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『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は映画シリーズ40作目&ドラえもん50周年のメモリアル作品
お待たせしました! 8月7日(金)、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が公開となります。本作は映画シリーズ40作目、それに加えて2020年はドラえもん50周年というメモリアルな年でもあります。お祝いモードでますます期待が高まるこの作品、どんな映画になっているのか気になりますね。
今回は、ご本人も4歳の息子さんもドラえもんが大好きという、人気モデル・エビちゃんこと蛯原友里さんが親子で映画館デビュー!エビちゃんが家族揃って観た最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の感想や、お子さんの反応、ご自身のドラえもんとの出会いや子育てのことまで、たっぷり語っていただきました♪
(※本取材は新型コロナウィルス感染拡大前の2020年2月に行われたものです)
ママになって、またドラえもんを楽しんでいます!
-今年でドラえもん映画は40作目となりました。エビちゃん自身のドラえもんとの出会いや思い出は?
最初の出会いは黄色いドラえもん
ドラえもんとの最初の出会いは、私がまだ幼稚園の時で、おばあちゃんの家でした。遊びに行ってご飯を食べるときに、おばあちゃんがいつも用意してくれていたお茶碗が、黄色い(!)ドラえもんのお茶碗で。そのドラえもんのお茶碗がすごくかわいくて気に入っていたのを今でもよく覚えています。
ドラえもんといえば青なんだけど、おばあちゃんの家のお茶碗のドラえもんは黄色。だから、初めてテレビでドラえもんを観た時は「なんで青いの?ぜんぜんちがう〜!」と子ども心に思いました(笑)。それから漫画やアニメを観るうちに、耳がかじられちゃう前のドラえもんは黄色だったと知って、謎が解けました。
生まれ育った宮崎でも、ドラえもんのアニメがテレビで放送されていました。その日は、学校から帰ってすぐにドラえもんを観られるので、姉弟で楽しみにしていました。初めての出会いがお茶碗だったせいか、今でもドラえもんのグッズを見ると、ついつい手にとってしまうんです。
-エビちゃんのお子さんがドラえもんが好きになったきっかけは?
まだ早いかなと思ったけど…
最初は息子もグッズでした!私がドラえもんが好きなせいもあって、ドラえもんのぬいぐるみを気に入って。
まだ4歳だから、ドラえもんのストーリーは難しいかな、と思っていたんです。でもテレビでアニメを見せてみたら、楽しそうに観ていました。のび太やみんなが、泣いたり、笑ったり、いろんなひみつ道具が出てきたり、小さな子どもでも楽しめるんだなって、改めて「ドラえもんの面白さは深い!」と思います。
ドラえもんは世界を広げてくれる
私が子どもの頃を思い出しても、ドラえもんに出てくる道具を通して知った言葉やものが、たくさんあるなと思います。皆さんもそうじゃないですか?うそ発見器というひみつ道具で、「うそがわかっちゃうんだ」とドキドキしたり、弟が買っていた『コロコロコミック』でドラえもんを読むようになって、そこから漢字もけっこう覚えました(笑)。
きっと息子もこれからドラえもんを通して、ワクワクやドキドキをたくさん感じてほしいし、世界が広がっていくんだろうなと思います。
ドラえもん映画は映画館デビューにおすすめ
-今回の『映画ドラえもん のび太と新恐竜』が親子での映画館デビューだと伺いました。
初めての映画館にドキドキ
そうなんです。今まで、家で観ることはあっても、映画館へ行くことはなかったから、ドキドキでした。最後まで座ってられるかな、暗いから怖がったりしないかなと、横に座りながら子どもの様子も気になっていました。
まだ小さいので、映画館の椅子に座ると前が少し見にくくなると思うんですけど、キューちゃんやミューちゃんが出てくるシーンになると、グッと前に乗り出して真剣に観ていて。映画が終わって場内が明るくなると、「すごいよかった〜!!」ってニコニコの笑顔を見せてくれて、私も嬉しくなりました。ドラえもんの映画だったから安心して観られたのかもしれません。時間も長かったので、最後まで観られるか心配でしたが、親子での初めての映画鑑賞は大成功でした!
