米は冷蔵庫に入れるが正解! 保存期間や方法、保存容器の選び方やおすすめは?

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みなさんはお米をどのように保存していますか? 米袋のまま置いている人や、米びつに移し替えて保存している人などさまざまかもしれません。しかし、お米は非常にデリケートな食材のため、保存方法によっては品質を大きく損ねてしまいます。そこで今回は意外と知らないお米の適切な保存場所や保存方法を紹介します。

米は冷蔵庫に入れるべき? 入れないほうがいい?

お米の保存場所として「冷蔵庫に入れると良い」という話を聞いたことはありませんか?  普段お米を常温で保存している人にとっては、冷やして保存することに抵抗を覚える方もいるかもしれません。
しかし、冷蔵庫は鮮度を保つことができるため、お米にとって非常に適した保存場所であると言えます。

米を冷蔵庫で保存するメリット

お米を冷蔵庫で保存することでどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

温度と湿度

お米は、気温や湿度が高い場所に置いておくと劣化が早くなってしまいます。一般的には、気温15℃以下、かつ、湿度70%前後の状態が保存に適切であるとされています。
冷蔵庫内はまさにこの条件が揃う場所です。温度や湿度を一定に保つだけではなく、直射日光も避けることができるため、お米の劣化を防止することが可能です。

虫が湧かない

お米を常温で保存してしまうと、虫が沸いてしまうことがあります。特に暑い時期に、温度や湿度が高い場所にお米を置いておくと虫が湧きやすくなりますが、冷蔵庫の中であればその心配は少ないでしょう。

旨味を感じやすくなる

お米は冷たい状態のまま研ぐことで、旨みを閉じ込めることができといわれています。冷たいままお米を研ぐと、お米が水を吸いにくくなるので、短時間で研ぎ水が澄んできます。そのため、お米の研ぎすぎを予防してくれるのです。

短時間で研ぎ終えることで、お米の表面に傷が付きにくくなります。そのおかげで、お米をふっくらと均一に炊き上げることができるため、旨味を感じやすくなるのです。

米を冷蔵庫で保存できる期間

お米の賞味期限は、温度25℃で2ヶ月、20℃で3ヶ月ほどとされています。精米後のお米は、温度や湿度によって劣化の速さが変わってきますが、冷蔵庫で保存する場合は、どのくらい日持ちするようになるのでしょうか?

何日までOK?

冷蔵庫で保存したお米は、低温環境でお米の酸化を遅らせることで、常温保存よりも鮮度を保つことができます。季節を問わず、1ヶ月程度は大きな劣化なく保存することができるでしょう。

しかし、日が経つにつれて少しずつ劣化していってしまうため、美味しく食べるためには、なるべく早めに食べ切るようにしてください。

炊いた米の保存期間

炊いた後のお米に関しては、冷蔵庫に入れても半日〜1日程度で劣化してしまうため、冷凍庫で保存するようにしましょう。冷凍保存すれば1ヶ月以上日持ちさせることができます。

炊飯器から出したら、早めに密閉容器に移して冷凍庫に入れるようにしてください。容器がない場合は、お茶碗1杯分の小分けにしてラップで包むと良いでしょう。その際、お米の粒を潰してしまわないようにふんわり包むことがポイントです。レンジで解凍した際に、ふっくらおいしいご飯が食べられるようになります。

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米の冷蔵庫での保存方法

お米は冷蔵庫での保存が適切であることがわかったところで、具体的にどのように保存すると良いのでしょうか?  今すぐ実践できる方法を紹介します。

野菜室で保存する

お米を冷蔵庫内に保存するのに最も適した場所は、ずばり、野菜室です。
お米は、温度が15~10℃以下であると酸化するスピードが遅くなることが判明しています。また、風通しが良く、直射日光が当たらない場所が最適な保存場所とされています。これらの条件が最も揃った場所が野菜室になります。

また、野菜室は他の食材と隔離されているため、冷蔵庫内の臭いが移りにくいというメリットもあります。惣菜の残り物や臭いの強い食材と一緒に保存してしまうと、お米が臭いを吸ってしまうおそれがありますが、野菜室に保存しておけば、炊き上がりの嫌な臭いを防ぐことができます。

密閉式の保存容器を使う

お米は生ものであるため、酸素に触れると酸化して徐々に味が劣化してしまいます。
また、空気に触れることで水分が蒸発し、乾燥してしまうこともあります。水分がないお米は粒が割れてしまうなど、劣化の原因になってしまうため、なるべく空気に触れないよう密閉式の保存容器を使うようにしましょう。

ジップロックを使う

より鮮度にこだわりたい人には、ジップロックを使った保存方法もおすすめです。
容量の大きな米びつで保存するよりは、ジップロックで小分けにして保存した方が空気に触れにくく、より鮮度を保てるようになります。
また、冷蔵庫内の空き状況に合わせて置くことができるため、一人暮らし用の小さい冷蔵庫を使っている場合でも、無理なく保存ができるでしょう。

米が冷蔵庫に入らないときは?

