ホームベーカリーでふわふわ食パンを作ろう! 人気レシピやコツ、注意点を紹介

お店で売っている「ふわふわの食パン」を自宅で作りたい人も多いはず。実はホームベーカリーで簡単に手作り可能です! 本記事では食パンづくりの基本的な材料やレシピを押さえた上で、ふわふわの食パンをホームベーカリーで作るコツ、注意点を解説します。

ホームベーカリーで食パンを手作り! 作り方・食べ方の基本

「こね・発酵・焼き」を全自動で行えるホームベーカリーを使えば、初心者でも簡単に食パン作りが可能です。

材料や調理時間とあわせて、切り方や保存方法も解説していきます。

手作り食パンの基本材料は6つ

食パンづくりに必要な6つの材料を紹介します。

・小麦粉(強力粉)

・バター

・砂糖

・塩

・水

・ドライイースト

各材料をそろえたり計量したりする手間を省きたい場合は、「食パンミックス」を使用するのがおすすめです。

食パンミックスは分量ずつ基本材料があらかじめ混ぜ合わせてあるため、ご家庭で用意するのは水のみ(商品によっては、ドライイーストも別途用意)。

手間だけでなく、材料が余る心配もなくなるため気軽にパン作りが楽しめます。

調理時間は約4時間! 早焼きなら約2時間で完成

ホームベーカリーのメーカーによって30分程度の違いはありますが、材料投入から焼き上がるまでの所要時間は約4時間です。

早焼きコースなら発酵時間を短くできるため、2時間程度で焼き上がります。

切り方の4ステップ

切るときの手順は以下の通りです。

・手順①網台にのせて食パンの粗熱をとる
最低でも1時間、できれば2時間以上冷まします。熱いうちにカットすると切った断面から水分が出てしまい、もちもち感が失われるので要注意。

・手順②パンを横に寝かせる
切る距離が短くなるように山側を奥、底を手前に寝かせると切りやすくなります。包丁の刃先が常に食パンの外に出ている状態がベストです。

・手順③包丁を温める
包丁を温めるとパンの油分が溶けて柔らかくなり、切りやすいです。包丁は直火で温めるのではなく、熱いお湯に浸したり温めた布巾で拭いたりしてください。

・手順④余計な力を入れず、前後に包丁を動かす
包丁の刃先を少し下に向けながら前後に刃を動かしましょう。包丁の重み以外の力はできるだけ加えず、包丁を引くときはパンを撫でるように切るのがコツ。

常温保存の日持ちは約3日! 食べきれない分は冷凍保存を

手作りパンには保存料が入っていないので常温保存の日持ちは約3日です。ただし食パンは劣化しやすいため、できれば1日以内に食べ切るのがおすすめ

切った断面から乾燥するので、食べる直前に必要な分だけカットして食卓に並べましょう。常温保存するときは、乾燥防止のために袋に入れます。

パンは0℃~10℃くらいで保存すると味が劣化しますので、冷蔵保存は避けてください。食べきれないときは、なるべく早めに冷凍保存を。冷凍すると1ヶ月ほど日持ちします。

