エコカー(HEV、PHEV、BEV、FCEV)の違い、知ってる? 脱炭素車「MIRAI(ミライ)」のトヨタが取り組む街ウーブン・シティも紹介

脱炭素を目指す「環境車」の開発に力を入れるトヨタ。その最新の車種や、エコカーの種類、またクリーンエネルギーを主軸に据えた実証実験の街 Woven City(ウーブン・シティ)の試みなど、SDGsトップ企業の取り組みをご紹介します。
<画像:水素を使って走るFCEV(燃料電池自動車)のトヨタMIRAI>

二酸化炭素を出さない水素で走るクルマ「MIRAI(ミライ)」を開発!

「世の中の役に立つため」をモットーに、安全で環境にいいクルマをつくるだけでなく、森を守ったり、街をつくったり、いろいろなことに取り組んでいるトヨタ。脱炭素を目指した「環境車」の研究も進めています。

代表的な環境車のMIRAI(ミライ)は、水素と空気中の酸素で電気をつくり走るクルマで、CO2を出しません。しかも水素は究極のエコエネルギーといわれるほどクリーンで、資源としても尽きることがありません。

トヨタは技術と知恵を結集して、一刻も早いカーボンニュートラル実現に向けた取り組みをしています。

カーボンニュートラルとは?

地球温暖化につながる二酸化炭素(CO)をはじめとするガス(温室効果ガス)の排出量と吸収量のバランスをとること。カーボンは炭素、ニュートラルは中立を意味します。

電動車(電気エネルギーで走るクルマ)の種類いろいろ

トヨタのクルマは、極寒の雪原から灼熱の砂漠まで、世界170 の国と地域で展開しています。なかでも環境にやさしいエコカーは、国や地域のエネルギー事情やニーズによって選ばれているため、さまざまな種類を用意しています。

「MIRAI(ミライ)」だけではなく、同時に以下のような電動車も用意し、世界の各地域のあらゆる状況、あらゆるニーズにも対応できるように、そして、誰ひとり取り残さないカーボンニュートラル実現を目指しています。

HEV ハイブリッド自動車

ガソリンで動くエンジンと電気で動くモーター、2 つの動力を備えた自動車。安価で長距離走行が可能。

PHEV プラグインハイブリッド自動車

HEV と同様に、エンジンとモーター、2 つの動力を備えている。コンセントにプラグを差し、外部電源が利用可能。

BEV (バッテリー式)電気自動車

ガソリンを使わず、バッテリーに充電した電力でモーターを動かす。エンジンがない。小型車に向いている。

FCEV 燃料電池自動車

ガソリンも電源も不要で、水素を燃料として発電し、モーターを動かす。

脱炭素のためにトヨタで進めていること

脱炭素の取り組みは、ものづくりの現場でも実践されています。トヨタの工場では、電気を使わずに「からくり」で動く装置などが活用されていて、2035年には、工場から出る二酸化炭素の量を実質ゼロにすることを目指しています。

ものが下に落ちる力を利用して、ねじの大きさを簡単にチェックできるしくみ。

電気を使わずに誰でも難しい作業ができるしくみ。
ミゾに沿って機械を動かしていけば、金属の加工が力を使わずラクに正確にできるようになっている。

このような「からくり」は環境にやさしいだけでなく、働く人の仕事もラクにします。高齢者や女性などが強い力を出せなくても、しっかりと作業できる工夫になっています。

「未来の当たり前」を発明する街を建設中!

トヨタが静岡県に建設中の実証実験の街、Woven City(ウーブン・シティ)をご存じですか?  実際に人が住む街で、最先端の乗り物などを使った実験が行われるそうです。

トヨタのSDGsの根底には、「商品を使うお客様の幸せを、その仕事に関わるすべての人の幸せを」という願いがあります。これは母親の負担を減らそうと自動織機を発明した創業者・豊田佐吉の時代から変わらず、トヨタに受け継がれてきた考え方でもあります。このような考えをもとに、ヒトの気持ちを優先させ、それに見合った技術を使って持続可能な社会を維持していくために、ウーブン・シティでは、いろいろな開発を進めています。

例えば、水素を手軽に持ち運ぶことができる「ポータブル水素カートリッジ」の実証を行い、未来の子どもたちのために誰もが気軽にクリーンエネルギーを使える社会を目指します。そうした新たな技術開発に挑戦し、実験をし続けることが可能になります。

この街で先端技術の開発がよりスピーディーに進み、「未来の当たり前」が生み出されていくことでしょう。

開発中のポータブル水素カートリッジ(プロトタイプ)。

実証実験の街、ウーブン・シティ!

モビリティ(ヒトやモノが移動するための乗り物)が行き交うウーブン・ シティのイメージ図。2024~ 25 年ごろ実証を開始する予定です。

富士山のふもとに建設中のウーブン・シティとは

街には2000 名程度の住民が暮らし、街の中で、新たなモビリティのしくみやサービスの実証を行い、ヒト中心の未来をつくります。

出典/『小学一年生』2022年12月号別冊『HugKum』
構成/村重真紀

トヨタのSDGsの取り組みはこちらでも紹介!

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1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載しています。

再構成/Hugkum編集部

今回の記事で取り組んだのはコレ!

  • 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 9 産業と技術革新の基礎を作ろう
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を

SDGsとは?

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