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ホットケーキは冷凍保存できる?
おやつにも主食にもなるホットケーキは、食べたい時にすぐ食べられたら幸せですよね。ホットケーキは冷凍保存できる? もちろん冷凍できます! 少し多めに作って保存しておくのが正解です。常備しておけば、すぐに解凍できるので心の余裕にもつながります(笑)。
美味しく冷凍&解凍するには、ちょっとしたコツが必要なので順に説明していきますね。
ホットケーキの冷凍保存方法
ホットケーキを美味しく保存するポイントは、“まだ温かい状態で冷凍すること”。
粗熱がとれたら、すぐにラップで包みましょう。完全に冷めてから冷凍すると解凍後にパサパサ感が出てしまうので、手早く冷凍することが重要です。
大きいものは、食べやすい大きさにカットして。個別にラップで包めば解凍する時にラクです。
または上画像の右のように、初めから小さく焼いてもいいですね!
ラップで包んだら、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。
せっかくふんわりと焼いた生地がつぶれてしまうので、重ねないように冷凍しましょう。
上の画像は、牛乳を100%野菜ジュースに代用したバージョンです。色味にも変化がでますよね。
野菜ジュースを使う場合は、無添加で砂糖不使用のタイプを選びましょう。冷凍方法は、普通のホットケーキと同じです。
冷凍したホットケーキは離乳食にも便利
離乳食完了期の後半であれば、離乳食に冷凍ホットケーキを使うことができます。
ただ、添加物の多いホットケーキミックスは避けたほうが無難。一般的なホットケーキミックスは小麦のアレルギーも気になるところです。最近では、米粉のパンケーキミックスも各社から発売されているので、小麦アレルギーの子どもには米粉製品を選ぶといいですね。
例えば、米粉のホットケーキミックスを使用し、牛乳ではなく豆乳を使えば小麦・乳を除去できます。卵も加えなければ、卵アレルギーの子どもにも◎。
ホットケーキミックスやパンケーキミックスには、ベーキングパウダーが入っているものがほとんどなので、卵を入れなくてもある程度は膨らみます。もちろん、使用するホットケーキ(パンケーキ)ミックスは添加物が極力入っていないものがおすすめ。正しいホットケーキ(パンケーキ)ミックスの選び方は、こちらからチェック!
離乳食にもおすすめのグルテンフリー・ホットケーキの作り方
市販の米粉のパンケーキミックスと豆乳さえあれば、グルテンフリーのパンケーキが簡単に作れます。では早速、作ってみましょう。
ここでは、米粉のパンケーキミックス100gと豆乳200gを使いました(卵を入れない分、豆乳はやや多めに入れました)。
米粉と豆乳を合わせてホイッパーでさくっと混ぜます。
フライパンに油を敷き(テフロン加工の場合は、油不使用で可)、混ぜ合わせた生地を流し入れます。
表面がふつふつしてきたら返して両面をよく焼けば完成です!
冷凍したホットケーキの解凍方法
食べる時は、冷蔵庫に移して自然解凍でオッケーです。解凍後にオーブントースターなどで焼けば、作り立ての美味しさが味わえます。
時間がない場合は、電子レンジで解凍すればさらに時短に。電子レンジの場合は、ラップに包んだまま600Wで1分半ほど加熱します。中がまだ冷たいようなら、様子を見ながら数十秒ずつ加熱時間を増やしていきましょう。
電子レンジで解凍後にトースターで焼くか、もしくはフライパンで焼きなおせば水分が飛んでサクッとした食感が楽しめます。お好みの解凍法をみつけてみてくださいね。
冷凍したホットケーキの消費期限
ラップに包み、冷凍用保存袋に入れた状態で2週間ほど保存が可能です。
子どもたちが大好きなホットケーキが冷凍庫にあるだけで、いざという時に大活躍。ラップサンドのように、野菜やハムなどを挟んでくるっと巻けば主食にもなるので、もっと冷凍保存を楽しみましょう♪
撮影・文/川越光笑(たべごとライター・栄養士)
解凍するだけ!ホットケーキの冷凍食品をご紹介
おうちで焼くだけがホットケーキじゃない! ここからはHugKum編集部おすすめの、市販の冷凍ホットケーキをご紹介します。
リーガロイヤルホテル ふわっふわバニラホットケーキ4枚入
リーガロイヤルホテルが朝食にすすめる、バニラ風味のふわふわホットケーキ。レンジであたためるだけで忙しい日の朝食やおやつに重宝します。メープル入りシロップとマーガリンつきなので、他に何も用意せずにゴージャスなパンケーキプレートが楽しめます。
日清フーズ もちもち食感 ミニパンケーキ10枚入り
自然解凍で食べられるもちもち食感のミニパンケーキです。自然解凍だけでなく電子レンジでの調理も可能。卵やフルーツ、クリーム・バターなど、お好みの食材でアレンジすれば、カフェ気分の一皿が。一袋にたっぷり10枚入り。
PROTEIN+&LOW CARB PAN CAKE 7袋セット
プロテイン摂取と低糖質を意識したヘルシータイプの冷凍ホットケーキもあります。天然甘味料の組み合わせで砂糖不使用、さらに糖質量の低い大豆粉を使い、たんぱく質は乳・卵・大豆をバランスよく配合。1袋2枚入り×7袋のセットです。