ホームベーカリーでふわふわの食パンを作るコツ

ホームベーカリーでふわふわの食パンを作るためのコツを3つ解説します。ぜひ参考にしてください。

牛乳に含まれる水分と油脂がふわふわ食感を生み出す

水の代わりに牛乳を使うと「ふわふわ感」が増します。牛乳の成分は約90%が水分、残り10%が乳脂肪とたんぱく質の固形分です。

牛乳の固形分(油脂)のおかげで生地がよく伸びてふんわりする上に、きめ細やかに引き締まった「しっとり感」もプラスされます。

しかし牛乳を入れる際に水分量を調節しないと、ぼそぼそしたり噛み応えのある食感になったりするので要注意。

牛乳を入れるときの注意点は2つです。

・水分量を調節する
元のレシピが「水180cc」なら、牛乳は10%増の198cc必要

・温度を調整する
室温25℃以上なら約5℃、室温が10℃以下なら20℃の牛乳を使う

パンづくりは繊細なので、ひとつひとつ丁寧に作業していきましょう。

甘い食パンは高い発酵力と保水力でふわふわ感UP

甘いパンには糖分が多く含まれています。糖分が多いと「ふわふわ感」もUP! その理由は2つあります。

①糖は発酵力を高める

発酵の際に生成される炭酸ガスがパン生地を膨らませ、ふわふわな食感を生み出します。酵母(イースト)の餌になる糖が多いほど発酵が促進され、ふわふわに仕上がります。

②糖は吸収性と保水性を高める

砂糖には水を吸着し保持する力があるので、糖分が多めのパンはしっとりふわふわな仕上がりに。焼き上がったあともパンが乾燥しにくく、ふわふわ食感を維持できます。

早焼きコースでもふんわり焼き上がる

発酵時間を短くした「早焼きコース」では、通常コースよりもドライイーストや強力粉の分量を増やすことで、膨らみ不足をカバー。

しかし実は、通常コースと同じ分量のまま早焼きコースで焼いた方が釜伸びして膨らみやすく、ふわふわの食パンに仕上がります

ただし、ホームベーカリーの機種によっては、早焼きコース用の分量にしたほうがよい場合も。試作は必ず行いましょう。

ホームベーカリーで食パンを作るときの注意点

ホームベーカリーを使って食パンを手作りするときの注意点を3つご紹介します。

上部の凹みは生地内の水蒸気が原因! 衝撃を与えて対処を

焼き上がった食パンの側面や上部がへこみ、変形したことはありませんか? このような現象を「腰折れ」といいます。

腰折れは、焼き上がったパン生地の中に溜まっている水蒸気が原因。焼き上がったらすぐに、型の側面を叩いたり20~30㎝上から型を台に落としたりして水蒸気を抜きましょう。

衝撃を与えても腰折れしてしまうなら、生焼けや過発酵、水分量の過不足などが原因であることも。各工程の見直しも行ってくださいね。

膨らまない原因は発酵具合の変動

パンは本来、湿度や室温、水温、材料の種類などによって発酵具合が変わるもの。ホームベーカリーを使用すると微調整がきかないので、膨らみ具合が毎回変わると心得ましょう。

ただし、膨らまない原因は一つとは限りません。

・ドライイーストの入れ忘れ

・仕込み水の温度や部屋の室温が不適切

・小麦粉やドライイーストなどの粉類が古い

・タンパク質量が少ない強力粉を使っている

上記をもとに作業改善を行いましょう。

各材料の計量がアバウトだと失敗する

材料の計量の注意点は以下の通りです。

・材料は1g単位で重さを正確にはかる

・小麦粉を液体と同様に計量カップではかるのはNG

・材料置き換え時の計算ミスに気を付ける

少量のドライイーストや塩をアバウトに計量したり、水分量に過不足があったりすると失敗しやすくなります。

ホームベーカリーで作る、ふわふわ・美味しい食パンの人気レシピ

せっかくなら、いろんなバリエーションの食パンを楽しみたいですよね。材料を置き換えるだけでOKの人気レシピを4つご紹介します!

牛乳たっぷりのミルク食パン

水を牛乳に変えるだけでふわふわやわらか食感に仕上がります。牛乳のまろやかな甘みが癖になること間違いなし!

◆材料(1斤分)

強力粉 200g
薄力粉 50g
牛乳 200ml
バター 15g
砂糖 30g
塩 3g
ドライイースト 3g

◆作り方

【1】ドライイースト以外の材料をホームベーカリーに入れる。牛乳は夏場は約5℃に冷やし、冬は約20℃に温めてから使う。

【2】ドライイーストは専用投入口にセット。専用投入がない場合は、イーストが水分と塩に触れないように注意。砂糖の近くに置くと発酵がうまくいく。

【3】焼き色は「淡」にしてソフトコースでセット。焼き上がったら完成。焼き色は薄めでセットしたほうが柔らかい食パンになる。

生クリームを使ったしっとり柔らか食パン

きめの細かいふんわり食パンに仕上がります。ジャムと相性がよいので、サンドウィッチに使うと美味しいです。

◆材料(1斤分)

強力粉 250g
砂糖 20g
塩 4g
ドライイースト 4g
バターかマーガリン 15g
生クリーム 100㏄
水 80㏄

◆作り方

【1】材料をホームベーカリーに入れる。イーストは専用投入口にセット。水80㏄については、夏は冷水、冬はぬるま湯を使用。水と生クリームと先に合わせておくのがポイント。

【2】焼き色は薄めで、ソフトコースで焼く。焼き色を薄めにセットするとパン耳が厚くならずに仕上がる。

生クリームが傷みやすいので、タイマー機能は使わないほうがよい。

スキムミルクで作る香ばしい食パン

栄養面にも気を配りたいなら、カルシウム豊富なスキムミルク食パンがおすすめ。トーストすると外がカリカリで香ばしいです。

◆材料(1斤分)

