かわいらしい印象の名前「かりん」。女の子の名前で用いられることが多く、人とかぶりにくい個性のある響きですよね。そんな「かりん」と読む名前に、どんな漢字を当てようか迷うママパパもいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は「かりん」と読む名前の中でも特に人気の「花凛」をはじめ、さまざまな漢字の名前とその由来をご紹介します。
目次
「かりん」と読む人気の名前「花凛」の由来を解説!
「かりん」と読む名前の中でも特に注目を集めているのが「花凛」。どちらも女の子の名前で好んで用いられる漢字が使われていますね。それぞれの漢字の意味や由来をまず見てみましょう。
まず「花」は本来の意味の通り、華やかさや愛らしさを感じさせる漢字です。名付けでは誰からも愛される魅力のある人、自分の能力や才能を花開かせることができるなどの意味が込められます。
次に「凛」。本来の意味は、身が引き締まるような厳しい寒さのこと。このことから、きりっと引き締まる様子などの意味に派生しており、名づけでも同様のイメージで用いられます。
「かりん」という名前は皆に好かれる愛らしさ、華やかさを持つと同時に、背筋が伸びた凛とした美しさもあわせ持ってほしいという願いが込められる名前なのです。
「かりん」はどんなイメージの名前?
次に、「かりん」という音にも注目してみましょう。名前は、漢字の意味や字の見た目だけでなく耳で聞いたときの印象も大切です。
ここからは、「かりん」がどんな印象を人に与える音なのか解説します。
華やかさ
「か」という音から連想されるのは花、華、佳、歌、果、香など。美しさや香りの良さ耳に心地よい歌などを表す漢字が多いですね。
「りん」も同じく凛、鈴、燐、琳など美しさや神秘性を表す漢字が多くあります。このことから、「かりん」には華やかで美しいイメージがあります。
強さ、かっこよさ
名前のイメージや、名づけられた人がどんな人物に育つかを左右する重要な要素となるのが、初めの一文字です。
「か」行から始まる名前は、息のスピードが速くはっきりとした発音をすることから、素早さや強さ、スピード感のある人物に育ちます。ドライなイメージもあるため、くよくよ悩まずさっぱりとした性格をイメージさせることも。
「かりん」と読む名前の例(女の子)
それでは「かりん」と読む女の子の漢字の名前の例を見てみましょう。
一凛(一凜)
漢数字の「一」は長男や長女によく用いられ、唯一無二の存在、1番大切、頂点に立つなどといった意味が込められます。
また「凛」「凜」意味は同じ前者が俗字、後者が正字です。どちらも名前に使えるので好きなほうを選びましょう。画数も同じなので、姓名判断の結果に左右されることもありません。凛とした雰囲気を持つ人になってほしい、あなたは唯一無二の宝物、といった意味を込めて。
伽鈴
人の退屈を慰める、看病をするなどの意味があるのが「伽」。鈴はその本来の意味から涼やかで可愛らしいイメージがある漢字です。
人を楽しませ、元気を分けてあげられるような人物に。誰からも愛される人になってほしいという願いを込めて。
佳梨
優れていること、めでたいこと、美しいことを表す「佳」。果実である「梨」は名前では実り豊かな人生といった意味が込められる漢字です。
恵まれた人生でありますように、実り豊かな人生でありますようにという願いを込めて。
叶凛
願いが叶うという意味のほかに、調和する、一致するといった意味を持つ「叶」。
周囲との和を大切にしながらも凛とした自分の芯を持ち、望みを叶えることができる人になってほしいという願いを込めて。
和稟
平和、なごやかといった言葉でお馴染みの「和」。「稟」は、天から授かる、天命を受けるなど神秘的な意味も持つ言葉です。
周囲と調和し助け合いながら人生を歩いて行きますように、という願いを込めて。
夏鈴
エネルギッシュで生命力あふれる季節「夏」。「鈴」は古来より祈りの場などで用いられてきた楽器で、その由緒ある歴史や涼やかな音から名前でも好んで使われます。
夏に涼しげな印象を与える、鈴の音のような爽やかな人に。
果梨
みずみずしい果実を彷彿とさせる「果」と「梨」。 名前でも豊かな恵みをイメージして用いられます。
恵みに満ちた人生でありますように、成果が得られますようにという願いを込めて。
楓琳
秋には美しく葉の色を変え、大地にどっしりと立つ木が「楓」。近年名付けでも人気の感じです。また、「琳」は美しい魂が触れ合ってなるときの音を表します。
人を惹きつける美しさ、大地に根を張る木のような心身の強さ、健康を願って。
花綾
絹織物の一種を指す漢字が「綾」。漢字の本来の意味だけでなく、字面も美しいことから、昔から女の子の名付けで特に好んで用いられてきました。
美しく光るしなやかな布のように柔らかく強く生きていってほしい、自分の才能を花開かせてほしいという願いを込めて。
「かりん」と読む名前の例(男の子)
どちらかというと女の子の名前のイメージが強い「かりん」ですが、選ぶ漢字次第では男の子の名前としても使います。
次から一例を見てみましょう。
佳倫
倫理などの言葉でもお馴染みの「倫」。筋の通ったこと、人の守るべき通りなどといった意味を持ちます。
優れた、良いなどの意味を持つ「佳」と合わせれば、思いやりの心、正義感を持ち、賢く倫理を守りながら生きていきますようにという願いが込められる名前に。
夏輪
生命力あふれる季節を思わせる「夏」。車輪などの単語でもお馴染みの「輪」はまわる、めぐるという意味を持ちます。
人に元気を与えられるようなエネルギッシュな人物に。人とのつながりを大切に生きていけますようにという願いを込めて名付けましょう。
華倫
文字通り、華やかさ、心身の美しさといった意味を持つ「華」。
「倫理」の「倫」と組み合わせて、筋道が立った考え方ができる賢さ、心の美しさといった意味が込められます。
名付けのポイント・注意点
最後に名前を考えるとに押さえておきたいポイントや注意点を紹介します。
名前の響き
名前は書くだけでなく、口に出す機会も多いものです。 耳から入る響きも名付けの際は押さえておきましょう。
「かりん」という響きが名字とつなげても違和感を感じないかどうか一度チェックし、フルネームの響きがネガティブな物事を連想させるようならば、考え直す必要があるかもしれません。
名前の意味
「かりん」に当てられる漢字たくさん紹介しましたね。選ぶ漢字によって、名前の意味が大きく変わります。ママパパの願いにふさわしい文字を厳選し、響き、意味共に納得できる名前にしましょう。
姓名判断
日本では古来より、名前の字画からその人の性格や運命を占う姓名判断が存在します。
姓名判断の結果を名付けで一番優先する必要はありませんが、気になる方は一度調べてみることをおすすめします。Webサイトで手軽にできるものから、お寺や神社で行う本格的なものまであるので、ご自身に合った方法を選びましょう。
可愛らしく?きりっとかっこよく?「かりん」という名前に当てる漢字を厳選しよう!
華やかな名前からきりっとした印象の名前まで、さまざまな漢字の組み合わせがある「かりん」。ぜひとも名前候補にしてみてはいかがでしょうか。今回紹介した漢字の意味やイメージを、大切なお子さんの名付けに役立ててみてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部