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「AIがあるのになぜ勉強は必要なの?」 子どもから聞かれた疑問に答えられる?
子どもの質問に苦戦する親が大多数
日頃から、「なぜ?」「どうして?」がいっぱいの子どもたち。KUMONが行なった子どもの学びに関するアンケート調査では、小学生の親の81.3%が「子どもの質問に答えられなかったことがある」と回答。多くの親が子どもからの質問に苦戦した経験があることがわかります。
さらに、子どもからの質問の種類を見てみると、1位「生活の中の疑問」(84.8%)、2位「社会や自然の仕組みについて」(55%)、3位「勉強について」(52.3%)という結果に。
「どうして空は青いの?」「鏡はなぜ反対にうつるの?」「国の借金が多いならお金をたくさん作ればいいのになぜ作らないの?」など、1位・2位となった生活の中や社会や自然の仕組みでの疑問も、回答しづらい疑問がたくさんあります。
そして、3位は「勉強について」。全体の半数以上の親が、宿題や学校の授業などの質問を子どもから受けていることがわかります。
多くの親が「勉強をする意義」を伝える自信がない
さらに、「勉強をする意義」を伝えられているかどうか聞いた質問では、約半数の親が「勉強する意義について伝えられていないと思う」と回答。特に勉強が少しずつ複雑化してくる小学2年生の親は、57%に及び、勉強をする意義について明確に伝えられていない親が多いこともわかりました。
AIがあるのになぜ勉強は必要なの?
さらに「勉強をする意義」に関連して「AIがなんでも答えてくれるのに、どうして勉強する必要があるのですか?」という問いには、全体の60.3%の親が、子どもの質問に「答える自信はない・できない・わからない」と回答しています。
もちろん、すぐに答えられない疑問でも、親子で一緒に考える大事なコミュニケーションの時間を過ごすきっかけにできれば、楽しいですよね。
とはいえ、日々、忙しい子育て中に、じっくり子どもと考える時間を持ち続けるのも大変。子どもたちからの回答しづらい疑問に苦戦しているのも事実です。
疑問を曖昧にすると主体的に学ぶ意欲が育まれにくくなる!?
忙しい毎日の中で、とっさに「何でだろうね」「後で調べておくね」と曖昧に返答したまま、結局うやむやになってしまうなんてことも多いものです。
特に、先ほどの「AIがあるのになぜ勉強は必要なの?」という学びに対する疑問に向き合わないままでは、学ぶ意味や意義を理解せずに勉強をすることになり、自ら進んで学ぶ意欲が育まれにくくなってしまいます。
学びに向き合うくもんの先生たちの答えは?
多くの親が苦戦している「AIがあるのになぜ勉強は必要なの?」という質問について、くもんの先生に聞いた回答の一部をご紹介します。
答え①
AIの答えは、ひとつの例です。まずは、正解かどうかの検証が必要です。更に、その答えを次に繋げることが必要です。AIで分かる範囲の答えでは、足らないと思います。AIで分かる範囲の内容と、それを使って次の課題に進んでいくことが、これからは大切になっていくのですよ。(S.R.先生)
(KUMON「まなびのすゝめ」より)
答え②
AIに限らず、聞きたかったこととはちょっと違う答えが返ってくることがありませんか。質問する時の言葉選びって大切ですよね。自分の気持ちをわかってもらうには、表現する力も必要です。賢くAIを使うために勉強しましょう。(N.H.先生)
(KUMON「まなびのすゝめ」より)
くもんの先生の回答は、さまざまな視点での気づきがあり、答え方を考えるきっかけをもらえそうですね。このように、親が答えづらい“まなびの疑問”について、くもんの先生の多様な回答が見られるのが「まなびのすゝめ」です。
「まなびのすゝめ」には、答えづらいまなびのギモンのヒントがたくさん
「まなびのすゝめ」には、親も苦戦する子どもからの疑問=“まなびの難問”へのくもんの先生方の回答が満載!子どもたちと日々向き合っている先生方の回答には、まなびをポジティブに捉えるヒントが詰まっています。
さっそく、子どもからの質問に何と答えたらいいか困った!そんなハグラボファミリーのお子さんの疑問の答えを「まなびのすゝめ」で探してみました。
ギモン①どうして計算機があるのに算数を勉強するの?
ハグラボファミリーの小学2年生のけいとくん。「便利な計算機があるのだから、計算は計算機にやってもらったらいいのに。なぜ算数を勉強する必要があるの?」と疑問に思っていました。お母さんは「たしかに、計算機は便利だけど、テストでは自分で計算しなきゃいけないから」と答えたそうですが、いまいち納得がいっていなかったといいます。くもんの先生の回答は?
