学校で使っている「Chromebook」を自宅にも1台! HugKum読者、酒井ファミリーの等身大の使い方をリアルレポート

PR /日本エイサー

GIGAスクール構想が本格始動して、全国の小中学校では生徒1人につきデジタル端末1台の学びがスタートしています。学校で、学びの道具としてパソコンやタブレットを使い始めた子どもたちですが、学習や生活にどのような変化があるのでしょうか。

HugKumでは、前回に続き、公立小中学校で配布されたパソコンの中で43.8%*のトップシェアを誇るChromebook/クロームブック(以下Chromebook)を活用する親子のリアルな使い方をレポートします。パソコンの日常使いこそが、子どものICTスキルのアップの鍵。気軽に取り入れられる家庭での活用アイデアは必見です!

*「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」(MM総研、2021年)

Chromebook、みんなは知っている?

公立小中学校での配布機種のトップであるChromebook*ですが、保護者の方はChromebookをどのくらい知っているのでしょうか。HugKumでは、GIGAスクール構想の端末と保護者の意識に関するアンケートを実施しました。

【調査概要】

・調査期間 2021年7月7日(水)~7月14日(水)
・調査対象 全国/小学生の子どもを持つHugKum WEB会員(男女)
・有効回答数 1,096件
※調査結果の数値は小数点第 2 位を四捨五入し、小数点第1位まで表章

Chromebook、半数以上の保護者が実はあまり知らない

 

今回のアンケートで、GIGAスクール構想の端末でもっとも多く配布されているChrome OSを搭載したパソコンのChromebookを知っているかについて聞いたところ「知っているが、あまりよくわかっていない」(23.4%)、「聞いたことならある」(10.9%)、「知らない」(18.6%)、と合わせて半数以上(52.9%)の人が、Chromebookについてよくわかっていないことがわかりました。聞いたことはあっても、Chromebookの特徴や他のOSとの違いなどを理解している人は、まだ多くはないのが現状のようです。                     

▼Chromebook/クロームブックとは

「GoogleのChrome OSを搭載したコンピューター」のこと。Googleが開発した「Chrome OS」という独自のOSを搭載しているので、セキュリティが高く、起動も早いのが特長。また、GoogleマップやGoogleフォト、YouTubeなどGoogleが提供するサービスの使い勝手が良い。

授業に、休み時間にChromebookをフル活用

今回取材に協力してくれたのは、HugKum読者で東京都にお住まいの酒井さんファミリー。5年生のみおちゃん、3年生のだいち君が通う公立の小学校では、昨年秋にChromebookが配布されました。すでに、みおちゃんのクラスでは、半分以上の授業でChromebookを使用しているのだそう。 図工の授業では、検索した写真を参考にしながら模写をするなど、国語や算数といった科目以外でも広く活用しています。

姉弟そろってタイピングに夢中

Chromebookが配布されてからというもの、教室内ではタイピングが大流行! 「ひよこタイピング」やアニメキャラクターの名前をタイピングするサイトが人気で、休み時間には友達同士でタイピングの速さを競い合っているそうです。だいちくんは「 友だちやお姉ちゃんと競争するのが楽しいです。どんどん上達してレベルが上がっていくのも嬉しい!」と話してくれました。

先日、家でお母さんもタイピング競争にチャレンジしてみると、お子さんに負けてしまったとか…!

「仕事で長年パソコンを使ってきたので、正直、子どもに負けるとは思いませんでした。正しい位置に指を置くホームポジションもしっかりとマスターしていて、子どもの吸収力はスゴイですよね」(酒井さん)

自宅にもChromebookがあればいいなと思ったワケ

Chromebookに夢中の酒井家の子どもたちですが、実は酒井さんご自身はお子さんが学校で配布されるまで、実際に目にする機会はなかったそうです。

「実はChromebook、よくわかっていなかったんです…」

「学校で配布されたChromebookを子どもたちが使っているという話は聞いていましたが、私自身、仕事でもWindowsを長年使っていることもあり、Chromebookにどんな長所があるのか、またWindowsやiPadとは具体的にどう違うのか、実ははっきりとわかっていませんでした」という酒井さん。

学校と同じ世界が自宅でも。子どもにとってはメリットがたくさん

Windowsのパソコンで事足りていたため、とくに他のパソコンの必要性を感じていなかったという酒井さんですが、Chromebookに興味を持った理由は何だったのでしょうか。きっかけとなった出来事を聞いてみました。