-映画デビューの前に何か準備は?
恐竜の本、でも…
今回の映画は恐竜がテーマだったので、映画を観る数週間前に恐竜の本を用意しました。知っている恐竜が出てきたら楽しめるかな、と思って。でも、映画を見る前は正直、そこまで恐竜の本を夢中で読むことはなかったんです。
でも今回の映画を見たあと、子どもが恐竜の本を夢中で読むようになりました。昨日もまた開いていて「どれが好き?」って聞くと「トリケラトプスー!」なんて言って。映画をきっかけにすっかり恐竜好きになりました。
子どもにとって大きなスクリーンで観た迫力ある恐竜たちは、インパクトが大きかったと思いますし、すごく印象に残ったんだと思います。本物に出会った感覚と近いのかな。恐竜の生きていた時代の話も出てきて、親の私も勉強になりました。
映画ならではの愛情溢れるストーリーに感涙
-今回の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』を観て、映画の感想を教えてください
心をひとつに頑張るのび太たちを応援したくなる
ドラえもんのお話って、アニメやコミックだとのび太が弱虫だったり、ジャイアンが威張っていたりしますよね。それがキャラクターの個性で魅力でもあるんだけど。それが映画だと、一つの方向に向かって、みんなが力を合わせて頑張る。違った個性を持った子どもたちが、大きな目的のために、仲間のために一生懸命に役割を果たそうとする様子が描かれていて、改めてドラえもん映画いいなって思いました。
「みんな、がんばって!」という応援の気持ちで、ずっと観ていましたね。子どもに見せたいって思うのも、ここかなと思うんです。子どもにもこんな体験を映画を通して知ってほしい、感じてほしい、って親心に思います。今回もその部分にとても感動しました。
-印象に残ったシーンは?
たくさんあるんですが、のび太とキューちゃんが絆を深めていくシーンが印象に残っています。のび太の愛情の深さをすごく感じました。卵からキューちゃんとミューちゃんが産まれるシーンも、のび太が親のように大事に大事にふたりを育てていくシーンも、本当に愛に溢れていて、込み上げてくるものがあり、温かい気持ちになりました。
-お子さんはどんな感想を話してくれましたか?
映画が終わった直後の第一声は、「すごくよかった〜!」と。「またいきたいね」と言っているので、毎年、家族で一緒に観に来られたら素敵だなと思っています。
この『映画ドラえもん のび太と新恐竜』は、私たち親子の映画デビューの思い出の作品になりました。毎年、ドラえもん映画を親子で観たら、きっと何年か後には「あの時は〇〇ちゃん、こうだったよね〜」「ぼくはあの作品のこのキャラクターが好きだったよ」とか感想を言い合えますよね。ずっと親子で思い出を重ねていきたいなと思います。
Mr.ChildrenのW主題歌がいい!
−映画を盛り上げてくれているW主題歌はMr.Childrenです。二つの主題歌「Birthday」「君と重ねたモノローグ」はいかがでしたか
映画のテーマにすごく合っていて、音楽が自然に映画に入り込んでいて素晴らしかったです!映画を観た後は「It’s my birthday~♪」って子どもも口ずさんでいたので、リリースされたら歌詞もゆっくり聴きたいと思います。
映画にとって主題歌って大切ですよね。その歌を聴くと、思わず映画を観た時のせつない気持ちや楽しい気持ちがふわっと込み上げてくる。今回の主題歌も私にとっては、とても思い出深い曲になりそうです。
教えて!エビちゃんの子育て
ママになっても仕事に子育てに忙しい毎日を送るえびちゃん。HugKum読者と同じ子育ての悩みや喜びをたくさん感じているそうです。そんなえびちゃんに、子育ての話も伺いました。
−エビちゃんが子育てで大切にしていることは?
