを選び、手の届きやすい場所に
掃除道具が取り出しにくい場所にあるのも、掃除が重荷になってしまうことの原因に。掃除道具は「ついで」に掃除が簡単にできるように、手の届きやすい場所に設置しましょう。
また、できるだけ手軽かつ扱いやすいものを選ぶと◎。掃除に対する小さなストレスをひとつずつなくしていくことも、「ちょこっと」掃除の習慣化への一歩です。
場所別・毎日の「ちょこっと」掃除のポイント
では、具体的に「ちょこっと」掃除とは? どのような掃除をどの程度やればいいのか、その目安をお伝えしていきます。ご自身に合ったやり方の参考にしてみてくださいね。
キッチン
日々の料理をするキッチンやシンクには、水垢や油汚れが溜まりがち。けれども、使い終わるたびに油ハネや水ハネをサッと拭き掃除をしておけば、それも予防できます。
また、排水溝や三角コーナーはゴミや汚れが溜まってしまうと、結構面倒ですよね。ゴミは毎日捨てて、排水溝・三角コーナー自体も頻繁に洗っておくようにしましょう。
リビング・各部屋
リビングおよび各部屋は、ホコリを溜めないようにしましょう。頻繁に掃除機をかけるのが大変であれば、クイックルワイパーなどのフロアワイパーで、ささっと拭き掃除をするのでもOK。テレビ台や机などにもホコリが溜まりやすいので、時々はハンディワイパーなどで拭いておくと◎!
洗面・浴室
入浴後毎に、浴槽内を軽くスポンジでこすっておきたいですね。
また、浴室内に水気が残ると水垢やカビの原因に。入浴後は換気扇を回して、浴室内の水気をとるようにしましょう。排水溝のゴミを捨てるのも忘れずに!
トイレ
トイレでは、床や便座の尿ハネ・汚れをトイレ用シート(もしくはトイレ用洗剤を吹きかけたトイレットペーパー)などでひと拭き。便器内は一日一回、使ったついでに磨いておくと汚れが溜まりません。
洗面台も顔を洗ったついでなどに、水ハネや汚れを拭いておきましょう。
玄関
玄関には、靴に付着させたまま持ち込んでしまった外の花粉やホコリなどが溜まっています。玄関の掃除は、週1回くらいの頻度で掃き掃除ができると理想的。家族の靴など、置いてあるものを一度撤去し、ホウキで汚れを掃きましょう。
ママパパに聞いてみた! 効率的な掃除のアイディア集 7選
子育て家庭のママパパたちは、日々の掃除をどのように効率化しているのでしょうか? HugKumメルマガ読者のママパパに、掃除を効率的にするアイディアを聞いてみました。寄せられた回答を厳選してご紹介します!
コンロ周りは料理後に毎回拭く
時間が経って固まってしまうと、頑固化してしまう油汚れ。コンロ周りは飛び散った油ハネをチェックして、料理後に毎回拭くのがやはり効率的ですよね。
歯磨きついでの洗面台掃除
洗面台を「歯磨きのついで」に掃除する習慣をつけておけると、汚れ知らずですね。朝に時間がなければ夜にやればOK。忙しいご家庭でも、みんなですぐに真似できるお掃除アイディアです。
履かない靴下をサッシ汚れに活用
履かなくなってしまった靴下は、雑巾として再利用。なかでも、サッシのような細かな場所を拭き掃除するのに靴下が便利なようです。エコにもなって、掃除も効率化されて、一石二鳥なアイディアです。
古タオルは、ちいさくカット! ちょこっと拭き用ウエスに
こちらもエコ&効率的なアイディア! 使い古しのバスタオルを切って丸めてカゴにまとめておき、ちょこっと拭き用のウエスとして再利用。気になる汚れがあればサッと使える気軽さが、効率化に繋がりそうです。
汚れる前にコーティング
シンクや洗面台などは、汚れる前にコーティング剤をかけておくのも手ですよね。コーティングをしておくと水の弾きが良くなり、水垢やうろこ汚れを防ぐことができます。
ルールを決めてルーティンにする
こちらは、普段の掃除や片付けはしっかり紙に書いて、ルールとしてルーティンの一部に組み込むというアイディア。家族それぞれがこのルールを守っていければ、家のキレイな状態もずっと保つことができます。
時短家電を導入する
「時短家電を導入している」という声も目立ちました。ロボット掃除機や、食洗機、衣類乾燥機…あると便利ですよね。なにかと忙しい育児中、頼れるものには頼ってOK!
