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子育てファミリーに大好評!マクドナルドの「ほんのハッピーセット」
2018年7月から始まった、マクドナルドの「ほんのハッピーセット」。従来のおもちゃに加え、描き下ろしの完全オリジナルストーリーの「えほん」と、小学館の図鑑NEOから特別編集された「ずかん」が選べるようになりました。
2020年7月で2周年を迎え、累計配布数は2000万冊を超えています。なんと3秒に一冊のペースで売れているそう!
たくさんのママ・パパから支持されていて、SNSでも話題!
この「ほんのハッピーセット」は、子どもたちはもちろんのこと、多くのママ・パパからも大好評!「子どもが本好きになった」「“ずかん”から興味の幅が広がった」など様々な反響が。8月に実施した「#マイベストほんのハッピーセット」のツイートキャンペーンでは、3000件以上もツイートされるなど、SNSでも話題なんです。
ママ・パパたちのリアルな声!「ほんのハッピーセット」のここがいい
「ストーリーが短く、シンプルなので子どもが飽きずに最後まで読んでくれます。子どもが興味を引きそうな擬音がたくさんでているので、ストーリーがわからなくても楽しめます」
「ただ面白いというだけでなく、“物を大切にする”、“思いやりの心を持つ”などもテーマになっているので情操教育にも役立ちます。絵本は有名絵本作家によるオリジナルなので新作が楽しみ!
「サイズは小さめで手に取りやすく持ち運びに便利です。紙がペラペラじゃなく、作りもしっかりしています。子どもが繰り返し読んでも、丈夫でボロボロになりにくいのがうれしいです」
HugKumママ編集者も「ほんのハッピーセット」の大ファン
日々忙しく、なかなか書店や図書館でじっくり本選びができないのが悩み。「ほんのハッピーセット」は著名な作家さんの絵本や人気の図鑑シリーズがいただけるので、時間をかけずにダイレクトでいいモノにたどり着くことができてありがたいです。特に「えほん」は一冊読むのに手頃な長さなので、“読んであげたい…けど早く寝かせたい!”ジレンマを抱えた夜の読み聞かせにも重宝しています(笑)。
絵本もですが図鑑は特に高価なので、購入して子どもが興味を持たなかったらどうしよう…と二の足を踏んでしまいがち。そんなときは「ほんのハッピーセット」で事前に子どもの反応をみることができるので助かっています。小さな子の手にもちょうどいいサイズで、本格的な図鑑デビューはまだ早い2歳の息子もお気に入り。お出かけの時はマイリュックに入れて必ず持ち歩いています。
「ほんのハッピーセット」誕生のきっかけは?マクドナルドの担当者にお話を伺いました!
子どもたちにとって、本との出会いのきっかけにもなる「ほんのハッピーセット」はどのようにして生まれたのでしょうか?「ハッピーセット」のおもちゃの企画を担当されている日本マクドナルドの松尾 安奈さんにお話しを聞きました!
Q「ほんのハッピーセット」を作ろうと思った理由は?
まずはマクドナルドの規模を生かして社会に寄与する活動を行うことが、マクドナルドの企業としての責任であると考え、グローバル全体で「お子様の健全な成長を願う様々な取り組み」を行っていることが背景にあります。ハッピーセットは年間で1億個提供されています。その規模感で何か社会に貢献できることはないかと考えていました。
さらに、過去にハッピーセットで絵本をつけたことがあり、親御さんからポジティブな意見をたくさんいただき、本の需要を肌で感じました。同時に「色々な本がありすぎてどの本を選べば良いかわからない」「図書館に行く時間が持てない」と言った、子どもを本に触れさせることに苦労する様々な声も伺いました。
私自身も小2と6歳の子どもがおり、「読みきかせが大事」とわかってはいるけれど、時間もないし、どの本を選べばいいか悩んでしまうことも多かったんです。そこで、子どもたちがより気軽に、様々な本に触れる機会と親子で過ごす時間を作りあげるサポートができたら!という思いで「ほんのハッピーセット」を導入しました。
Qなぜ「えほん」と「ずかん」の二種類があるのでしょうか?
