指編みは簡単にできる！ブレスレット、マフラー、コースター、シュシュの作り方を動画で解説

指編みとは
指編みのブレスレットの作り方で基本を知ろう！
指編みでお役立ち小物＆雑貨を作ろう！
指編みを楽しもう

指編みとは

指編みとは、編み針などの道具を使わずに指を使って毛糸を編んでいく編み物のことです。毛糸さえあれば、いつでもどこでも編み物ができるので手軽に始めることができます。やり方はとても簡単。編み物初心者の方でも安心です。お子さんと一緒に楽しむことにもぴったりの編み物です。

指編みの種類

指編みには、「くさり編み」「こま編み」「リリアン編み」という基本になる3種類の編み方があります。

「くさり編み」は3つの中でも基本中の基本となる編み方で、編みはじめや編み終わり、作り目をするときにも使います。輪の中に糸を通していくだけなのでとても簡単です。くさり編みだけでネックレスやカチューシャなどを手軽に作ることができます。

「こま編み」は「くさり編み」で作った作り目から糸を引き出して編んでいく編み方で、指をかぎ針のように使って編んでいきます。好きな長さや幅に調整することができ、アレンジのしやすい編み方です。

「リリアン編み」は片方の手の指に糸を掛けて編んでいく方法で、指編みの楽しさや醍醐味をいちばん味わうことができる編み方と言えるでしょう。最初は糸の掛け方が少し難しいかもしれませんが、慣れてしまえば簡単にできて、遊び感覚でどんどん編めます。お子さんにもおすすめです。

この3つの編み方をマスターすれば、マフラーやネックレスなどの王道の編み物から、コースターやシュシュなどの可愛い小物まで、さまざまなものを指編みで作ることができます！

毛糸や紐の選び方

指編みに使う毛糸や紐は基本的にはどんなものでも大丈夫ですが、指編みは編み針を使う編み方よりも編み目が大きくなるのが特徴です。そのため、細すぎる糸だと編み目の隙間が空きすぎてしまったり、編むときに糸が指から外れやすくなります。特に初心者の方は並太～極太あたりの太目の毛糸を使うと編みやすく、編地の隙間が気にならないのでおすすめです。

アクリルやポリエステルの毛糸は頑丈なうえ、色の種類も豊富。値段も安価で手軽に購入することができるので、指編みの練習にはぴったりです。防水性にも優れているので、コースターやエコたわしを作るのにも向いています。

モールヤーン、ファーヤーンなどのふわふわ、モコモコした毛糸は、それだけで小物が可愛らしく仕上がります。ただし、毛足の長いファー素材の毛糸は指で引っ張る時に毛が抜けやすいので、指編みに少し慣れてから使うといいでしょう。

他にも色の違う2本の毛糸で編んでみたり、リボンを使って編んでみたりと、アイデア次第でアレンジ方法は無限に広がります。同じ小物でも編む糸によって雰囲気や仕上がりがガラッと変わるので、いろいろチャレンジして、お気に入りの毛糸を見つけてみてください。

指編みのブレスレットの作り方で基本を知ろう！

指編みにチャレンジしてみたいけど、最初は何を作ればいいのかな？と迷っている方におすすめなのがブレスレットです。

編みはじめ、編み終わり、糸のつなぎ方など、指編みの基本をマスターすることができるので初心者向きの編み物です。簡単な編み方なのに、かわいいい作品ができあがります。

指編みでできる毛糸の紐の作り方

ブレスレットを作る前に、材料になる紐も手作りしてみましょう。作り方はとても簡単。指編みの基本となる「くさり編み」を繰り返していくだけなので、楽しみながらどんどん編めます。指先のウオーミングアップにもなるのでぜひトライしてみてください。

材料や道具

◆材料
・毛糸

作り方

【1】糸端の短い方が下になるようにし、数字の6を描くように糸でループを作る。
【2】糸が交差しているところを指で押さえ、輪の中に反対の手の親指と人差し指を入れる。
【3】長い方の糸をつまんで引き抜いたら作り目の完成。
【4】【3】で作った作り目のループに親指と人差し指を入れて糸をつまみ、引き抜く。これを必要な長さになるまで繰り返していく。