「まなびのすゝめ」のくもんの先生の回答
計算機ではできない、しくみを説明できることもこれから必要となります。訂正力なども練習から得る力です。(H.T.先生)
ピタゴラスは、世界は数でできている、とまで言ったそうですが、数の不思議さ、美しさを知らずにいるのはもったいないと思います。(A.A.先生)
答えを聞いたけいとくんの感想は?
どうしてそうなるのか、自分でわかるためにやるのが大切だというのもわかった。世界は数でできているっていうピタゴラスの言葉もおもしろいと思った。(けいとくん)
計算機で答えを出すこと以上に大切なこと、本来の算数・数学を勉強する意義をわかりやすく答えてくれています。また偉人の言葉をきっかけに、算数のもとになる数について教えてくれたくもんの先生の回答もユニーク!算数=計算というだけにとどまらない広い見方で、子どもに新たな気づきを与えてくれています。
ギモン②どうして自分で考えて解くことが大事なの?
小学5年生のあいさん。学校やKUMONでの学習にも取り組んでいるそうですが、自分で考えて解くとどうしても時間がかかってしまうことがあるといいます。時間がかかっても自分で考えて解いてみることが大事な理由をきちんと知りたいとのこと。くもんの先生の回答は?
「まなびのすゝめ」のくもんの先生の回答
教えられて解いたことはすぐに忘れてしまいます。悩みながら解いたことは、自分の力になっていきます。(N.Y.先生)
試行錯誤すると頭を鍛えることができます。さらにチャレンジする姿勢が身について、自ら進んでやる自主性が育ちます。大人になって社会に出たとき、教えてくれる人がいなくても、自らの力で学んでいく力が身につきます。(M.H.先生)
答えを聞いたあいさんの感想は?
たしかに、間違えたり解くのに苦労した問題の方がよく覚えているかも。自分で考えると時間がかかってしまうことがあって大変だと思っていたけど、頭も鍛えられてチャレンジ精神や自主性も身につくことになるんだとわかりました。
自分で考えて解くとどんな点がプラスになるのか、子どもにもわかりやすく教えてくれています。将来も見据えて、なぜその力が必要なのか、長期的な視点でのアドバイスは貴重ですね。
10のギモンに先生たちが回答!
「まなびのすゝめ」では、10のギモンにたくさんのくもんの先生が回答してくれています。多様な視点での回答が紹介されているので、共感できる回答がきっと見つかるはず。子どもの「なぜ?」「どうして?」に答えられないときには、ぜひ「まなびのすゝめ」を上手に活用していきたいですね。
KUMONは「学力」と「自己肯定感」が育まれる学習法
ハグラボファミリーに聞いたくもんのココがいい!
実際にお子さんがKUMONに通っているハグラボファミリーに、KUMONを通して感じるお子さんの成長や自己肯定感について教えてもらいました。
⚫︎小5ママの太田さちかさん
3人の子どもがKUMONで学び、私自身もフランス語をKUMONで学びました。KUMONでは、最初はすんなりと解けなかった問題が、何度も挑戦するうちにすらすらと解けるようになる体験ができます。この体験のたびに「できた!」という喜びを感じることができ、子どもたちの達成感や自信にもつながっていると思います。
また、学年を越えての学びを習得できるので、進めば進むほど自信がつき、自己肯定感も高まるのではないでしょうか。KUMONで培った学習への前向きな姿勢は、子どもたちの大切な土台となっています。
「自分でできた!」を積み重ねて、一人ひとりの可能性を伸ばすKUMON
「自分でできた!」へ導く公文式
KUMONでは自習形式のプリント教材を自分の力で解き進めていきます。一人でわからない時には、先生が学力の定着を確認し、ヒントや既に学習した類題を示してくれ、自分の力で気づくよう導いてくれます。この「自分の力で解けた!」という喜びの積み重ねが、自ら進んで課題を克服していく姿勢につながっていきます。
一人ひとりの可能性を引き出すくもんの先生
くもんの先生は「その子のできること」を見つけて、可能性を引き出してくれる存在です。学力だけでなく、個性や気持ちも尊重し、常に「ちょうどの学習」をサポート。その子の成長を認めて、褒めて、励ましてくれます。
このようにKUMONでは、自ら進んで学ぶ楽しさを体感できる公文式学習法と、可能性を引き出してくれる先生によって、子どもは着実に自信をつけ、自己肯定感を育む土台がつくられていきます。
KUMONの主体的な学びを通して自己肯定感を育もう
それぞれのペースで進めていけるKUMON は、誰かと比較するのではなく、自分の成長を実感できる点でも、自己肯定感を高めてくれる学びの場です。保護者の相談に乗ってくれ、子どもを一緒に見守ってくれるくもんの先生の存在も心強いですね。
また、子どもたちの“まなびの疑問”にどう答えようかと考えることは、親にとってもたくさんの気づきがあります。ぜひ「まなびのすゝめ」を見ながら、子どもと一緒に“まなびの難問”に親子で挑戦してみてください。
文・構成/HugKum編集部