冬になると食べたくなるお餅。お餅が好きという子も多いので、おやつにするという家庭も多いのでは。また、お餅は炭水化物なので、ご飯やパンの代わりにもなり、意外と便利な食材。今回は、そんなお餅の人気の食べ方やレシピをご紹介します。
お餅人気の食べ方を調査!
今回は、お餅の食べ方をママ・パパにリサーチ。定番人気の食べ方から、いつもの食べ方に飽きてしまったり、お餅をたくさん買いすぎて余ってしまっている、なんていう時にもぴったりなアレンジレシピもご紹介。参考になる食べ方ばかりなので、ぜひ取り入れてみて。
小さな子どもはお餅の窒息事故に注意しましょう
小さな子は喉が細く、嚥下機能がまだうまく発達していません。お餅は口の中で餅同士がくっつきやすくなるため、食べさせる際には、先に汁物などの水分を与えたり、食べやすい大きさに切ったりして(小さすぎるとひとくちで飲んでしまうため自分で噛める程度の大きさに)、ゆっくりよく噛んで、食べさせるようにしましょう。また、食事中に眠くなっていないか注意し、食べながら歩きまわったり寝転んだりすることがないよう、大人がきちんとそばで見守りましょう。
喉に詰まった場合の応急手当には、背中を強くたたく方法や、胸骨を圧迫する方法などがあります。いざという時のために、しっかりチェックしておくことも大切です。
お餅の食べ方人気ランキングTOP5
それでは、みんなが気になるお餅の食べ方を0歳〜5歳の子どもがいるママ・パパに大調査。ランキング形式でご紹介します。
1位:砂糖醤油
堂々の一位は、お砂糖を醤油に混ぜた砂糖醤油で和える砂糖醤油餅という結果に。砂糖が多めの甘じょっぱい味は子どもも大好きですよね。海苔で巻くパターンもあり、地域としては西日本で多く食べられているようです。
2位:磯部焼き(醤油)
大定番化と思いきや、2位になった磯辺焼き。醤油にくぐらせ海苔で巻くというシンプルな味わい。手軽に作れるので、軽食代わりになるというのも納得です。
3位:きな粉餅
柔らかく茹でたお餅に、砂糖と混ぜた甘いきな粉餅も大人気。きな粉の原料は大豆なので、栄養的にもバッチリですよね。
4位:おしるこ
お餅を入れたおしるこは、寒い冬にはたまらないおいしさですよね。冬のおやつはおしるこ、なんていうおうちも多いのでは。
5位:お雑煮
お餅といえば、お雑煮は外せませんね。角もちや丸もち、焼いたり茹でたりと地域によってさまざまな食べ方がありますが、お雑煮には欠かせないもの。
まだまだある!美味しいお餅の食べ方
ランキングからは外れましたが、まだまだ人気の食べ方がたくさん挙がってきたので、ご紹介します。
辛味餅(大根おろし)
大根をおろしたものに、醤油や海苔・青海苔を混ぜて、柔らかいお餅と和えて食べる辛味餅。ピリッとちょっと大人な味わいでさっぱりといただけるので、いくらでも食べられそうです。
あんころ餅
あんこで柔らかいお餅を包んだあんころ餅。鉄板の組み合わせですよね。あんこの甘さはお茶受けにもぴったり。市販のあんこで作れば手軽ですよね。
納豆餅
山形県を中心に一部の地域で愛されているのが納豆餅。焼き餅や柔らかいお餅に、あさつきなどを混ぜた納豆を乗せるもの。納豆ごはんと同じ感覚で食べられそうですね。
バター醤油
こちらも子どもに人気がありそうな、バター醤油餅。焼いたお餅をバター醤油に絡め、海苔で挟めば香ばしく、食べやすい味わいになりますね。
お餅の食べ方アレンジアイディア
年末年始に大容量のお餅を買ったものの、思いの外なかなか減らないなんてこともありますよね。そんな時に試してみたいお餅のアレンジレシピを、ママ・パパにリサーチ!目からウロコ、なんていうメニューもあるようです。ぜひ参考にして作ってみて。
チーズ
組み合わせとしては最強のチーズアレンジ。磯辺焼きを作る要領で、スライスチーズを一緒に挟むよう。コクもアップして、子どもがパクパク食べてくれそうです。
油で揚げる
小さく切ったお餅を油で揚げる揚げ餅も。サクサクのおかきとして、軽く食べることができますね。
カリカリになるまでじっくり焼く
時間をかけてカリカリになるまで焼くと、おせんべいのように食べられるという声も。薄めのお餅だと、パリパリしてさらにおいしそうですね。
ピザ風
お餅をピザ生地に見立てて、ケチャップやチーズと合わせて食べるという人も。ボリューム感もあり、軽いランチにも食べられそうですね。
電子レンジで練り餅
あんこと一緒に電子レンジでチンすることで、柔らかい練り餅を作るという人も。とろりとあんこと混ざったお餅は間違いなく美味しいですよね
明太子
大人のおつまみにもぴったり合いそうな、明太子とのアレンジレシピ。バターと合わせることで、コクも出て、止まらなくなりそうです。
グラタンに入れる
細かく切ってグラタンの具にするという声も。トロトロに仕上がっておいしそうですね。
チョコ
チョコを包んで食べるというおやつアイディアも。子どもが喜ぶ組み合わせですよね。
参鶏湯風のスープ
参鶏湯風にするという本格アレンジも。もち米の代わりになり、とろみのあるスープは、体がとっても温まりそうです。
お餅を使ったおすすめレシピ
かぶのすりおろしのお雑煮
かぶはビタミンAとCが豊富な葉と一緒に!豚ひき肉のうまみがスープの決め手!
◆材料
(3人分)
かぶ 中2個
豚ひき肉 120g
切餅(食べやすい大きさに切る) 5個
だし汁 500ml
【A】
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
塩 小さじ1/4
◆作り方
【1】かぶは皮をむいてすりおろし、葉は小口切りにする。
【2】鍋で豚ひき肉を炒り、ポロポロしてきたら、だし汁、【1】を加え、温まったら餅、【A】を加えて、柔らかくなるまで煮る。
教えてくれたのは
牛尾理恵さん
うしおりえ/料理研究家。フードコーディネーター。栄養士の資格ももつ。病院での食事指導、料理研究家の助手、料理専門の制作会社を経て独立。おいしく、作りやすく、体にやさしい家庭料理が人気。
『めばえ』2018年2月号
アレンジ自在なお餅は普段のレシピに取り入れて!
興味が惹かれるお餅の食べ方は見つかりましたか?ここまでバリエーションが豊富なことに驚いた人も多いのでは。子どもが好きで、腹持ちもいいお餅は、冬や年末年始だけに限らず、普段使いするのがオススメ!ぜひ新しいアレンジレシピも試してみてくださいね。
文・構成/HugKum編集部