種類別、パンのおいしい保存方法|パン専用袋と、焼く際のワンポイント、長期備蓄パンの紹介も

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人気のパン屋さんで香りの良いパンを選ぶのは、ショッピングの楽しみのひとつですよね。持ち帰ったパンの保存には、どんな方法がよいのでしょうか。おいしいパン屋さんの味をそのままキープできる、コツやポイントなどを詳しくご紹介します。

パンの保存、ポイントは

パンはデンプンを多く含む食品です。デンプンは冷蔵保存で固くなってしまう性質をもつため、長期保存をしたい場合は冷凍が基本です。ですが、早めに食べ切るのなら常温でおいしさを保つことができます。

乾燥を嫌い、カビが生えやすい

パンは生鮮食品ですから、最もおいしいのは焼き上がりの直後です。ですが、たくさん買いおきする場合もありますよね。その際は2〜3日中に食べ切る分を取り置いて、それ以外は早めに冷凍庫へ保管してください。

パンの保存時に特に注意が必要なのは、乾燥を防ぐことです。フカフカだったパンの内部が乾燥してしまうと、固くパサパサした食感へと劣化してしまいます。しかし、その一方で、カビが発生しやすい食品でもあります。

対策は、購入した際の包装をそのまま使用してください。包装がない場合は、ひとつずつラップに包むことで、空気の出入りをなくし乾燥とカビの発生を抑えます。

おしゃれなブレッドケースは、パンにつくほこりからは守ることができます。空気に触れる部分が大きいので、焼きたてを早めに食べる際に使います。

パン専用の袋

食パンの袋は、おむつの廃棄に使えるほど、気体を通さない機能をもちます。もちろん湿気の出入りも少なく、パンの保存性を高めます。プリプロピレン(PP)と呼ばれる、パリパリした感触の袋で、多くのパン屋さんでも購入する際に包んでくれます。また、ラップやビニール袋よりも保存効果が高いので、食べ終わるまで有効活用すると良いですね。

保存したパンをおいしくするワンポイント

アルコール度数の高いブランデーやウィスキーを、パンに少量吹きかけると、カビの発生を抑える働きをしてくれます。食べる際に焼くことで、お酒の味やにおいは残りません。コットンなどに染み込ませて、パンと一緒に同封しておくのも◎。

種類別|パンの常温保存のやり方

どんなに適切な保存をしたとしても、高温多湿の日本の気候は、パンに発生するカビの原因となります。できるだけ早く食べることが基本です。

ロールパンの常温保存

水分が多く柔らかいロールパンですが、2〜3日で食べ切るなら常温保存ができます。ただし、梅雨時期だけは早めに冷凍保存に切り替えます。

・保存場所

湿気が少なく直射日光の当たらない場所

・保存方法

購入した時の包装がある場合はそのまま使い、しっかりと封をします。ひとつずつラップで包んでおけば、さらに効果は高くなります。

個装袋がない場合は、密閉できるタッパーやビニール袋を使って密閉します。

ビニールタイや、クリップなどを使います。

・保存期間の目安

2〜3日

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フランスパンの常温保存

フランスパンは固くなりやすいので、特に乾燥への注意が必要です。紙袋に入れたままでは固くなり、ビニール袋に入れると柔らかくなってしまうフランスパン。できるだけ長持ちさせる保存方法を心がけます。

・保存場所

湿気が少なく直射日光が当たらない場所

・保存方法

【1】ラップ、またはアルミホイルでぴったりと包みます。
【2】その後、パン専用袋、または紙袋、ビニール袋に入れて保存します。

ラップを使って二重包みに。

・保存期間の目安

2〜3日

食べ切れない場合は早めに冷凍保存に切り替えます。

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惣菜パンの常温保存

種類の多い惣菜パンは、包装に記載の期限と保存方法を守ることが基本です。

お店で焼いているパン屋さんで買ったものや、手作りのパンは当日中に食べ切るようにして、余る場合は冷凍保存に切り替えます。

その他のパン、保存方法

柔らかい食パンや、種類の多い菓子パンの保存についてはこちらのページを御覧ください。

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パンの保存時に使える保存容器

パンを丸ごと入れられる容器や袋があると、保存時に便利です。様々な商品があるので、ご参考にしてください。

中川PPパン袋 試せる3サイズ(1斤用、半斤用、バターロール用 )

サイズが多様で実用的なパン専用の保存袋です。カビが生えにくく、焼き立ての風味を保ちやすい効果があります。冷凍には不向きで、霜が発生しやすくフリーザバックの代用としては使えません。

ニトリ ブレッドケース ホワイト(DSU-BC WH)

キッチンにそのまま置いてもおしゃれでかわいいパンケースです。密閉はできないので、お家で焼いたパンや、こまめに消費するご家庭向けです。

無印良品 やわらかポリエチレンケース・中

無印良品にはパン専用のケースはありませんが、このような汎用性のあるケースはいかがでしょうか。別売りでフタがあります。種類の多い市販のパンでも、ケースに入れておけばすっきりとまとまります。

保存期間が長いパン

一般的なパンは焼きたてで食べるものですが、2週間の保存期限がある商品や、防災用の備蓄食品として長期間保存ができるパンが販売されています。どれも、普段使いにもできる味ですよ。

BASE BREAD 完全栄養食 ベースブレッド 4種16袋セット

1食2袋で1日に必要な栄養素の1/3をとれる完全食として、人気のあるパンです。賞味期限が2週間ありますが、合成保存料は使わずに、水分や酸素のコントロールによって常温での保存を叶えています。

食彩館 天然酵母パン 12個セット

コンビニやドラッグストアでもよく見かけるお馴染みのパンですね。常温での賞味期限は、短いもので1か月以上、長いものなら70日の商品もあります。
保存期間の長さの秘密は、個装袋の中で常にアルコールを充満させる技術と、水分を少なくできる天然酵母を使用していること。保存料を添加しているわけではありませんから、安心して口にできます。

缶入りソフトパン  しっとりやわらかな食感 6缶セット コーヒー・オレンジ・黒糖 各2缶

長期保存ができる缶入りの備蓄用パンです。保存期限はなんと5年間。ローリングストックで備蓄を継続するためにもおいしさは必須です。

正しい保存方法でおいしいパンを

街にあふれる、おいしいパン屋さん巡りは、保存方法を知っているからこそ、楽しめるのかもしれませんね。パンを楽しむためには、保存方法を適切に守ることが肝心です。乾燥、カビの心配がないうちに早めに食べるようにして、おいしさを味わってくださいね。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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