「子どもたちがChromebookを使って学校でタイピングに夢中になり、家でも続きがしたいと言い始めたんです。学校では休み時間にしか自由にパソコンを触れないそうで、興味を持った子どもは当然そう言い出しますよね。そうなったときに、家でも学校と同じ世界で…、つまり家でもChromebookを使って続きをさせてあげる方がいいのかな、と思いました。学校と家での活動が連続していたほうが子どもたちはすんなり入れるし、内容により集中できるはず。何より操作にも慣れていますよね」

さらに持ち帰りが基本的には長期休暇のみ、という現状も考えるきっかけになったそうです。

「今は夏休みなので学校配布のChromebookを自宅へ持ち帰っていますが、今後も学校のChromebookを持ち帰らない日があるはず。そんなとき、家庭用に1台あれば、自分のグーグルアカウントにログインするだけで、学校での活動を途切れさせることなく取り組めます。このメリットはすごく大きいと思いました」


家の真ん中にChromebook。わからないことを調べる癖もつけられる

夫婦そろってパソコンに詳しい酒井さんですが、Chromebookは初めて。パソコンのサイズを考えた結果、家族全員で使えるように、お子さんが学校で使っているコンパクトなサイズよりも大きめなサイズの14インチのChromebookをしばらく使ってみることに。勉強はもちろん、生活の中でもわからないことがあるとき、子ども達たちが自分で調べることができるよう、置き場所はリビングです。

「家の真ん中に、自由に使える使い慣れたChromebookがあることで、何かわからないことがあるときはすぐに調べる癖をつけてほしいなと思います。それに子どもたちが使っているスマートフォンやタブレットは、子どもがどんな画面を見ているのか、体で隠れてしまって分かりづらいのが少し不満でした(笑)。大きな画面のパソコンなら、子どもの作業をディスプレイ越しに見守ることができますお互い安心して使うことができる点も、画面の大きなパソコンの長所だと感じています」(酒井さん)

1台あると体験が広がる!酒井家のリアルな活用方法

ここからは、酒井さん親子の自宅でのChromebookのリアルな使い方をじっくり見せてもらいました。

お姉ちゃんはGoogleマップで旅行気分!

みおちゃんは、Googleマップで行きたいところを検索するのが大好き。初めはお母さんが検索ワードの入れ方を教えてあげたそうです。その後は、自分でどんどん検索してみることで、使い方をマスターしていきました。

「ストリートビューを使って、家族で行ったスカイツリーを上から見たり、ディズニーランドの中の写真を見たり、大人が見てもストリートビューやマップは新しい発見があって楽しいですよね。新型コロナウイルスの影響で旅行がしづらい中ですが、親子で写真を見ながら小旅行を楽しんでいる気持ちになります」(酒井さん)

みおちゃんは、Googleマップで調べたフロリダのディズニーワールドに行ってみたいそう。 「テレビで観たのをきっかけに、Googleマップで調べてみました。色んな人が撮影した写真が出てきて、すごく楽しそうだったので行ってみたいです! 」(みおちゃん)

遠方の親戚とChromebookを使って「いとこ会」

同じく新型コロナウイルスの影響で、新潟に住む親戚とは2年くらい会えていないという酒井さん親子。これまでに数回、Zoomを使って親戚と顔を合わせているそうです。この日は夏休みになったばかりで、お互いにどんな宿題があるのか、夏休みをどんな風に過ごすのか、報告し合ったそう。

「子ども達には仲良しのいとこが5人いるので、Zoomでのいとこ会はすごく楽しみにしています。年上のいとこが各家庭に同じ実験道具を送ってくれ、みんなでZoomを見ながら実験をしたこともありました。他にも、好きなおもちゃを見せ合ったり、ゲームの進み具合を報告し合ったり、繋がる時間の大切さを改めて実感しています」(酒井さん)

Chromebookの大きな画面なら姉弟二人並んでもOK!相手の画像もしっかり見えます。学校でも使い慣れたChromebookなので、Zoomの設定の変更やチャットもどんどん活用。酒井家にとって、オンラインのコミュニケーションは特別なことではなく、自分たちの日常のツールとしてChromebookを活用している様子が伝わってきました。

ママはPTAや野球チームの運営にChromebookを活用

仕事用のパソコンは別に持っている酒井さんですが、プライベートでかなりのヘビーユースだというGoogleフォームは、家族のChromebookで作業をするようになりました。

使う目的は、学校のPTAの活動と、弟のだいち君の所属する小学校の野球チームでの作業です。野球チームは父母のボランティアによって運営しているチームなので、酒井さんもパソコン作業をすることが多いそう。