絵本はお子さんの心の成長を促し、道徳心を育むもの。図鑑は知識を深め、知的好奇心を広げるもの。それぞれの良さがあると考えて二種類ご用意しています。
「えほん」は全て「ほんのハッピーセット」のために絵本作家さんが書き下ろしてくださっています。表紙はしっかりとしたハードカバーで、「絵本らしさ」を重視して作っています。読みきかせしやすいように糸とじ製本で見開きやすく、本文に使用している紙も手触りの良いものを選んでいます。
一方、「ずかん」は大人気の「小学館の図鑑NEOシリーズ」から特別編集されたもの。本物の図鑑さながらの迫力のある写真や、好奇心を掻き立てるわかりやすい解説が特徴です。「ずかん」には、写真がきれいに映えるような光沢のある紙を使用しています。
どちらも一冊読んだという満足感を感じられるボリュームで、かつ、お子さんが一人でも読んでも飽きない長さになっています。寝る前の読み聞かせや、持ち歩きに便利なサイズなのもポイントです。
Q「えほん」のテーマや作家さんはどのようにして選んでいますか?
「道徳心を養い社会性を育むもの」や「想像力や好奇心が刺激させるもの」、「親子のコミュニケーションが生まれる」ことを狙いとしていますが、作家さんによって得意なトーンや伝えたいメッセージをお持ちなので、最終的にはお任せしています。
例えば、私のお気に入りのひとつであるカワダクニコさんの『ワニくんのながいかお』。みんなそれぞれ個性があり、それぞれ良さあるということを描いた絵本です。多様性を認める心を育むにはぴったりの作品なんです。
心に染みるメッセージ性の強いお話もあれば、シゲタサヤカさんの『ラッキーカレー』のように、お腹を抱えて笑えるユーモアたっぷりの本もラインナップしています。シゲタさんのおっしゃった「自分にとって絵本は完全にエンターテイメント」だという言葉にはハッとさせられました。親子で楽しく笑い合える絵本の素晴らしさにも気づくことができました。
色々な作風に触れるのも子どもたちにとっては良い経験になると思うんです。ハッピーセットで知った絵本作家さんの本を本屋で探しに行ったり、本との出会いのきっかけ作りになるとうれしいです。
Qお客さまからの反応はいかがですか?
「クオリティが高い!」「持ち運びやすいサイズ感」「“ほんのハッピーセット”のおかげで子どもが本好きになった」など多くのポジティブなご感想をいただいています。マクドナルド社内からも子どが本に触れるきっかけを作ることができるこの取り組みの意義に共感し、「良いプログラムだ」という声が多く上がっています。
Qまだ「ほんのハッピーセット」を体験していない方にメッセージを
幼少期の読書はお子さんに非常に良い影響を与えますし、読み聞かせは親子の時間を豊かにするので小さいお子さんがいらっしゃるご家庭には特におすすめしたいです。様々なジャンルの絵本や図鑑に気軽に触れることができるので、本と出会うきっかけ作りにぴったりです。こだわりがギュギュッと詰まった本なので、ぜひ実際に一度手にとって良さを味わってみてください。
絵本作家の豊福まきこさんに質問!「えほん」に込めた思いとは?
「ほんのハッピーセット」の「えほん」は、作家さんが描き下ろした完全オリジナルストーリー。絵本作家の方はどんな思いを込めて作品を作っているのでしょうか?
『ただいま。』の作者、豊福まきこさんに絵本のアイディアソースや「ほんのハッピーセット」で意識したこと、読者へのメッセージなどを聞きました。
Q絵本のストーリーや主人公のキャラクターのアイディアは、どのようにして思いつくのでしょうか?
日々の生活の中で、何気なく気づいたものがテーマになります。
人と話したこと、歩いていて感じたこと、テレビやネットの情報なども含めて、ふとした瞬間に感じる“うれしい、悲しい、びっくり、こわい、面白い”などさまざまな感情がベースです。
それらは子どもには直接関係のないものからくることもありますし、逆にもっと小さくて、夜の道が怖かった、とか、虹が見られてラッキー、だとか、そんな程度のものもあります。
大小にかかわらず、自分の気持ちがきちんと動いたことを大事にしています。これはそんなに特別なことではありません。誰でも面白かったこと、びっくりしたことを「昨日こんなことがあってね…」と親や友達に話したりすると思います。私はそれを絵本という形で、話しているだけなんです。
Q「ほんのハッピーセット」だからこそ意識したことや気をつけたことなどありますか?