便利なお掃除グッズのおすすめ 10選
「ちょこっと」掃除の効率をより良くするために、お掃除グッズは必須アイテム! ここでは、アンケートに寄せられたママパパおすすめのお掃除グッズを厳選してお伝えします。
ウェーブ フロア用掃除用品 ドライシート 超毛束
ウェーブのフロア用ドライシートは、ふわふわのロング毛束がホコリ・髪の毛・砂つぶ・パンくずまでからめとって離しません。フロアワイパー本体に取り付ければ、床拭きもらくらく! 手の届かない場所の汚れも、軽い力でしっかりと絡め取ります。
クイックルワイパー
クイックルワイパーは、本体にホコリを取りやすい立体吸着設計が成されている点が魅力。ご自宅のいくつかの場所に設置し、気づいたらすぐ掃除できるようにしている、との声も。柄を短くすれば窓や網戸の掃除にも使えます。
電気ちりとり フロアワイパー専用
さらに、フロアワイパーと電気ちりとりを組み合わせて使うとお掃除がもっと楽になる、というお声もありました。フロアワイパーでキャッチしきれないゴミを電気ちりとりが吸引。大きなゴミも、サッと吸い込んでくれる優れモノです。
クイックルワイパー ハンディ
もふもふの吸着センイで、ホコリや花粉・ハウスダストもしっかりと絡め取るクイックルハンディ。パソコン周りはもちろん、テレビ台や本棚など、ホコリが溜まりやすい場所の「サッと拭き」の味方です。
レック 激落ち おそうじスリッパ NEO
「ちょこっと」&「ついで」掃除におすすめのアイテムといえば、これ! 履いているだけで簡単に掃除ができてしまうおそうじスリッパです。一見冗談のようですが、スリッパ底面の超極細繊維が床の汚れを落とし、ホコリを吸着してくれます。丸洗いOKなので、洗ってくり返し使えるのも◎。
ウタマロクリーナー
がんこな油汚れや水垢、さらには壁の手垢やヤニ汚れなど、家中のお掃除がこれ一本でできるマルチクリーナー。本格的なお掃除ができるのに、素手で使えるほど手肌にやさしい成分でできています。布の汚れに特化したウタマロせっけんやウタマロリキッドもおすすめです。
さびとりツヤの助
金属の頑固なサビ取りは、簡単に落ちるクリーナーでサクッと解決してしまいましょう。水回りのサビだけでなく、自転車等の金属パーツにも使用可能。表面を保護してくれるワックス効果もあるので、サビ予防にもなります。
ガラスマジックリン
お馴染みのマジックリンはガラスクリーナータイプも優秀ですよね。一度拭きでも拭きすじを残さずに、窓や鏡、ドアのガラス部分をピカピカに! 場所に合わせて泡の出方を調節できたりと、細かな機能性もうれしいアイテムです。
和協産業 ピーピースルー
排水パイプの頑固な詰まりには、ピーピースルーがおすすめとの声も。流し、トイレ、洗面所、お風呂場などの詰まりもこれで解決した例が多いようです。ただし粉末状の強い薬剤なので、使用の際はマスクと保護メガネが必須になります。
重曹の激落ちくん 泡スプレー
大人気のお掃除アイテムシリーズ「激落ちくん」。なかでも、重曹を主成分にした泡スプレータイプがママパパからのおすすめです。油汚れや皮脂汚れに得意なのに、手肌や環境にもやさしいのがなんといっても魅力。キッチンや、洗剤を使いたくない場所の汚れを、泡でやさしく・しっかりと落とします。
面倒な掃除こそ、気軽にできるよう工夫を!
毎日の「ちょこっと」掃除は、続けていくことがとにかく大切。もしも面倒に感じたら、もう少し効率的かつ気軽にできるように、家族で協力しあってやり方を工夫してみましょう。一日のルーティンとして自然と手を動かせるようになれば、もうこっちのものです。
構成・文/羽吹理美