目次
SDGsなアシックスの創業哲学を具現化したキャンペーン
アシックスは、1949年に鬼塚喜八郎がスポーツを通して青少年を健全に育成することを願い、スポーツシューズ製造会社(鬼塚商会)を神戸に創業したことに始まります。創業哲学は「健全な身体に健全な精神があれかし」。これを体現する取り組みとして展開したのが「アシックス未来チャレンジキャンペーン」です。
「アシックス未来チャレンジキャンペーン」の“キッズレポーターコース”とは
アシックスの該当商品を購入して応募できるプレゼント企画のA賞のこと。
A賞に当選した子どもたちは、自分で考えた質問をアスリートにリモートでインタビューすることができます。憧れの選手との直接のやり取りは、すごさや秘密を引き出せるチャンス。ワクワクの企画です。※キャンペーンへの応募は終了しました。
各界の一流アスリートたちが続々賛同!
子どもたちの未来の「夢」を支える第一歩となるこの活動に、陸上短距離の桐生祥秀選手やベースボールの丸 佳浩選手など各界の一流アスリートが賛同。実際に子どもたちからリモートで取材を受けました。
陸上短距離の桐生祥秀選手にキッズがインタビュー
陸上短距離の桐生選手は、キッズレポーターたちが事前に用意していた質問以外にも「もっと聞いていいんだよ」と優しく声をかけている姿が印象的でした。
あきとレポーター「どうしたら、そんなにあしが速くなるんですか?」
桐生選手「才能って思われることが多いんだけどね、野球だっていきなり150kmの球を打てないでしょう?練習して打てるようになるのと同じ。僕も、あしが速くなる練習をいっぱいしているんだよ!
今日は、速く走るための“桐生メソッド”をいくつか教えるね!」
りおレポーター「苦手なスポーツはありますか?」
桐生選手「水泳! 全く泳げないんだ(笑) 」
子どもたち一同「えー!(驚き)」
オンラインで桐生選手に会えた感想は!?
今回「キッズレポーターコース」に当選された、さえこリポーター(小学6年生)親子。イベント後の感想を伺いました。
さえこリポーター「リレーに関する本を図書館で借りて、桐生選手にどんな質問をしたらいいかいっぱい考えました。イベントでは、水泳や長距離が苦手など意外な一面が知れて嬉しかったです。中学に入ったら、陸上部に入る予定なので、教えてもらった桐生メソッドを練習に取り入れたいです」
さえこリポーターのママ「今回のイベントで一番良かったことは、一方的にお話を聞くだけではなく、聞いた後に質問ができ、それに答えてもらって、さらに聞くというインタラクティブなイベントだったという点。期待以上で、子どものテンションが上がっている様に感じ取れました!」
続いて、桐生選手はイベントをどのように楽しんだのでしょうか?
Q1:子どもたちから取材を受けてみて、いかがでしたか?
桐生選手「オンラインでは、実技だと教えるのが難しい部分はあるのですが、トークだと遠くにいても参加できていいですよね。想い出に残ってもらえたかな」
Q2:桐生選手といえば、2020年1月1日に入籍されましたよね。そして、今年2月には第一子(男の子)が誕生したことをご自身のYouTubeチャンネルでご報告も! お子さんが生まれて心境の変化はありましたか?
桐生選手「2月に長男が生まれたばかりだから、まだ大きな心境の変化ってないんですよね……。ただ、息子が3歳くらいになったとき、幼児に教える機会があったら『うちの子と違う!』なんて思うこともあるのかもしれませんね。
実は、子どもたちとのイベントは社会人1年目からずっとやっているんですよ! 今後は50mの大会や、今回のようなクリニックを増やしていくために、自分が行かなくてもできるような仕組みを考えています」
ベースボールの丸 佳浩選手にキッズがインタビュー
読売巨人軍の丸選手も、子どもたちとの交流イベントに参加しました。
卓球の石川佳純選手にキッズがインタビュー
数々の大舞台を経験している石川佳純選手も、このイベントに賛同。キッズレポーターたちは、一つ一つの言葉に真剣に耳を傾けていました。
アシックスのキッズカテゴリーの今後
子どもの未来につながるキャンペーンを展開したアシックスは、キッズカテゴリーにおいてどこに向かうのか、株式会社アシックス キッズプロダクト部部長椎名一平さんにお話を伺いました。
アシックスとは、どんなブランドなのでしょうか?
椎名さん「1949年に鬼塚喜八郎氏が創業した会社です。スポーツ用品の企画開発、販売の他にアスリートやチームとのアドバイザリー契約や用品提供、大会やチームのスポンサーなども行っています。
これまでも子ども向けのシューズを中心に展開してきましたが、今後は新サービスの導入な今まで以上にキッズカテゴリーとしても力を入れていきたいと思っています」
アシックスが、この「未来チャレンジ」の取り組みを始めたきっかけは?
椎名さん「2021年は国際的なスポーツイベントもあり、子どもたちが熱を持ってスポーツをやりたいと思ってくれている今、その想いを次へつなげるお手伝いができないかと思ったのがきっかけです」
コロナ禍の今こそ、子どもたちにスポーツが不可欠である理由も教えてください。
椎名さん「当社の創業哲学でありブランド・スローガンである”Sound Mind, Sound Body”、つまり心と体の健全な状態をつくることが大事だと考えています。
そこで、子どもたちには、競技スポーツをするところまではいかなくても、外に出て太陽の光を浴び、ただ走り回ることですくすく育って欲しいという想いがあります」
トップアスリートと触れ合う機会は、子どもたちの財産に!
アシックスの創業哲学、そしてそこにかかるさまざまな取り組みは、人にフォーカスした持続可能なものへと繋がっており、特に子どもたちの未来に対して価値がある取り組みとなっています。コロナ禍で家にこもりがちな今だからこそ、体を動かすことで健全な心や体を育んで欲しいと、スポーツを愛する子どもたちへシューズなどのアイテムやさまざまなイベントを通じてサポートを実践。
今回のようにトップアスリートと触れ合う機会を得られるのは、子どもたちにとっても将来につながる財産となるはず。「アシックスキッズ」を立ち上げるなど、子どもにまつわる情報を多く発信するアシックスの今後にも注目です。
文/長南真理恵 構成/HugKum編集部