ハッピーセットの「えほん」なら、ふだんあまり絵本を読まない人にも気軽に手に取ってもらえるかもしれない、という思いはありました。そしてこれがきっかけで絵本を好きになる人もいるかもしれない。そう思ったので単なる“おまけ”にならないよう、通常の絵本と同じように細部まで描き込みました。
『ただいま。』の中では、背景の棚にいろんなぬいぐるみやおもちゃが描いてありますが、後半はその棚の中身が少し変わっています。今までいたコがいなくなり、新しいコが入っていたりします。そういうところにお話の中に無い、別の物語があります。それを見て想像したり、親や友達と話したりしてほしい。それが絵本の一番楽しいところだと思うので、そういう仕掛けのタネを入れています。
あとは、絵本だから気をつけていることのひとつに、ハッピーエンドがあります。絵本は少ないページで作るので、単純な話になることも多いです。「世の中はそんなにうまくいかないよ」とも思いますが、だったら絵本の中でくらい、幸せでいてもいいのではと思うのです。
何より、私自身がこわい話やつらい話を何度も読みたいとは思いません。絵本は何度も読み返すことが大前提ですから、読むたびに苦しくなるより、読むたびに「ああ、よかった」と気持ちの晴れる本を作りたいと思っています。
Q『ただいま。』に込めた思いや子ども達に伝えたいメッセージを教えて下さい。
病気やケガで頑張っている人たちには、少しでも希望をもってほしいと思いながら、描きました。中にはそう簡単に「なおった!」とはいかない場合があることも、もちろんわかっています。それでも、いつかそうなってほしいという私の願いがこもっています。
そしてあとがきのメッセージに、子どもではなく“小さい人”、と書いたのには、二つの意味があります。
一つは私がいつも“子どもは見た目が小さいだけ”と思っているからです。とてもよくものを見ているし、大人以上の鋭い視点にびっくりすることもたくさんあり、子ども、というくくりにできないな、と思うことがあるからです。
そしてもう一つは、読み聞かせる大人にも届いてほしいと思ったからです。
今小さい人、かつて小さかった人、すべての人に届くようにと願っています。
絵本作家/豊福まきこさん
東京都出身。武蔵野美術大学卒。
広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務したのち、イラストレーターに転向。
現在は絵本を中心に児童書関連で活動中。
著書『わすれもの』『おどりたいの』(ともにBL出版)他
期間限定で今までに登場した「えほん」を無料公開中
「ほんのハッピーセット」2周年2000万冊超を記念して、今まで登場した「えほん」の中から10タイトルをマクドナルド公式ホームページで期間限定・無料公開中なんです。2020年12月31日(木)まで公開予定。ぜひチェックしてみてください!
◎公開期間:7月17日(金)~12月31日(木)(予定)
◎公開作品:「きもちのかたち」「ふしぎのもり」「ワニくんのながいかお」「すてきなぼうし」「ラッキーカレー」「ちびっこまじょのチット」「ブロロンどろろん」「ちっちゃなくしゃみ」「くろねこちゃこのぼうけん」「ともちゃんちのにんじゃねこ」
図鑑NEO編集者に突撃!ハッピーセットの「ずかん」ココにこだわってます
「ほんのハッピーセット」の「ずかん」は「小学館の図鑑NEOシリーズ」を作っている編集者が特別編集して制作。図鑑のプロならではのこだわりや、工夫した点、見所をずばり聞いてきました!
Q「ずかん」から再構成する際、どういった点をポイントにして作っていますか?
「ほんのハッピーセット」スタート時は、子どもたちに身近な動物が良いだろうということで、動物の図鑑から「動物 ネコのなかま」や「動物 イヌのなかま」を作りました。おかげさまで大好評であっという間に完売となってしまいました。図鑑から抜粋するときは、主に動物は“近い仲間のグループ”で分けています。似ているけれど、よく見ると違う。そんなちょっとした違いを見つけて欲しいからです。星座など“季節”で分けたり、昆虫など“環境別”に分けたりすることも。
図鑑NEOは小学校高学年でも楽しめるボリュームなので、「ほんのハッピーセット」ではより低年齢のお子さんにも楽しんでもらえるように、漢字の使用量を少なくしたり、書いてある説明文も噛み砕いてよりシンプルにしています。なので丸々一冊新しい本を作っているような感じです。手間はかかりますが、お子さんが何が好きなのかを気づく導入編のような、きっかけ作りになったらうれしいと思い、熱量を込めて作っています。。
Q「ハッピーセット」の「ずかん」ならではの工夫したところは?
