さわやかな甘酸っぱさで人気のキウイ。一年中食べることができ、おまけにビタミンなどの栄養価が豊富。そんなキウイは積極的に摂りたいですよね。しかし、「キウイの保存方法がよくわからない」という方も少なくないかもしれません。そこで、本記事では、キウイを長持ちさせる保存する方法、熟成を早める裏技などをご紹介していきます。

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キウイ保存の基礎知識
キウイの保存方法は、キウイの状態によって異なります。
まだ熟していない固いキウイは常温で保存し、熟成するのを待ちましょう。熟した食べ頃のキウイについては冷蔵保存、もしくは冷凍保存が最適ですよ。
食べ頃キウイの見分け方
キウイの食べ頃は、手で触って判断します。優しくキウイを包むように持ち、弾力を感じたら食べ頃。もしくは、キウイを縦にして持ち、軽く力を入れた時にキウイのお尻が柔らかくなっていたら食べ頃ですよ。
なお、切る前からキウイの表面に液体が滲み出てきているものや、アルコールの様な匂いがした時は、キウイが悪くなっている可能性があるので注意してください。
固いキウイの熟成を早める裏技!
まだ熟していないキウイは、固くて酸っぱいですよね。キウイの熟成を早め、甘くする裏技があるんです。
それは、りんご、もしくはバナナと一緒にポリ袋に入れて保存すること。りんごやバナナから出るエチレンガスが、キウイの熟成を早めてくれます。

寒い時期はなかなか熟成が進みません。そんな時には、この方法で熟成を促すのがおススメです。
キウイを長持ちさせる保存のコツ
キウイを美味しさそのままで長持ちさせるコツは、キウイの状態に応じて保存方法を変えるということ。
また、保存する際は、乾燥を防ぎ、なるべくみずみずしさを保つのがポイントです。
常温で保存する場合
キウイを常温で保存する方法をご説明いたします。常温で保存することで、未熟なキウイの熟成を促すことができますよ。
用意する物
・キウイ
・ポリ袋
・キッチンペーパーまたは新聞紙
手順
キウイをキッチンペーパーまたは、新聞紙で包み、数個まとめてポリ袋にいれ、結びます。直射日光やエアコンがあたらない場所で保存しましょう。

保存期間
未熟のものを常温保存した場合、約1~2か月間の保存が可能です。
冷蔵保存する場合
食べごろを迎えた完熟のキウイは、冷蔵庫で保存することで食べごろが持続しますよ。キウイは、野菜室での保存が最適。その際キウイが乾燥しないようにするのがポイント。
用意する物
・キウイ
・ポリ袋
・キッチンペーパーまたは新聞紙
手順
乾燥を防ぐために、キウイをキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室に入れて保存します。
野菜室などに、キウイを保存する場合は、キウイが出すエチレンガスで他の食品がダメになってしまう可能性があります。他に食品を保存してる場合、キウイを保存する袋は密封できるものにしましょう。
保存期間
冷蔵庫で保存した場合の保存期間は、約1~2か月間です。
熟したキウイは冷凍保存がオススメ
キウイは皮ごと丸ごと冷凍することも、お好みの形に切って冷凍することもできます。
方法は、丸ごと冷凍する場合も、切って冷凍する場合もどちらもほぼ一緒。ラップに包んでフリーザーバックに入れ、冷凍するだけ。完熟しているけれどすぐに食べないものや、キウイを必要な分だけ使いたい方には冷凍保存がオススメですよ。
用意する物
・キウイ
・ラップ
・フリーザーバッグ
手順
キウイは水で洗っておきましょう。水気を拭いたら、一個ずつラップで包み、フリーザーバッグに入れます。そのまま冷凍庫に入れたらOK。

保存期間
冷凍したキウイの保存期間は、約1か月です。

ドライフルーツにすると長期保存が可能!
キウイを長期間保存したい場合、乾燥させて保存するのも手。ドライフルーツは、何日も天日に干したりと面倒なイメージがありますが、電子レンジでもできるんです。
用意する物
・キウイ
・電子レンジ
・キッチンペーパー
・網
・グラニュー糖(お好みで)
ドライフルーツにする方法
1:キウイは皮をむき、3㎜程度の輪切りにし、キッチンペーパーである程度、キウイの水分を取っておきます。
2:耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、その上にキウイが重ならないように並べましょう。
3:まずは、600Wで2分加熱。
4:キッチンペーパーを交換し、キウイをひっくり返し、更に2分加熱。
5:この工程をお好みの固さになるまで繰り返します。
6:お好みの固さになったら、網にキッチンペーパーを敷き、その上でキウイをしばらく乾燥させて出来上がり。
お好みでグラニュー糖をまぶしても美味しいですよ!
保存期間
乾燥具合にもよりますが、パリパリに乾燥させたものであれば、1年程度の保存が可能。水分が残っているものであれば、保存期間は短くなります。また、保存には注意が必要。カビの発生を防ぐために、密閉できる容器に乾燥剤を入れて保存すると良いですよ。
保存期間内であっても、シワシワになり過ぎたものや、変な臭いがしたり変色したものに関しては、食べないほうが良いでしょう。


キウイを使ったレシピをご紹介
暑い夏に食べたくなる、キウイを使った簡単レシピをご紹介していきます!
韓国で人気急上昇!キウイエイド
【用意するもの(2杯分)】
・キウイ 1個
・砂糖 大さじ2
・はちみつ 大さじ1
・炭酸水
・飾りのキウイ
・蓋つきの容器
・ラップ
【作り方】
1:キウイの皮をむき、1㎝角に切ります。
2:容器にキウイ、砂糖、はちみつを入れ、混ぜる。

3:混ざったらラップで密閉し、冷蔵庫で一晩寝かせたら、キウイシロップの完成。

4:一晩寝かせたキウイシロップを炭酸水で割り、飾りのキウイを入れて混ぜれば出来上がり!

揉むだけ簡単!キウイとヨーグルトのシャーベット
【用意するもの】
・キウイ 2個
・ヨーグルト(無糖) 200g
・はちみつ 大さじ3
・コンデンスミルク お好みの量
・フリーザーバック
・金属製のトレー
【作り方】
1:キウイを1㎝角に切ります。
2:フリーザーバッグにキウイ、ヨーグルト、はちみつ、コンデンスミルクを入れ、なるべく空気が入らないように密閉してください。

3:材料が混ざり合うように、フリーザーバッグを揉みます。
4:混ざり合ったら、フリーザーバッグを平らにして金属製のトレーに乗せて冷凍庫に入れましょう。2〜3時間後に取り出し、再び揉み込みます。
5:更に冷凍庫で冷やして出来上がり。


最適な保存方法で美味しさそのまま!
いかがでしたか? キウイの状態によって、保存方法を変えることで美味しさを長持ちさせることがわかりました。今まで「キウイの保存方法を気にしていなかった」という方も、是非お試しください!
構成・文・撮影(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)