冷凍もできるホットケーキアレンジレシピ
さて、ここからは、作ったあとに冷凍保存もできるホットケーキのバリエーションレシピをご紹介します。冷凍するつもりが、作ったその日にぜんぶ食べちゃった、なんてこともありそうですね。
【1】ミックスベジパンケーキ(お皿手前)
パンケーキに野菜を加えて“お食事系”に。砂糖も控えめなので、小さな子のおやつにも最適なレシピです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
【A】
小麦粉 100g
卵 1個
ベーキングパウダー 小さじ1
豆乳 150cc
砂糖 大さじ2
バター(溶かしたもの) 大さじ1
ミックスベジタブル(冷凍) 80g
バター 大さじ1
◆作り方
【1】ボウルに【A】の材料を合わせ、粉けがなくなったら、解凍したミックスベジタブルを加えて混ぜる。
【2】フライパンにバターを熱し、【1】をお玉半分ずつ丸く流し入れ、表面がプツプツしてきたら裏返して両面を焼く。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『めばえ』2014年4月号
【2】ミニパンケーキ
小さめに焼いたパンケーキに、好みのトッピングでおいしくアレンジするのも楽しい! たくさんの子どもたちが集まるシーンにも最適です。
◆材料
(直径8cm×約20枚分)
卵 1個
グラニュー糖 25g
塩 ひとつまみ
プレーンヨーグルト 120g
食塩不使用バター 20g
薄力粉 80g
ベーキングパウダー 小さじ1
【トッピング】
フルーツ、メープルシロップ、ホイップ生クリーム 各お好みで
◆作り方
【1】ボウルに卵、グラニュー糖、塩を入れてホイッパーで混ぜる。ヨーグルトを加え混ぜ、溶かしたバターを加えて混ぜる。
【2】【1】に薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ホイッパーで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
【3】フライパンにサラダオイル(分量外)を薄く引いて全体を熱し、【2】をスプーンですくって直径8cm位になるように落とす。
【4】生地の表面が乾いてきたら裏返し、両面を焼く。自由にトッピングする。
教えてくれたのは
柳瀬久美子さん
フードコーディネーター。 1988年から4年間フランスで修業し、エコール・リッツ・エスコフィエ・ディプロマを取得。帰国後、広告・雑誌のフードコーディネート、企業や店舗のメニュー開発など幅広く活躍。自宅で教える少人数制のお菓子教室も人気。
『めばえ』2017年8月号
【3】野菜たっぷりミニパンケーキ
グリーンピース、にんじん、ポテトを使って、カラフルなパンケーキを作ってみよう! 野菜をつぶして混ぜる工程は子どもと一緒にやってもいいですね。
◆材料
(直径10cm×3枚分)
【A】
米粉 150g
天然酵母 3g
【B】
ぬるま湯 150㏄
オリーブ油 小さじ2
メープルシロップまたは砂糖 小さじ1
塩 3g
【C】
グリーンピース 50g
にんじん 1/2本
じゃがいも 1個
サラダ油 大さじ1
◆作り方
【1】ボウルに【A】を入れて泡立て器で混ぜる。別のボウルで混ぜ合わせた【B】を加える。
【2】【C】はそれぞれやわらかく塩ゆでして、つぶす。【1】を3等分して、それぞれを混ぜる(3種類の生地を作る)。
【3】フライパンを中火で熱してサラダ油をなじませ、【2】をそれぞれ直径10cmぐらいの円形に流し入れて焼く。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
旬の食材を使い、食べ合わせによる相乗効果を考えたレシピが人気。食育にも力を注ぐ。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。
『ベビーブック』2014年6月号
【4】豆腐パンケーキ いちごソースがけ
子どもが大好きなパンケーキ。いつもと違ったパンケーキを作るならヘルシーにしたいですよね。いちごでアクセントをつけて、モチッとした食感も楽しんで!
◆材料
(作りやすい分量:約26枚分)
絹ごし豆腐 1/2丁(150g)
ホットケーキミックス 1袋(200g)
豆乳 1/2カップ
卵 1個
サラダ油 少々
いちご 1パック(280g)
グラニュー糖 80g
レモン汁 少々
◆作り方
【1】いちごは5mm角に切り、グラニュー糖とレモン汁をまぶして40分ほどおく。
【2】ボウルに卵を割りほぐし、豆腐を加えてよく混ぜる。ホットケーキミックスと豆乳を加えて、さらによく混ぜる。
【3】フライパンにサラダ油を中火で熱し、【2】を直径5~6cmに丸く流し入れる。キツネ色になったら裏返して焼く。残りも同様に焼き、器に盛って【1】をかける。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍。女児の母。
『ベビーブック』2015年3月号
構成/HugKum編集部