3歳からできる!大人も夢中になる脳トレゲーム【おもちゃ美術館・子どもには物語のあるおもちゃを8】

東京おもちゃ美術館のミュージアムショップ「APTY(アプティ)四谷店」の店長を務める杉村美由紀さんがおすすめするおもちゃ。今回は、フランス生まれの脳トレゲーム「KATAMINO(カタミノ)」をご紹介します。

子どもの「できた!」には手をとめて応えたい

「KATAMINO」は、囲んだ枠の中のマス目にブロックを隙間なく埋めていくパズルゲームです。徐々にレベルアップしていく問題は全部で500問あり、その解答はなんと36,057通り! 国際的な賞を数々受賞し、おもちゃコンサルタントが選ぶ「グッド・トイ2012」にも選ばれています。

「長男が好きそうだなと思ったら、やはり集中して黙々とやっていました。ピタッとはまる感じや、できたときの達成感は何ともいえないんですよね。『できたよ!』って見せに来たときには、ごはんを作っていてもほめてあげたいと思っています」

今までできなかったことができたとき、子どもはお母さんに見てほしいと思うもの。杉村さんは仕事柄、土日を一緒に過ごすことができないため、子どもと濃く付き合うことを心がけているそうです。

遊びは社会に出る前の予行練習

杉村家で一番ハマっている長男ですら、まだクリアできていないという「KATAMINO」の対象年齢は3歳~99歳。「全部クリアするにはこれだけかかるという意味だと勝手に解釈しています」と笑います。

「次男は、はじめはすぐに投げ出して積み木として遊んでいましたが、長男の姿が刺激になったようで『僕もがんばる』と言ってやり出しました。『この子はやらないだろう』と決めつけてしまうのは危険だと教えられましたね」

遊びやゲームの中では、ちょっとしたハンデは必要だとしながらも、子どもをわざわざ勝たせることはあまりしないという杉村さん。

「小さい頃にもさまざまな壁があって、大人になった今ではなんてことないんだけれども、例えばババ抜きで負けたとか、フルーツバスケットで真ん中に残ってしまったときにこの世の終わりがくるんじゃないかって思うこともありますよね。でも意外とそうじゃない(笑)。息子たちが『もう一回!』と切り替えられるようになっているのを見ると、遊びを通じて社会の縮図を知るのは大事なことだと感じます」

子どもも大人も遊びで成長する

小学生になってからは息子たちにゲームで負けることもあり、成長を感じて感慨深いと言います。そして話してくれたのは、次男が3歳くらいのときのこと。神経衰弱をすると、必ず同じカードをめくってしまう時期があったのだそうです。

「親としては『違う違う』と言ってしまいがちだったんですけど、ある時、違わないなと気づきました。育児をしていると、うちの子大丈夫かな?という場面がたくさんありますが、全然理解できていないことも含めてその時はそういう時期だったんだなと」

先が分かっている大人からすると、じれったさを感じてつい口を出したくなることがあります。しかし子どもたちは、自分で解決策を見つけ壁を飛び越えていくもの。子どもが成長するように、遊びを通じて親も学んでいくのかもしれません。

まるがつながった瞬間の感動を忘れないで!

APTYでは、お祝いやプレゼントでおもちゃを贈る際に、無料でギフトラッピングをしてくれます。カラフルでさまざまな形の○が散りばめられた包装紙には、実際に子どもたちが描いた「まる」が採用されています。

「私たちは『まる』を大切にしたいと思っています。子どもの成長段階としては、まずトントントンと点を描くところからスタートして、それがぐちゃぐちゃと線を描くようになって、そして○が描けるようになります。実は、始めたところに線をつなぐというのは、とても難易度が高いこと。いびつでもつながった瞬間は、可能性が生まれる瞬間でもあるんです」

感動が詰まった「まる」は、国籍も年齢も問わない平和の象徴。笑顔あふれる社会にしたいという、アプティの思いがギュっと詰まっています。大切な人へおもちゃを贈りたくなったら、ぜひAPTYを訪れてみてくださいね。

KATAMINO Gigamic(フランス)
主な素材:木
内容:木製ボード、木製駒20個、スライダー1本、ルールブック
サイズ:30×14cm(ボード)
価格:6,048円(税込)
APTY(アプティ)四谷店
https://www.aptytoys.co.jp/
営業時間:10:00~17:00
休業日:木曜日、他 東京おもちゃ美術館営業カレンダーに準ずる
※ミュージアムショップのみの利用には、入館料はかかりません。
アプティオンラインストアAPTY STYLE  http://goodtoy-guide.com/
杉村美由紀さん
東京おもちゃ美術館 ミュージアムショップAPTY四谷店 店長。学生時代、おもちゃ美術館での学芸員実習でやりがいと楽しさを感じおもちゃの世界へ。東京おもちゃ美術館開館時には、「日本を木のおもちゃ大国にする」という思いのもと、四谷店立ち上げを担当する。小学生の2児の男の子の母。
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