教えてくれたのは…

Accessory yarn MASAKI さん

紡績・ニットメーカーの佐藤繊維が、国内の職人とのコラボレーションで生み出したニット糸のブランド「アクセサリーヤーンMASAKI」のYouTubeチャンネル。

アクセスはこちら。

指編みブレスレットの作り方

「リリアン編み」で編んでいくブレスレットの作り方を紹介。最初に指に毛糸を掛ける部分を覚えたらあとは簡単です。自分だけのオリジナルのブレスレットを作ることができます。

長さを調節すればカチューシャやネックレス、お部屋の飾りつけなどにもアレンジできます。

材料や道具

◆材料
・毛糸
◆道具
・はさみ
・ボンド、接着剤

作り方

【1】左手の手のひらが自分に向くようにし、毛糸を人差し指と中指の間に挟む。
【2】長い方の毛糸の端を人差し指に巻き付け、後ろから前に持ってくる。
【3】毛糸を中指の手のひら側に通してから薬指に巻き付ける。
【4】手の甲側に毛糸を通して手のひら側に出したら、人差し指・中指・薬指の3本の指の上にまっすぐ置く。
【5】最初に指に巻き付けた下側の毛糸の輪を上に持ち上げ、人差し指から順に指先に掛けて編んでいく。
【6】薬指まで編めたら毛糸を再び3本の指の上に置き、下側の毛糸の輪を指先に掛けて編んでいく。たまに軽く引っ張って緩んだ編み目を引き締めながら編み進める。
【7】手首に合う長さまで編めたら、端を少し長めに残して毛糸をはさみで切る。
※注意点：結んだときに手首がきつくないよう、少しゆるめになるくらいの長さにすると◎。
【8】切った毛糸を、指に掛かっている毛糸の輪に人差し指から順に後ろから通していく。
【9】薬指に掛かった輪まで毛糸を通したらしっかり両端を引っ張る。
【10】手首に巻き付けて毛糸の両端を二重に結んだら完成。毛糸が長すぎる場合ははさみで切る。結び目がほどけそうな場合は結び目をボンド・接着剤などで固める。

教えてくれたのは…

DIY自分でつくろう さん

自分で作るためのクリエイティブなアイデア、プレゼントのヒント、デコレーション、オーガナイズ、流行り、飾り、手芸のテクニック、レインボールームバンドのブレスレット、チャームなど、さまざまなDIYを紹介。

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指編みでできる毛糸のつなぎ方

指編みをしていて、毛糸が足りなくなってしまったときや毛糸の色を変えたくなったときに役立つ毛糸のつなぎ方を紹介します。

ポイントは結び目が縦結びにならないようにすること。縦結びになってしまうと毛糸がほどけやすくなってしまうためです。正しいつなぎ方を覚えて楽しく指編みを進めましょう。

材料や道具

◆材料
・毛糸　2本
◆道具
・はさみ

作り方

【1】1本目の毛糸の端を軽く結んで輪を作る。
【2】2本目の毛糸の端を【1】で作った輪に通す。
※注意点：輪になっている1本目の毛糸の端が輪の上から出ている場合は上から、輪の下から出ている場合は下から2本目の毛糸の端を通す。
【3】２本の毛糸の両端を引っ張って結び目を引き締める。
【4】2本目の毛糸の端を1本目の毛糸にくぐらせて、【3】の結び目から少し離れた場所にもうひとつ結び目を作る。
※注意点：【2】と同じように、輪になっている1本目の毛糸の端が輪の上から出ている場合は上から、輪の下から出ている場合は下から2本目の毛糸の端を通す。
【5】2本の毛糸の両端を引っ張って結び目を引き締める。
※注意点：毛糸を節約したい場合は2本目の毛糸の端がなるべく短くなるように引っ張って調整する。
【6】１本目と2本目の毛糸のそれぞれの端を引っ張って、1つ目の結び目と2つ目の結び目を引き寄せてくっつける。
【7】結び目から出ている毛糸の端をはさみで切ったら完成。

