毎日小さな発見や体験を積み重ねている幼児期の子ども達。喜怒哀楽の感情も豊かな時期で、この時期の子育てを終えた先輩ママ・パパからは「いちばんかわいい時期だね」という声も聞かれます。
そんなかわいい盛りの子どもへの愛情表現のひとつに「ぎゅう」っと抱きしめるハグがあります。抱きしめることで「大好き」「大丈夫だよ」など、子どもにも安心感を感じさせるハグ。ママ・パパたちは1日に何回くらい、どんな場面で子どもにハグをしているのでしょうか。さっそくアンケート調査してみました。
アンケートを実施したのは・・・
親と子をつなぐ、2・3・4歳の学習絵本『めばえ』。アンパンマン、きかんしゃトーマスなど人気キャラクターと一緒に、お店やさんごっこや乗り物あそび、シールあそび、ドリル、さがしっこ、めいろ、パズル、工作、お絵かきなど、様々なあそびを体験できる一冊。大好きなパパ・ママとのあそびを通して、心の成長と絆が深まります。
子どもに1日何回ハグしてる?
今回は、小学館の幼児誌『めばえ』 11月号の読者1000人にアンケートで回答をいただきました。質問内容は「お子さんに1日何回ハグ(ぎゅっと抱きしめること)をしていますか。またどんな場面でハグをしてあげますか」というもの。まずは、ハグの回数からみていきましょう。
1位 5回以上 604人(60.4%)
2位 3回 157人(15.7%)
3位 2回 101人(10.1%)
4位 1回 83人(8.1%)
5位 4回 38人(3.8%)
6位 しない 17人(1.7%)
(計1000人)
6割以上の人が5回以上ハグをしている!
全体では、98.3%の人が1日に1回以上子どもをハグしていることがわかりました。また5回以上ハグしていると答えた人も全体の6割に。2〜4歳のお子さんを持つほとんどのママ・パパたちは、子どもを抱きしめてあげる習慣があるようです。
どんな場面でハグをする?
次に「どんな場面でハグをしてあげますか?」という質問の答えをランキング形式で見てみましょう。
10位 泣いているとき
「泣いているとき」が10位でした。「泣き出したらハグする」「ぐずっている時に抱きしめて気持ちを落ち着かせる」という意見が多かったです。3歳・4歳に比べて、2歳ではこの回答の割合が高く、一般的にイヤイヤ期と言われる2歳前後の時期には、ハグの回数も増える傾向があるのかもしれません。
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9位 かわいいと思ったとき
9位は「かわいいと思ったとき」でした。「愛情を伝えたいときに、ぎゅうっとします」「ママ大好きと言われたときに思わず抱きしめちゃう」という人も。
▼「ママ大好き!」のエピソードも満載の「男の子育児あるある」はこちら
8位 遊んでいるとき
8位は「遊んでいるとき」でした。「わざとではないけど、遊びの中で追いかけっこをしたり、抱っこしながら読み聞かせをしたり、よく抱きしめている」と無意識にも遊びの中で自然とスキンシップをとるママ・パパも多いようです。
▼手遊び歌もスキンシップには効果的。こちらの記事では、親子で楽しみたい手遊び動画がいっぱいです!
7位 がんばったとき
7位は「がんばったとき」でした。「何かに挑戦したとき」「がんばったとき。成功しても失敗しても、どちらの場合でもぎゅっと抱きしめてがんばったね、と言ってあげるようにしています」という人も多く、挑戦した勇気を受け止めてあげたいという気持ちがハグに表れているようです。
6位 抱っこと言われたとき
6位は「抱っこといわれたとき」でした。「子どもから求められたとき」「抱っこと言われたときに」など、子どもから求められたときにハグしてあげるというママ・パパも。「兄弟が多いから、ママの抱っこが取り合いになる」というお悩みを書いてくれたママもいました。
▼赤ちゃん返りで抱っこが増えることも。スキンシップの大切さを詳しく解説しているこちらの記事も要チェックです
5位 ほめるとき
5位は「ほめるとき」です。「何か良いことをしたときにぎゅっとしてあげる」「お利口さんだったね〜と抱きしめる」など、ほめるときや、できなかったことができたときにハグをするという回答が多かったです。
4位 園への送り迎えのとき
4位は「園(保育園や幼稚園、こども園)への送り迎えのとき」という回答でした。子どもとバイバイする前にハグをするママも多く、「毎朝泣いてハグして、大変な儀式です。そろそろ慣れてほしい」と苦笑いが見えるような回答もありました。またお迎えのときに「ただいま!」と帰ってきた子どもをハグしてあげるママも多いようです。
3位 いつでも
3位は「いつでも」でした。「いろいろな場面で」「気が向いたら」「ぎゅっとしたいと思ったとき」「ふとしたときに」「何気ないときに」「何もなくてもする」「決まっていない」など、特定の場面ではなく、気持ちのままにいつでもハグをしているというママ・パパも大勢いました。
2位 朝、起きたとき
2位は「起きたとき」です。「朝、寝起きにハグ」「おはようと言ってだきしめる」と、朝にハグをする親子が多いことがわかりました。つい忙しくてバタバタとなりがちな朝ですが、「朝起きてハグをすると、子どもの気持ちが安定してスタートがスムーズになる」「ハグをした流れで着替えさせる」など、朝ハグを上手に活用しているママの意見も寄せられました。
1位 夜、寝る前
1位は「寝る前」でした。「就寝前、ハグをしておやすみと言い合う」「夜、寝る前にベッドでぎゅっとしてあげる」という人が多く、とくに4歳・3歳ではこの割合が高い結果となりました。4歳・3歳では日中のハグは少し減るぶん、寝る前にぎゅうっとして安心して眠りにつく、習慣としてのハグが定着しているのかもしれませんね。
ハグで子どもは大切にされている幸せを感じる
つい忙しくて子どもとしっかりと向き合えてないと感じるときが、誰でもありますよね。そんなときこそ、ハグが効果的かもしれません。ママ・パパからのハグで、子どもは愛情をしっかり感じることができるといいます。「抱っこしてあげたいな」「手をつなごうか」など、1日1回でもハグやスキンシップをすることで、子どもは大切にされている幸せを感じます。
もっとぎゅうっとしてあげればよかった…そんなふうにあとで後悔しないよう、いまのうちにハグでたっぷり愛情を伝えてあげたいですね。
協力/小学館「めばえ」編集部
文・構成/HugKum編集部