冷凍向きのカスタードで冷凍保存する!
硬めにカスタードクリームを作る
カスタードクリームで使う粉類は、薄力粉のみで作ったものと、コンスターチで作ったもの、混合型の3つに分かれます。
薄力粉のみの場合は、さらっとした食感が特徴。コンスターチのみの場合は、ぽってりとした食感に仕上がります。好みによりますが、形がしっかりした硬めのコーンスターチのほうが冷凍しやすい利点も◎。
次では、コンスターチを使ったカスタードクリームの作り方を解説していきますね。
コーンスターチを使ったカスタードレシピ
カスタードクリームの基本レシピは、鍋に材料を入れて混ぜながら加熱するため手間がかかります。ですが、実は電子レンジで簡単に作ることができるんです。食べたいと思ったら5分で作れる「コンスターチを使ったカスタードクリーム」の作り方はこちら。
材料/作りやすい分量
コンスターチ…大さじ2
グラニュー糖…大さじ3
牛乳…200cc
卵黄…1個分
バニラエッセンス…2~3滴
作り方
1.耐熱ボウルにコンスターチとグラニュー糖をふるい入れ、牛乳を入れたら泡だて器でよく混ぜる。さらに卵黄を加えて全体に混ぜ合わせる。
2.600Wの電子レンジで約2分加熱する(この時、ラップはかけないのがポイント!)
3.一度、取り出して泡だて器でよく混ぜたら、600Wの電子レンジで1分30秒ほど加熱をする(この時もラップは不要です)。
4.電子レンジから取り出して、バニラエッセンスをふり入れたら、再び泡だて器で全体をよく混ぜ合わせます。
5.ラップでふたをし、冷蔵庫で冷ましましょう。
カスタードの冷凍保存方法
前出の通りに、カスタードクリームを作った場合は、粗熱がきちんととれてから冷凍用保存袋へ流し入れます。
空気が入らないように平らにして入れると、使う時に折って少量ずつ使えて便利です。
冷凍したカスタードの解凍方法
冷凍カスタードの解凍方法は、使う日の前日に冷蔵庫へ移して自然解凍しましょう。
すぐに使いたい場合は、「流水解凍」をしましょう。より早く解凍することができます。
おまけ情報
半解凍になったカスタードは、少量の牛乳(または豆乳)を加えて混ぜ合わせると即席アイスクリームが作れます。生クリームがあれば、さらにリッチな味わいに。クセになること間違いナシですよ♪
冷凍したカスタードの保存期間
冷凍カスタードの保存期間は、約1か月を目安に使い切りましょう。一度、解凍したものは、当日中に使い切ってくださいね。
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撮影・文/川越光笑(たべごとライター・栄養士)
簡単にカスタードが作れる!おすすめ商品
ここからは、カスタードを手軽に手作りするためのおすすめアイテムをHugKumがセレクトしてご紹介します。たくさん作って上の方法で冷凍保存すれば、いつでもクリーミーなスイーツが楽しめますね。
ニップン めちゃラク カスタードクリームミックス
TOMIZ カスタードパウダー 150g
卵不使用のカスタードパウダー (500g)
カスタードを使ったおすすめレシピ
最後に、ストックした冷凍カスタードで楽しめるスイーツレシピをご紹介します。自宅で本格的なカフェ風トライフルを味わえますよ。
レンジカスタードのベリートライフル
カスタードは電子レンジで作るところからご説明しています。ミックスベリー、スポンジと交互に重ねればできあがり。
◆材料
(グラス4個分)
【A】
卵黄 2個分
砂糖 大さじ4
牛乳 250cc
薄力粉 大さじ2
スポンジ生地(市販) 1枚(約100g)
いちご 小12個
ブルーベリー 40g
ミント 適量
◆作り方
【1】耐熱ボウルに【A】を順に入れてよく混ぜ合わせ、ラップをふんわりかけて電子レンジで2分(600Wの場合)加熱する。一旦取り出してよく混ぜ、再びラップをして1分30秒加熱。泡立て器でよく混ぜ合わせ、ぴったりとラップをして冷ます。
【2】スポンジ生地は小さく手でちぎる。いちごは縦半分に切る。
【3】グラスに【1】、【2】、ブルーベリーを好みで重ね入れ、ミントを飾る。
教えてくれたのは
市瀬悦子さん
フードコーディネーター。料理研究家。「おいしくて作りやすい家庭料理」をテーマに、書籍、雑誌、テレビ、企業のメニュー開発など、幅広く活躍。NHK(Eテレ)の食育番組では、子ども向け料理を提案し、定評がある。
『めばえ』2017年12月号
構成/HugKum編集部