離乳食の里芋はいつから?初めてのときの注意点や時期別・取り分けレシピを紹介

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。今日は、煮たり蒸したりすると、ほくほく美味しい「里芋」をテーマに時期別レシピや取り分けレシピを紹介します。

離乳食で里芋はいつから食べていいの?

里芋は、離乳食中期から取り入れることができます。里芋は、泥がついて売られていることが多いと思います。しっかり泥を洗い流してから皮をむきましょう。

初めて与えるときの注意点

里芋を離乳食に取り入れるときの注意点は、口の中や顔の周りや手がかゆくなったり、赤くなったるすることがあります。

赤ちゃんに里芋を始めて与えるときは、

目安は小さじ1
・その日は、里芋以外の新しい食材は与えない

ということを守りましょう。気になる症状がでた場合は医師に相談しましょう。

離乳食で使う里芋の冷凍保存方法

里芋を冷凍保存するときは、

1.皮をむいてゆがき水分をふき取る

2.1回分をラップなどで密封してから冷凍庫に入れる

使うメニューによっては、あらかじめ潰してから冷凍保存してもOKです。

里芋を使った離乳食レシピ 【離乳食中期・後期】

里芋の離乳食中期、後期の美味しいレシピを紹介します

【中期】 里芋と鶏ささみの煮物

<材料>

鶏ささみ 5g
里芋 10g
にんじん 10g
かつお昆布だし 150ml

<作り方>

・里芋、にんじんの皮をむき、煮やすい大きさに切る
・鶏ささみは、ある程度大きく、そぎ切りにする

1.かつお昆布だしで、里芋とにんじんを煮る

2.1がやわらかくなってきたら鶏ささみを入れる

3.2を取り出しみじん切りにする

4.鍋の煮汁を80mlにして3を入れて再加熱する

【後期】 里芋のチーズ焼き

<材料>

里芋 20g
チーズ 5g
青海苔 少々

<作り方>

・里芋の皮をむき、湯がきやすい大きさに切る

1.里芋をやわらかくなるまでゆがく

2.1を5mmに切って器に盛り、チーズをのせてトースターで3分焼く

里芋の離乳食を使った「取り分けレシピ」

大人の料理からの取り分けできる里芋レシピを紹介します。

里芋の和ポテサラ

<材料>大人+赤ちゃん

里芋 5~6個
きゅうり 1/2本
ツナ缶(水煮) 1缶
かつお節 少々
味噌 小さじ1
マヨネーズ 小さじ1
塩 少々

<作り方>

・里芋の皮をむき、湯がきやすい大きさに切る
・きゅうりは縦半分に切って、薄い輪切りにする
・ツナ缶はザルに入れて、サッとお湯をかける

1.里芋を湯がく

2.滑らかになるまでつぶす

3.きゅうりとツナ、かつお節、味噌を分量の1/4加えてよく和える ⇒ 赤ちゃんに取り分ける

4.残りの味噌、マヨネーズ、塩を加える

 

離乳食の里芋に関する体験談

HugKum編集部では、1~2歳のお子さんがいるママやパパを対象に、離乳食の里芋に関するアンケートを実施しました。まずは、お子さんが里芋を食べた様子についてお聞きしました。

Q.離乳食でお子様は里芋を好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?

「好んで食べた」「食べてくれた」を合計すると54.5%のお子さんが里芋を口にしています。一方で30%近くのおうちが離乳食の里芋はまだ、と回答。かゆみが出たら?という心配があったり、メニューの取り入れ方が難しかったりするのかもしれません。

ママパパの体験談

この記事でも紹介していますが、青海苔と里芋は相性がいいようです。メニューに取り入れている方が多めでした。独特のねっとり食感は好みが別れるよう。煮物だけでなく、記事内で紹介したサラダなども食べやすいので試してみてください。

「味付け等せず、お味噌汁の具材として入れたり、青海苔と混ぜて食べさせていましたが、特にベーっと出したりもせず、モクモクと食べていました。」(40代・千葉県・子ども1人)
「小さく刻んで出したらめちゃめちゃ喜ぶことはなかったが嫌がらず食べてくれた」(30代・京都府・子ども2人)
「どろどろだと嫌がるので、少し食感を残して煮物などにした (20代・千葉県・子ども1人)
「滑りがいいため、噛む前に飲み込んでしったことがある」(20代・福岡県・子ども1人)
「すごく好きそうという訳ではなかったけど、ねっとりした感触が食べやすそうでした。潰してそのままあげました。青のりをまぶしたりしました。」(30代・東京都・子ども1人)
「芋系が苦手なようで少し口に入れてベーと出されました。何かと混ぜるにしても里芋に癖があるのでどう調理して良いか分かりません。」(30代・広島県・子ども3人)
「手作りでは 作ったことないから食べさせることもなかったけど、市販の離乳食に入ってる里芋は美味しそうな顔で 食べてました。」(20代・群馬県・子ども1人)

口当たりも滑らかで離乳食期の赤ちゃんが食べやすい食材のひとつの里芋。日々の離乳食づくりの一品として活用してみてくださいね!

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記事監修

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

 

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