「私が最もよく利用しているのがGoogleフォームです。PTAではアンケートをとる際に本当によく使いました。また野球チームの活動では、新入部員を募集する時や、ユニホームの申し込みなどにとっても便利なんです。Googleフォームを使えば情報を取り扱いやすい上、紙のフォームのように紛失の心配がありません。集計もとても簡単なんですよ。ChromebookのGoogleドライブのアプリからすぐに見られるので便利なんです。また引き継ぎを行う際にも、資料を溜めておけばスムーズに引き継ぎができるので、ぜひおすすめです!」(酒井さん)

Googleフォトの活用でChromebookが家族のアルバムがわりに

さらに、酒井さんがもっと使ってみようと思っているのが、Googleフォト。以前から学童の父母会でも使っていたというGoogleフォトですが、新しい活用方法に挑戦中だそう。

「スマートフォンで撮影したちょっと長めの動画は、データが重くて送信がうまくできないときありますよね。すると、知り合いのママから、Googleフォトがいいよとおすすめされました。彼女は子どものスポーツの試合動画をGoogleフォトにアップしてチーム内で振り返りのために共有したり、おじいちゃんおばあちゃんに子どもの動画を見せたいときにも、Googleフォトのリンクを送っていると言っていて。Googleフォトが写真の保存以外にも便利に使えると知って、いまChromebookで試している最中です」(酒井さん)

Googleフォトは、撮影した写真や動画をアップロードして、クラウドに保存できるサービス。共有も簡単で、クリックひとつでリンクが作成でき、そのリンクを相手に送ると、誰でも動画を共有できる仕組みです。

「共有できる便利さはもちろん、アルバムに保存しておけば過去の動画や写真も遡りやすく、撮りためたデータを整理する手間も省けます。今やSDカードやディスクで保存する必要もないし、家族共有をすればChromebookで家族皆がいつでも見ることができます。Chromebookが家族のアルバムがわりになればいいですね」(酒井さん)

自由研究もChromebookで進行中!

夏休み真っ只中の酒井家の子どもたち。みおちゃんの今年の自由研究は、「野球のスコアの付け方」だそう。

「弟の応援に行った時、意外と面白かったのでママについていくようになりました。その時にスコアの存在を知り、興味を持ちました!」(みおちゃん)

YouTubeやサイトでスコアの付け方を調べているみおちゃん。Chromebookはスイッチを押すとすぐにスタートして、思いたったと同時に検索ページにたどりつきます。わからないことを調べるときにも、少しも面倒にならないとか。子どもの“調べる意欲”を失わせないようにすることって大切ですよね

スマートフォンを持っているみおちゃんですが「だいちの試合の動画を観るなら、Chromebookの大きな画面がゼッタイ見やすくていい!」ともっぱらパソコンでの視聴をしています。

大きな画面でお母さんと一緒にスコアの書き方の解説をチェック。野球のルールもスコアの記号も少しずつ理解が深まってきているそうです。

「今回のように、子どもが何か新しいことを学びたいときや、調べたいときに、自由に使えるChromebookがあってよかったなと思います。学校のパソコンはアクセスに制限もあるので、こうして家で子どもが使えるChromebookがあるメリットを、夏休みはさらに実感しています」(酒井さん)

自由研究の完成も楽しみですね!

大事なのは、パソコンとの付き合い方

利用時間など不安もあるけれど、家庭では日常使いできる環境を

Chromebookを使いこなしている酒井さん親子。お子さんにパソコンを与えることについての不安がないかお母さんに聞いてみました。

「どうしても利用時間が長くなってしまうことに不安を感じることもあります。だからといって、子どもをパソコンと引き離すのは違うかなと思っています。パソコンを使うことに問題があるのではなく、オンラインとオフラインの分け方など、大事なのはパソコンとの付き合い方ですよね。学校でも積極的にChromebookを活用し始めた今こそ、家庭でも日常使いできる環境を親が心がけ、パソコンとの付き合い方も含めて教えていきたいと思っています」とのこと。

小学生の子どもがいる筆者は酒井さんの言葉にとても共感しました。そして、パソコンを学校だけでなく、家庭でも日常的に使わせ経験値を上げることで、結果として健全な使い方を子どもは身につけていけるのでは、と感じました。今回お話を聞かせてくれた酒井さんご一家は、お母さんが子ども達の持っている可能性に期待し、広い心で見守っている様子がとても印象的でした。

酒井さんが使ったAcerChromebookは、お子さんの学習だけではなく、家族で使える機能が充実してます。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

詳しくは、Acer Chromebookのページをチェック>>

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取材・文/寒河江尚子

構成/HugKum編集部