「失敗したっていいんだよ」
子育てで一番大切にしていることは、できた結果をほめるのではなく、その過程で頑張ったことをほめるということ。
子どもって、できなかったからダメだ、と思いますよね。でも大切なのは、努力をすることなんだよ、と教えたいんです。だからうちでは「失敗したっていいんだよ」っていつも子どもに言っています。うまくできなくても「この部分をがんばったね」と、声をかける。そうすれば、チャレンジすることを続けられるし、前向きでいられますよね。実際、以前より子どもも物怖じをしなくなりました。ジャンケンで負けただけで悔しくて泣いたりしていたのですが(笑)。なんだか、今回のドラえもんの映画ののび太とキューに通じるようなことかもしれませんね。
-子どもとのやりとりで気をつけていることは?
子どもは分からなくて当然だと思って接するようにしています。まだ生まれて数年しか経っていないのだから、親からすれば当たり前のことも、子どもにとってはわからないことがいっぱいです。だから、できるだけ子どもの立場に立って、話をするようにしています。
例えば、もっとおやつのゼリーが食べたいと子どもが言った時に、「ダメ!」と言うだけでは、なんでダメなのか子どもにはわからないかもしれない。そういう時にはなぜ食べ過ぎたらいけないのか、その理由をきちんと説明します。子どもが「ママやパパはだからそう言ってたんだ」と納得することが大事だと思うんです。
-それでも子どもがママの思うようにやってくれない時もありますよね。そんな時は?
あります!そうですね、子どもがこちらの意図とは違う言動をした時には、「またまた〜、そうやってママの反応を見てるんでしょう〜」と切り返してみたりも(笑)。子どもと会話をするのが楽しいので、反応を見ながら子どもの言い分も聞いてあげたいと思いますね。
子どものことは夫婦でよく話します。もっとこうしようとか、こういうやり方もあるかな、と子どもにとって何がいいのか、情報交換したり、本を読んだり、実際に子どもと接しながらいろいろ試してみたり。今は子育てを通して夫婦の絆も深まっているように思います。
親子で映画館へ行きたくなる!
ママになってますます輝きを増しているエビちゃん。ドラえもん映画をきっかけに映画館デビューしたという話からも、子育て中のママと同じ悩みや不安を持って子育てを楽しんでいることが伝わってきました。
『映画ドラえもん のび太と新恐竜』を観たエピソードを聞いて、親子で映画を楽しみたくなりますね。子どもと一緒にドラえもんの思い出を重ねていけたら素敵です。
エビちゃん、貴重なお話をありがとうございました!
のび太が見つけた1つの化石…何とそれは恐竜のたまごだった!
そこから生まれたのは、双子の新種の恐竜。
ちょっと頼りないキューとおてんばなミュー。
のび太は親のように愛情たっぷりに育てるが2匹はあっという間に成長し、
現代で生きていくには限界を迎えてしまった。
そこでキューとミューを元の時代に返すため、ドラえもんたちと一緒に《白亜紀》へ出発!
しかしそこにはキューやミューの仲間たちの姿はなくて…。
恐竜が絶滅したという時代で待ち受ける、キューとミュー、そしてのび太たちの運命とは―――!?
8月7日(金)より全国東宝系の映画館で公開!
◆蛯原さん着用アイテム
ニット・ピアス(衣装協力/カオス新宿)、パンツ(衣装協力/ebure)、スカーフ¥9,800(フィーゴ〈ピエール=ルイ・マシア〉)
カオス新宿 TEL 03-6274-8221
ebure TEL 03-5412-1871
フィーゴ TEL 03-5772-8348
撮影/水田学(NOSTY)、ヘアメーク/森ユキオ(ROI)、スタイリング/徳原文子、文・構成/HugKum編集部
©️藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020