離乳食と母乳のバランスが知りたい!授乳回数の減らし方は?量や順番、欲しがらないときの対処法

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食教室をしていると、よくある質問のひとつに「離乳食と母乳のバランスが知りたい」ということ。離乳食の量が増えてくると「たくさん食べた後にこの量を飲んでも大丈夫?」と心配になるママもいますし、逆に「母乳ばかり飲んでいて離乳食の量が少ない。栄養は足りている?」と心配するママもいます。今回は、離乳食と母乳のバランスなどを話します。

離乳食がはじまった赤ちゃん。母乳との順番やタイミングは?

離乳食がスタートしたら、赤ちゃんの栄養は離乳食と母乳(育児用ミルク)になります。

離乳食と母乳の順番

基本は、「離乳食の後に母乳を飲む」ですが、初めての離乳食で戸惑う赤ちゃんは離乳食をボイコットして母乳が欲しいと泣き出します。母乳を満足するまで飲むとその後に離乳食を食べてくれず「思うように離乳食が進まない」と心配になります。こんな時の方法は4つ。

1.母乳を優先する

これまで母乳で育ってきた赤ちゃんです。お腹がすいている時によく知らない離乳食を口に入れられても戸惑うのは当たり前。安心して満足できる母乳を優先してOKです

2.離乳食の時間を早める

先に母乳を欲しがって飲んだはいいけれど、お腹いっぱいになり、離乳食を食べられないのなら。離乳食と母乳の時間をお腹がすくちょっと前に設定します。10時に母乳を飲んでいるのなら9時半に離乳食をスタートさせる。といった具合に。

3.母乳を飲んだ30分後に離乳食を食べる

2がうまくいかなかった場合。母乳を飲んで満足した後、少し時間を置いて離乳食を与えます。お腹は満足しているので機嫌はいいはず。「食べる練習」としてスタートです。

4.時間を大幅に空ける

離乳食をスタートさせた頃は、1回目の食事を朝に食べましょう。とおススメされています。それは、体調に変化があった時にすぐに病院に行けるという対応ができるから。でも、朝に「食べたくない」と赤ちゃんに言われたときは、昼からでもOK。時間を空けて仕切り直しましょう。ただし遅くとも、夕方18時には食べ終わりましょう。

母乳は欲しがるだけあげてOK?

母乳は、授乳のリズムに合わせながら、赤ちゃんが欲しがるだけ与えても大丈夫です。1歳過ぎたら、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に減らしていきましょう。特に量が気になるとようになるのは、恐らく9カ月が過ぎ離乳食が1日3回になってからではないでしょうか。母乳の減らし方のコツは、下記に紹介しています。

また、離乳食を与えるタイミングは、離乳食を食べた後と、離乳食と離乳食の間や寝る前。月齢が低い間は、夜中に必要な子もいるでしょう。

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母乳と離乳食の与え方の例(離乳食・母乳の回数)

離乳食初期

離乳食がスタートして最初の1カ月は1日1回食。2カ月目から1日2回食になります。この頃の赤ちゃんは、1日の栄養の10~20%が離乳食。つまり90%ほどが母乳ということ。離乳食を「練習」している時期ですので「赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませてOK」ということ。回数は個人個人違いますが、7~8回程度の方が多いようです。

離乳食中期

離乳食を食べ始めて3カ月目。徐々に離乳食に慣れてくる頃です。それと同時に食べムラが出てくる子もいます。この頃の赤ちゃんは、1日の栄養の30~40%が離乳食。まだまだ母乳からの栄養が大半です。ですので離乳食初期と同様に「赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませてOK」です。1日の飲む回数は5~7回程度の方が多いようです。

離乳食後期

大人と同じ1日3回食になるこの時期。離乳食の食べる量も増えてきました。この頃の赤ちゃんは、1日の栄養の50~60%が離乳食。だいたい半々になってきました。1日の飲む回数は4~5回程度の方が多いようです。

離乳食完了期

離乳食完了期になると、1日3回の食事以外に1日1~2回のおやつが登場します。1日の栄養の70~80%が離乳食になり、栄養の大半を離乳食で摂るようになります。食後の授乳はなくなり、寝る前だけになるなど1日の飲む回数は1~2回になり、徐々に卒乳に近づく子もいます。

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離乳食を食べないときは母乳を減らすべき?

離乳食を食べない時「どちらを優先すればいですか?」と質問を受けることがあります。これは赤ちゃんの月齢によっても違うともいます。例えば、離乳食初期、中期の場合は母乳のりょうをへらさなくてもOK。離乳食が3回食に進む頃には、なるべく離乳食を食べ母乳は減らす方向で進めます。無理強いはせず徐々に進めましょう。

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3回食にかけての授乳回数の減らし方のコツ

3回食になり離乳食の量が増えてくると、卒乳まではいかずとも母乳の量を減らしていきたいところでしょう。授乳回数の減らす前に、赤ちゃんの様子をチェックします。

・3回の食事をよく噛んでしっかり食べている

・母乳以外の水分をコップなどで飲めている

このような、様子が見られたら徐々に授乳回数を減らしていきます。減らし方のコツは、

・離乳食後の授乳時間を短くする

・1歳頃から、1日の授乳回数を減らす

・1歳過ぎてから、食後の授乳の代わりに湯冷ましなどの水分を与える

・1歳過ぎてから、食間の母乳時間におやつを取り入れる

一度に進めるのではなく、焦らずに減らしていきます。また、母乳は赤ちゃんとママの大切なスキンシップの時間です。母乳を減らす分、抱っこなどのスキンシップを増やすように心がけましょう。

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一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在14歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、21年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する和の離乳食パクパクセミナー、離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで3000人が受講。

離乳食インストラクター協会HP 

中田馨の和の離乳食レシピブログ

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