【お世話人形ぽぽちゃん】開発秘話インタビュー!超ロングセラーぽぽちゃんが「イヤイヤ期の救世主」と言われる秘密

PR /ピープル株式会社

2021年で誕生25年を迎えたお世話人形「ぽぽちゃん」。まるで本当の赤ちゃんのような肌と抱き心地で、お子さんの生活に寄り添ってきました。近年お人形遊びが、お子さんの自己肯定感を育む可能性があることが注目されています。
誕生当初から、男女を問わず遊べるお人形として親しまれてきたロングセラーの秘密や開発者の思いを、ピープル株式会社の溝田菜月さんと青木千怜さんにお聞きしました。

子どもが愛情を分け与える存在としてのお人形

─────ぽぽちゃんが誕生したきっかけについて教えてください。

溝田さん ぽぽちゃんの誕生は、25年以上前にさかのぼります。
当社の創業者が、お孫さんがぬいぐるみをなでてお世話をしているのを見て、「子どもは自分の持っている愛情をぬいぐるみに分け与えているのではないか?」という仮説を立てたのが始まりです。

昔からぬいぐるみといえば動物やキャラクターものが主流ですが、それを対象に愛情を育んでいるのであれば、より人に近い存在の方がお世話がしやすいのでは、という考えもあったと思います。

着せ替え人形やお風呂に入れられる人形は既に商品として世に出ていたので、「人の形をしたお人形」にこだわり、「愛情のおけいこ」というメッセージを前面に出し、愛情を分け与えられる人形としてぽぽちゃんが生まれたのが1996年のこと。

このような人形は他になく、デビュー当初は大ヒットを記録しました。

─────ぽぽちゃんの特徴であるボディやお肌の柔らかさについて、苦労や開発エピソードはありますか。

溝田さん 抱き心地がふわふわしているのは発売当初からです。それまでは硬いお人形が多かったのですが「いかに人間らしくするか」ということで柔らかさの追求と、そのための素材選びに苦心したそうです。

プニプニした肌の感触を表すために、顔や手足のパーツには子ども向けの人形には珍しい素材を用い、布製の柔らかいボディ部分としっかり縫い合わせています。

お子さんが愛情を注ぎたくなる柔らかさになるよう、頭、手足、ボディごとに綿の重量を計っています。綿が多すぎても硬くなってしまうのです。

お子さんがいろいろな場面やさまざまな立場で、赤ちゃんとして、友だちとして、妹として、ときに自分自身として自己投影できるお人形がぽぽちゃんです。

当社と一緒に「子どもの成長とお人形の関係性」の研究をしている大豆生田啓友先生の研究レポートにもありましたが、 自分の気持ちに寄り添って共に成長してくれる存在として身近にあることが、お人形の最大の魅力だと思っています。

うちの子にそっくり!? ぽぽちゃんのお顔の秘密

─────「日本人顔」といわれる、ぽぽちゃんのお顔の秘密を教えてください。

青木さん 顔は日本人の2歳の子の写真をいくつか用意して、平均的な表情をスケッチに起こし、それを元に職人さんに作ってもらいました。なるべく「うちの子にそっくり」になるよう、顔のパーツの配置は工夫したそうです。

お子さんが寝かしつけてトントンすることが最も多いので、お人形を横にすると自然に目が閉じるようにもなっています。

溝田さん 人形によって表情が違うと言われるのですが、製造工程のほとんどが手作業だからです。ボディや手足に丁寧に綿を詰めていて、顔にも綿が入っているので、ほっぺのふくらみ具合や目の距離が少し違って見えるようです。

表情も一体ずつ手作業で仕上げます。眉はステンシルのような型にスプレーを吹きかける手法で描き、ほっぺには塗料を吹き付けているため濃さが違って見えることも。2歳のお子さんに近いという基準はあっても個体差が出てきます。

