天体イベントが盛りだくさんだった10月
2020年10月は、月の初めの中秋の名月にはじまり、2日は満月、中旬は火星の接近とオリオン座流星群、そして31日はこの月2度目の満月。天体イベントが目白押しだったので、天体や宇宙に興味をもった子どもたちが多いと思います。
でも宇宙って壮大すぎて、子どもと一緒に調べるにも何からはじめたらいいのか…と悩みますよね。そこで、まずは身近な太陽系の惑星を“作りながら”覚えるのはいかがでしょうか!
惑星モビールの作り方
用意するもの
・紙ねんど1袋(100g程度)
・はさみ
・のり
・テグスまたはミシン糸(約3m80cm)
・アルミホイル
・ダンボールまたは厚紙
・セロハンテープまたはマスキングテープ
・ストロー1本
・絵の具
作り方
キッテオッテのサイトから「惑星モビール」の台紙と「わくせいずかん」をダウンロードできます。お家のプリンターやコンビニのネットプリントなどで出力してください。
↓ 詳しい作り方はこちらから
1)ストローとアルミホイルを、ミッションシートに書いてある長さに合わせて切り分けます。
2)ストローにテグスを通して固結びします。
3)紙ねんどをよくこねて、絵の具と混ぜあわせます。
4)最初に用意したアルミホイルを丸めて2のストローを包みます。
5)紙ねんどをうすく広げ、4のアルミホイルに貼りつけながらかたちを丸くととのえます。
6)厚紙で太陽を作り…
7)惑星をつるせばできあがり!
遊び方のポイント
天井やドアなど、高いところにつるして飾りましょう。
絵の具をしっかり混ぜずにマーブル模様にすると、もっとリアルな惑星になりますよ!
惑星たちの名前や特徴は、“わくせいずかん”をチェック!
惑星ってなに!?
宇宙について知っていくと、惑星や恒星、衛星といった言葉が出てきます。今回ご紹介したのは“惑星”モビール。つまりお子さんから「わくせいってなに!?」と聞かれること請け合いなので、惑星の定義をまとめてみました。
惑星の条件は3つ。
この条件を満たすものが惑星です。そのうち地球を含む、太陽の周りを回っているものを“太陽系の惑星”と呼びます。
年内に見られる天体イベントをチェック!
2020年も残すところあと2カ月ほど…。ですが、まだ年内に天体イベントを楽しむチャンスがありますよ!
2020年11月は、月に注目
初旬には月が金星・水星に、中旬には木星・土星に、さらに下旬には火星に接近します!
太陽系は軌道が楕円形なので、月と惑星はこうしてときどき接近するのです。惑星モビールで作った惑星たちの動きを本物の星空で実感できる機会なので、ぜひチェックしたいところ。
見える時間帯や方角がそれぞれ異なるので、詳しくは国立天文台など専門機関の情報をご確認くださいね。
そして2020年12月は、三大流星群のひとつ、ふたご座流星群!
毎年この時期に多くの流星が観察できることで名高い「ふたご座流星群」。2020年は12月14日頃に極大を迎えると予想されています。15日が新月のため月明かりの影響もなく、かなりいい条件なのだとか。
天体イベントの前には、惑星モビールやわくせいずかんで予習しておくのがおすすめです。気温が下がるこれからの季節は、空気中の水分が減り、一年でいちばん星空がきれいに見える時期。お子さんと一緒に工作しながら惑星の名前を覚え、夜空を見上げて天体観測をすると、宇宙がちょっと身近に感じられるかもしれません。
5月からはじまったキッテオッテの連載も今回で最終回。ですが、キッテオッテではWebサイトで新作ミッションを続々公開中です。連載期間にはご紹介しきれなかった工作や読み物もあるので、ぜひチェックしてくださいね!
「10分でつくる、創造力」をコンセプトに、つくることが大好きなクリエイターではじめた子ども向けの工作×学びのサイト。「つくること」を「考えること」の入口として、科学や生き物、宇宙など、いろんなことに興味を持ち、考えたり、工夫したり、失敗したりなど、すべての根っこになる「創造する力」を磨くことをめざしています。
【キッズデザイン賞受賞!】Instagram @kitteotte
Twitter @kitteotte
Facebook @kitteotte