教えてくれたのは…

Diy Soho手作り倉庫 さん

DIY歴は60年あまり。独学でマスターしたDIYの知識とテクニックを初心者向けに公開しています。

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指編みでお役立ち小物＆雑貨を作ろう！

指編みに少し慣れてきたら、普段使いできる小物や雑貨作りに挑戦してみましょう。マフラーやコースター、シュシュなど、お子さんとお揃いにしても可愛い小物や雑貨の作り方を紹介します。

指編みマフラーの作り方

ざっくりとした風合いがおしゃれな指編みマフラーです。「リリアン編み」をした後、「くさり編み」をするのでボリューミーな仕上がりになります。

さらにファーボールを付けると可愛らしい印象になります。

材料や道具

◆材料
・毛糸
◆道具
・はさみ
・とじ針

作り方

【1】左の手のひらを自分に向け、毛糸の端を親指で挟んで持つ。
【2】毛糸の長い方を人差し指の手前、中指の後ろ、薬指の手前を通したら小指に巻き付ける。
【3】今度は【2】と反対に毛糸を薬指の後ろ、中指の手前、人差し指の後ろを通して手のひら側に出し、4本の指の上に真っ直ぐ置く。
【4】指に巻き付けた下側の毛糸の輪を上に持ち上げ、人差し指から順に指先に掛けて編んでいく。
【5】小指まで編めたら毛糸を手の甲側から回して再び手のひら側の4本の指の上に真っ直ぐ置く。
※ポイント：最初に毛糸を挟んだ親指は話してしまってOK。
【6】人差し指から順に下側の毛糸の輪を上に持ち上げ、指先に掛けて編んでいく。小指まで編めたら同じ作業を繰り返す。
※ポイント：指に掛かっている毛糸の輪を引っ張ってから指先に掛けていくと毛糸がずれずに定位置で編み進めることができる。
【7】必要な長さまで編めたら、毛糸の端をはさみで切って指に掛かっている毛糸の輪に小指から順に通して両端を引っ張る（動画の紐の長さは3ｍ30㎝）。
【8】毛糸の両端をそれぞれいくつかの目に通して引っ張る。
【9】【1】～【8】で編んだ紐をくさり編みにしていく。紐の端を輪にして持ち、反対の手を輪の中に入れて長い方の紐をつまんで引き抜く。
【10】【9】でできた輪に手を入れて長い方の紐をつまんで引き抜く。この作業を繰り返す。
【11】最後までできたら毛糸の端を引っ張って全体の形を整える。
【12】毛糸の端をとじ針に通し、編み目に通して引っ張る。ファーボールを付ける場合は閉じ針に通した毛糸をファーボールの目に何回か通して留める。毛糸の端をはさみで切ったら完成。

教えてくれたのは…

okoni5 さん

手作りとたまにギターとリコーダーのアンサンブルをUPしています。

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たわしにもなる指編みコースターの作り方

たわしにもなる指編みコースター。お好みの色や素材を使って、ご自宅のグラスやカップにぴったりなコースターを作ることができます。

アクリルの毛糸を使って作ればたわしとしても使えます。

材料や道具

◆材料
(コースター2つ分)
・Tシャツヤーン　1玉
◆道具
・はさみ
・かぎ針（指編みの場合はなくてもOK）

作り方

【1】右側に15㎝くらい糸の端を残して輪を作る。
【2】右手の人差し指を輪に通して長い方の糸を引っかけて引き抜く。糸をもう一度引っかけて今作った輪に通す。
【3】人差し指に【2】で作った輪を掛けたまま、最初の輪に人差し指を入れて糸を引っかけて引き抜く。
【4】人差し指に掛かっている2つの輪に糸を引っかけて通す。これで1目が完成。
【5】【2】～【4】の作業を6目できるまで繰り返し、6目まで編めたら形を整える。
※ポイント：最初に15㎝くらい残した糸の端を引っ張ると目がしまる。かぎ針を使う場合も同様に編んでいく。
【6】2段目を編む。1段目の編み目に人差し指を入れ、糸を引っかけて引き抜く。
【7】1段目と同じように人差し指に掛ける輪を2つ作り、糸を2つの輪に通して1目を作る。2段目は段を増やすため、同じところに引っかけて目を作り、12目できるまで編んでいく。
※ポイント：目がきっちりしすぎていると丸まってきてしまうので、適度に緩めの方が◎。
【8】12目編めたら3段目を編んでいく。【7】と同じ要領で編み、好みの大きさになるまで同じ作業を繰り返す。
【9】長い方の糸を10～15㎝残してはさみで切り、最後に残った輪に通して引っ張り引き締めたら全体の形を整える。
【11】糸の端をコースターの裏の編み目に沿わせるようにして通したらはさみで切る。一番最初に残した糸の端も同様に処理したら完成。