ペットボトルを利用するという手も。

 

お米が冷蔵庫に入りきらない場合は、まず密閉できる容器かジップロックを用意して、真空状態にしてください。ペットボトルに入れて保存するというアイディアもあります。
保存する場所は、温度や湿度が低くて、直射日光が当たらないところを探してみましょう。ジメジメした場所に置いてしまうと、カビの原因になってしまうため、なるべく風通しの良い場所に保存するようにしてください。

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お米を冷蔵庫で保存する際に気をつけるべきポイントを紹介します。

冷気の噴き出し口を避ける

冷蔵庫の中は設定した一定の温度に保たれるように調整されますが、冷気が出る噴き出し口部分は温度が低くなるため、お米を保存する際は注意するようにしましょう。
また、冷蔵庫内の水滴や水濡れもカビの原因になってしまうため、それらがつかないように十分に気をつけましょう。

冷凍庫はNG

炊いた後のご飯は冷凍庫での保存がおすすめですが、炊く前のお米の冷凍保存はNGです。冷凍することでお米が割れてしまったり、乾燥してパサついたお米になってしまうため、凍らして保存することは避けるようにしてください。

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米の保存容器の選び方

お米を購入した際に入っている米袋は、通気性を確保するために小さな穴が空いています。そのまま保存しておくと湿気を吸ってしまうおそれがあるため、必ず保存用の容器に移し替えるようにしましょう。では、保存容器はどのような基準で選べば良いのでしょうか?

密閉保存ができるかどうか

お米の鮮度を保つためには、なるべく空気に触れないようにすることが大切です。そのため、保存容器は蓋や計量カップがしっかり密閉されるものかどうかをよく確認しましょう。

サイズ感と機能性

冷蔵庫内に収まるサイズかどうかも選ぶ際の大事なポイントになります。ドアポケットに収まるスリムな縦長の容器や、縦置きと横置きどちらもできる機能性の高いものもあるため、自身のライフスタイルに合わせた形のものを選ぶと良いでしょう。

米の保存容器のおすすめ

お米をより良い鮮度の状態で保存するためには、容器にもこだわる必要があります。お米の保存に便利なおすすめの保存容器を紹介していきます。

アーネスト 米びつ 2kg 横置き可 「米スターの米ポット」

アーネスト 米びつ 2kg 横置き可 「米スターの米ポット」 A75297
アーネスト 米びつ 2kg 横置き可 「米スターの米ポット」 A75297

 

冷蔵庫での保存を考えて設計された、縦置き・横置きの両方に対応した密閉式の米びつ。容器を傾けるだけで簡単に計量ができる機能性の高さがポイントです。

【山崎実業】 密閉 シンク下米びつ タワー 5kg 計量カップ付

【山崎実業】 密閉 シンク下米びつ タワー 5kg 計量カップ付 WH 3377
【山崎実業】 密閉 シンク下米びつ タワー 5kg 計量カップ付 WH 3377

 

システムキッチンの引き出しに合うスタイリッシュな米びつです。パッキンでしっかり密閉されており、蓋をロックすることで、お米を湿気と酸化から防いでくれます。透明な蓋なので、お米の残量も蓋を開けずに確認することができます。

岩崎工業 日本製 食品保存容器 クリア 14.5L (LL) フレッシュキーパー ジャンボキーパー

岩崎工業 日本製 食品保存容器 クリア 14.5L (LL) フレッシュキーパー ジャンボキーパー B-388
岩崎工業 日本製 食品保存容器 クリア 14.5L (LL) フレッシュキーパー ジャンボキーパー B-388

 

銀イオン抗菌Ag+が練り込まれた抗菌加工の保存容器です。細菌に触れると抗菌作用を発揮するため、お米を長期間美味しく保存するのに最適です。深型、浅型など容量によって選べ、重ねて保存も可能なので、狭い場所での保存に大活躍します。

米びつ お米ケース 防湿密閉容器 5kg/10kg

米びつ お米ケース 防湿密閉容器 5kg/10kg
米びつ お米ケース 防湿密閉容器 5kg/10kg

 

蓋が自動で開閉、ダブルシリコンリングで完全密閉できる米びつです。冷蔵庫に保存できない場合に湿気からお米を守ります。蓋上部の専用ケースには防虫効果があると言われる八角や大蒜、乾燥材を入れることもできます。本体正面に確認用の小窓もついており、残量がわかります。米びつとしてだけでなく、薄力粉なども保存可能です。

お米は冷蔵庫保存で美味しく食べよう

お米を常温保存や米袋のまま保存している方がいたら、ぜひ冷蔵庫で保存するようにしてみましょう。普段食べているお米の味がもっと美味しく感じるようになるかもしれません。
毎日の食卓に欠かせないお米だからこそ、正しい保存方法を心がけてみてください。

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文・構成/HugKum編集部

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