「ほんのハッピーセット」オリジナルの要素として巻末にクイズを設けるなど、面白く読めるように工夫をしています。図鑑とクイズを組み合わせるアイディアは、私が自宅で3歳の息子とよくクイズを出し合って遊んでいたのがきっかけで生まれました。息子を実験台として(笑)クイズの難易度も調整し、完全オリジナルでマクドナルドさんにご提案したんです。親子のコミュニケーションにクイズはおすすめですよ。
また、図鑑をながめるだけでなく、手を動かして欲しいなと思い、おまけのシールをつけることにしました。シールを貼って「自分だけの図鑑」を完成させるとより本に愛着を持ってもらえるようです。
Q子どもたちに「ずかん」をどのように楽しんで欲しいですか?
図鑑て少し難しいものというイメージがあるかもしれませんが、「ハッピーセット」の「ずかん」なら面白いエッセンスがたくさん詰まっているので、興味を持ちやすいと思います。クイズを出して盛り上がったり親子のコミュニケーションツールとして気軽に活用して欲しいです。
多分、この「ずかん」が人生最初の図鑑になる子がたくさんいるのでは?ここから魚が好きになったり、星座に興味をもったり…。子どもたちの可能性のタネをまいているつもりで作っています。「ずかん」を見て、どんどん知識を深めて、自分の視野を広げて欲しいですね。
近い将来、「”ハッピーセット”の”ずかん”を見たのがきっかけで宇宙に興味を持って、宇宙飛行士になった」なんて子が出てくるのを楽しみにしています!
「ほんのハッピーセット」待望の新刊は10月30日から
「えほん」と「ずかん」は2〜3か月ごとに新しい本が登場。いずれもなくなり次第終了となるので欲しい本は早めにGETして。
現在はこちらの二冊(9/18〜約10週間〈予定〉)
「えほん」は可愛らしいあらいぐまのぬいぐるみ“ポンちゃん”のお話『ただいま。』。しましまのしっぽが取れてしまっておもちゃのびょういんへやってきました。
「ずかん」は『小学館の図鑑NEO 乗りもの「改訂版」』に載っている乗りものから、東北・北海道新幹線や全国の特急31種類を紹介。おまけのシールで自分だけの図鑑を完成させよう。
10月30日からの新刊はこちら!(10/30~約10週間〈予定〉)
10月30日スタートの二冊はどちらもおいしそうなかぼちゃが表紙。
「えほん」は『かぼちゃのスープのおふろ』。お腹ペコペコの仲良し3匹が大きなスープのお風呂を発見!スープはぜったい飲まないようにって書いてあるけれど…。
「ずかん」は『小学館の図鑑NEO 野菜と果物』から秋冬の野菜や果物を59種類紹介。レンコンはどうして穴が空いているの?など野菜博士になれる楽しいクイズ付きです。
「ほんのハッピーセット」は子どもと本を繋ぐ架け橋
いままで子どもにもっと本を読んであげたいと思っていながら、忙しさから読み聞かせる前の「本を選ぶ」という時間を作ることができなかったり、どんな本が良いか悩んでしまうパパ、ママも多いもの。ハッピーセットを通して良質な本と出会えるのはとてもうれしい限り。
持ち歩くにもぴったりのサイズで、子どもが「自分だけの本」として愛着を持って大切にすることができます。様々な人の熱い思いが詰まった「ほんのハッピーセット」、ぜひ親子で楽しんでみてください。
絵本専門士に聞く読み聞かせのすすめ
働くママの子育て情報サイト「ぎゅって」では、「最後まで聞いてくれない」「就寝時間を気にして早口になりがち」など「読み聞かせ」に関する疑問に絵本専門士がお答え!こちらもぜひチェックしてみてください。
文・構成/HugKum編集部 イラスト/じゅえき太郎(根本さん分) 撮影/田中麻以
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