教えてくれたのは…

ayakful アヤクフル さん

「簡単かわいくすぐできる」手作りDIYクラフトの作り方を紹介しています。ときには、大好きな文房具の紹介なども。

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指編みシュシュの作り方

「くさり編み」でできる、簡単なのにとっても可愛いシュシュです。手芸はちょっと苦手という方やお子さんにもおすすめ。

使用するリボンの幅や種類によって雰囲気が変わります。

材料や道具

◆材料
・お好みのリボン幅20〜60mmのもの2m〜6m
・ヘアゴム　20㎝
◆道具
・はさみ
・クリップ（洗濯バサミ）
・お好みでほつれ止め

作り方

【1】左手の人差し指と親指でリボンの端を2～3㎝残して軽く押さえる。
【2】リボンを手のひらに一周巻き付け、重なったところを人差し指と親指で押さえて残りの指を抜き、輪を作る。
【3】輪の上から右手の人差し指と親指を入れてリボンを持ち、引き抜いて輪を作る。
【4】2～3㎝残したリボンの端と輪を軽く引っ張り、ほどけないようにする。
【5】【3】の作業をリボンの端まで繰り返し、くさりを伸ばしていく。
※ポイント：リボンがねじれてしまっても、シュシュのふんわり感になるので気にしなくてOK。
【6】端まで編めたら、リボンの端を輪に通してそのまま引き抜き、軽く引っ張ってほどけないようにする。
【7】20㎝にカットしたヘアゴムを、リボンの編み始め側の一番端の編み目に通す。
※ポイント：ゴムの端は抜けてこないように指で押さえるか、クリップで留めておく。
【8】リボンでできたくさり目の手前側1本にヘアゴムを下から上に通す。
【9】隣のくさり目にも同様にヘアゴムを下から上に通す。
※ポイント：編み目がよく分からなくなってしまっても、隣のくさり目に順番にヘアゴムを通していけばOK。ねじれたり、目をとばしてしまってもそれがアクセントに。
【10】ヘアゴムを引っ張ってギャザーを寄せながら端まで通していく。
【11】最後はリボンの端と同じところにヘアゴムを出し、ヘアゴムの両端を固結びしたら余分な部分を切る。
【12】リボンの両端をヘアゴムの結び目を隠すように整えながら軽く引っ張って固結びする。全体のバランスを整えたら完成。
※ポイント：リボンの端はそのまま垂らしても、好みの長さに切ってもOK。リボンのほつれが気になる場合はほつれ止めを塗っておく。

●細めリボンアレンジ
小さいお子さんやシンプルなスタイルが好きな方におすすめ。

使用するリボン
・25㎜幅　2ｍ
【1】作り方は基本の作り方と同じ。リボンの幅が細めなので、編み目を小さく、きつめになるよう意識して作る。

●リボンを結ぶアレンジ
途中でリボンの色が変わり、ボリュームもあって可愛いシュシュに仕上がります。

使用するリボン
①38㎜　3ｍ
②60㎜　2ｍ
【1】2本のリボンを固結びしてつなげ、あとは基本の作り方と同じように作っていく。

●リボンを重ねるアレンジ
使用するリボンの素材や色、柄によってシュシュの雰囲気が変わります。

使用するリボン
①38㎜　3ｍ
②10㎜　3ｍ
【1】2種類のリボンを重ねて持って、基本の作り方と同じように作っていく。