でもその点が「自分のお子さんに似ている」とお客様が選んでくださる理由にもなっています

─────お子さんにちょうどいい、小さなサイズの「マシュマロぽぽちゃん」が誕生した経緯、開発にあたってのエピソードなどを教えてください。

溝田さん お子さんそっくりにこだわるほど、柔らかさや動きも大切です。手足も360度自由に動くようにしています。

1.5歳くらいの小さなお子さんでも、お世話をしやすいサイズの人形として開発したのが現在の「マシュマロぽぽちゃん」。発売当初は「ちいぽぽちゃん」という名前でした。

1歳台のお子さんでもトントンしたり、ぎゅっと抱いたりすることが増えてきていて、従来のぽぽちゃんでは大きいかも?ということで誕生しました。

青木さん 平均的なママと新生児の身長比率をもとに、1.5歳のお子さんにとって「赤ちゃんだと感じるサイズ」を割り出して仕上げています。

サイズだけでなく、ボディ生地のふわふわ感にもこだわっています。ぎゅっと抱いたときに、より愛情を注ぎたくなる存在になるよう追求を重ねました。

写真左が、小さめサイズの「マシュマロぽぽちゃん」。

ぽぽちゃんは「イヤイヤ期の救世主」!?

─────ぽぽちゃんのユーザーであるお子さんや親御さんからの印象的なエピソードはありますか。

青木さん 私自身も子どもの頃、ぽぽちゃんで遊んでいました。ぽぽちゃんはおもちゃというよりは生きている友だちのような存在でした。

溝田さん そうなんです。お客様にもぽぽちゃんを人のように見てくださっている方が多いのです。

先日はインスタグラムのフォロワーさんから「ぽぽちゃんは子どものイヤイヤ期の救世主です」と聞きました。親御さんも、育児生活の〝戦友〟として、ぽぽちゃんを大事な存在だと思ってくれているようです。

青木さん 乱暴だったお子さんが、ぽぽちゃんと接するようになってからやさしくなったという意見もありました。

溝田さん 物と人の中間といいますか、「お友だちとは違う」けれど「物ではない」と思っているからお子さん自身も人形にやさしくしたり、一緒に遊びの世界に入り込んだりしやすいのでしょうか。

親御さんからは、親子の関係にぽぽちゃんが加わることで、子育てに余裕を持って、第三者的に子どもの成長を見守れるようになったという意見も聞きました。

世代を越えて愛されるロングセラーのぽぽちゃん

─────誕生から25年を迎え、ぽぽちゃんと一緒に遊べる小物や洋服なども変化してきました。どのような開発をされているのですか。

溝田さん 25周年を機に、お客様から「ママが子どもの頃から持っているぽぽちゃんと、お子さん用にお迎えしたぽぽちゃんを2体並べて遊んでいます」とか、おばあちゃん世代の方から「娘が遊んでいたので孫にも買いました」という声を聞くようになりました。

青木さん 着せ替えの洋服やお道具の開発では、「子どもが普段していることをお人形にもしてあげられる」ことを大事にしています。

溝田さん 生活で近なアイテムをいかにリアルに作るか、そして楽しく遊べるか。歯みがきやミルク、食事、トイレトレーニングをテーマにしたお道具は多いですね。

青木さん 9月に発売した「ぽぽちゃんのおしゃべりトイレ」は、現代風にトイレのタンクをなくすなど、子どもの日常に寄り添った見た目やおしゃべり音声の内容を心がけました。

当社では、お子さんに商品で実際に遊んでもらう機会を大切にしているので、社員が子ども連れで出社することも多いのですが、そんなときは試作品のおもちゃで遊んでもらおうと引っ張りだこになります。

さらに毎年募集をしている社外モニターさんや購入者の方、SNSのフォロワーさんなどからも意見を募り、商品開発に反映しています。

溝田さん ぽぽちゃんは、お子さんにとっては赤ちゃんであり、お友だちや妹にもなったり、成長に応じて存在が変わっていきます。

子どもの生活に寄り添うために、洋服や小物は流行に合わせて進化させていくけれど、お人形自体はほとんど変わっていません。
「子どもが愛情を分け与える存在としてのお人形」「お子さんにそっくりのお人形」という、もともとの開発ポリシーがブレなかったからこそ25年続いたのだと思っています。

25年前の発売当初のモデルに近いぽぽちゃん(写真左・販売終了)と発売中の「あたしがママよ♡赤ちゃんぽぽちゃん やわらかタイプ お世話お道具つき」(写真右)。アイラインやまつ毛が少し違うものの、表情はほとんど変わっていません。

誕生当初から男女を問わず遊べるお人形

─────今後ご家庭で、ぽぽちゃんとどのように遊んでほしいですか。

溝田さん 「男の子、女の子」の区別なくお人形で遊んでほしいと、開発当初から変わらず願い続けてきました。時流的にも「お人形は女の子の遊び」という固定観念は薄れてきたと感じます。

昔と比べて仕事を持つママも多くなり、保育園の先生やシッターさんなど子どもに関わる大人の存在が周りに増えてきました。そんな中でお子さんにとっての「変わらない存在」に、ぽぽちゃんがなれればと思っています。

お子さんがお友だちとして、あるいは自身の投影として、ぽぽちゃんをお世話して愛するように、親御さん自身もぽぽちゃんを家族の一員として愛していただけるといいですね。

新しい家族としてぽぽちゃんをお迎えしてくださることで、きっとお子さんの成長が「見える化」していくのではと思います。

「ぽぽちゃん」を家族の一員としてお迎えを

愛してあげたい存在であること、お子さんそっくりのお人形であるということを追求し続けて、発売当初から25年間変わらず筋が通っている「ぽぽちゃん」のストーリー。

柔らかさ、サイズ感、お顔の印象、すべてにこだわり抜くのは、お子さんがいろいろな場面を見立てて遊ぶときに自己投影しやすい、子どもの気持ちに寄り添いやすい人形であることを大事にしてきたからだといいます。

子どもの生活に寄り添いながら、家族の一員として愛情をそそぐことができる、本物の赤ちゃんそっくりなお人形、ぽぽちゃん。
お子さんのとなりで成長を助ける大切な存在になることでしょう。ぜひ、ご家庭でもお迎えしてあげたいですね。

2006年と2008年に小学館の学習絵本「めばえ」に掲載されたぽぽちゃんの広告。2歳の男の子と女の子がぽぽちゃんで遊んでいます。

ぽぽちゃんデビューにぴったり! お人形とお世話道具のセット「あたしがママよ♡赤ちゃんぽぽちゃん」

ふわふわボディにプニプニお肌の「赤ちゃんぽぽちゃん」と、お世話が楽しくなるミルクびんやおむつなどお世話道具のセット。手足が自由に動くから、いろんなポーズがとれちゃいます。

商品名/あたしがママよ♡赤ちゃんぽぽちゃん やわらかタイプ お世話お道具つき 
価格/5,500円(税込)対象年齢/2歳以上
セット内容/ふわふわボディの赤ちゃんぽぽちゃん ※お風呂には入れません。
ねこちゃんベビー帽子・ピンクのトップス・スタイつきサロペット・お世話お道具セット(ごくごくミルクびん・赤ちゃんおむつ)

問い合わせ先/ピープル株式会社  お客様相談係  電話 03-3862-3739
<受付時間>月〜金曜日(祝日を除く)10:00〜12:00 13:00〜16:00

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■応募締切日:12月31日(金)23:59
■抽選方法:ご応募いただいた月の翌月以降、HugKum編集部にて抽選を行います。
■発送方法:日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便などの配送業者にて発送いたします。配送希望日時はご指定いただけません。
■個人情報および特定個人情報の適正な取り扱いに関する基本方針:こちらをご覧ください。

<注意事項>
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。落選の方へのご連絡はいたしておりません、ご了承ください。
※応募はお1人様1回とさせていただきます。
※お届け先住所をご登録いただけなかった場合や、ご登録内容に誤り等があった場合には、抽選対象から除外させていただきます。
※抽選に当選された場合、賞品はご応募いただいた日の翌月以降の発送となります。
※賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。

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<大豆生田啓友 (おおまめうだ ひろとも)先生> 玉川大学教育学部教授。 青山学院大学大学院を修了後、青山学院幼稚園教諭等を...
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撮影/五十嵐美弥 構成・文/村重真紀