強力粉 250g
砂糖 15g
塩 3g
水 188cc
スキムミルク 25g
バター 10g
ドライイースト 3g

◆作り方

【1】ドライイースト以外の材料をパンケースに入れる。イーストは専用投入口にセット。

【2】焼き色は標準で、「食パンコース」を選択してスタート。スキムミルクの量が多めなので、「標準」だと普段より焼き色が濃く仕上がる。

タイマー機能を使う場合、夏場は牛乳より傷みにくいスキムミルクの使用がおすすめ。

はちみつ入りの甘いふわふわ食パン

甘い香りが食欲をそそる「ふわふわ食パン」です。 はちみつのおかげで焼いた翌日もしっとり食感が持続。

◆材料(1斤分)

強力粉 250g
ドライイースト 小さじ1(3g)
砂糖 10g
塩 3g
有塩バター 25g
牛乳 170g
はちみつ 15g

◆作り方

【1】ドライイースト以外の材料をホームベーカリーに入れる。イーストは専用口にセット。

【2】焼き色は薄めにセットし、食パンコースで焼き上げたら完成。早焼きコースだと、ふわふわ感が出にくい可能性があるため注意。

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スキムミルクや牛乳なしで作るホームベーカリー食パンのコツ

乳製品を使わずにふわふわ食パンを手作りしたい場合は、以下4つの方法を試してみてください。

・砂糖の代わりに「はちみつ」を使う
はちみつに含まれる果糖とブドウ糖のおかげで、ふわふわ感としっとり感がアップ。

・バターの半量をショートニングに置き換える
究極のふわふわ感に仕上がります。

・卵を入れる
卵は生地を乳化させる役割があり、なめらかな食感に。

・強力粉の20%を薄力粉に置き替える
パン教室でも教わる王道レシピ。ふわふわサクッとしたライトな食感に。

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ホームベーカリーで作る食パン以外のアレンジレシピ

ホームベーカリーは食パン以外にも、ロールパンやクロワッサン、蒸しパン、ピザなど幅広く対応可能です。

しかもパンだけではなく、ジャムやヨーグルト、プリン、餅、うどん、パスタなんかもお手のもの! 本記事では、ジャム・ヨーグルト・うどんのレシピを紹介します。

無添加いちごジャム

甘さもちょうど良く、食パンのお供におすすめ!

◆材料

いちご(正味)  300g  1パック
砂糖  120g
レモン汁  14mL 大1

※大1は付属のスプーン(大)ですりきり1杯を表しています。

◆作り方

【1】いちごは洗ってヘタを取ったら2~4個に切り、フォークで軽くつぶす。

【2】ホームベーカリーに【1】と砂糖、レモン汁を入れて混ぜ合わせる。

【3】「ジャム」を選んでスタート。出来上がったら煮沸消毒した瓶に移す。

熱が冷めるとドロッととろみが出る。冷めた後は冷蔵庫で保存し、1週間以内に食べきること。

手間いらずの後味さっぱりヨーグルト

市販のヨーグルトを元種に、ホームベーカリーで手作りできます。市販よりもとろみが強いのですが、さっぱりしていて美味しいです。

手作りしたヨーグルトの一部を元種に、4回ほど繰り返し作れるので節約にもなります。

◆材料

好きなヨーグルト 70g
牛乳 400ml

◆作り方

【1】牛乳を40〜50℃に温める。

【2】ホームベーカリーのヨーグルト専用容器に、材料を入れて混ぜる。専用容器がない場合、市販の瓶容器を使う。容器は煮沸消毒する。

【3】ヨーグルトメニューを選択してスタート。

ヨーグルトメニューがない場合は、天然酵母モード「生種」メニューでスタート。ヨーグルトの発酵は8〜9時間(冬は12時間くらい)なので、様子を見ながら「取消」で終了させる。

【4】発酵が終わったら冷蔵庫で冷やして完成。

加糖タイプ、寒天などが入っている市販のヨーグルトを元種にしてもOK。牛乳は、低脂肪タイプだと固まりにくいので注意。

手打ちうどん

手間がかかるイメージのうどんも、ホームベーカリーなら楽にできます!

◆材料(3人分)

【A】
強力粉 150g
薄力粉 150g

【B】
塩 10g(小2)
ぬるま湯(35~40℃) 150mL
打ち粉(かたくり粉や強力粉) 適量

◆作り方

【1】【A】と【B】の材料をそれぞれ別の容器で混ぜ合わせる。パンケースに【A】【B】の順で入れる。

【2】「うどん・パスタコース」を選び、スタートを押す。

該当のコースがなければ「生地コース」を選択。生地コースの回数を調整し、計30分ほどこねる。

こねている間、時より隅にたまった粉をかき出すと生地がまとまりやすい。

【3】キレイに生地がまとまったらパンケースからすぐに取り出し、ビニールやラップなどでぴったりと包む。

【4】室温で最低30分、できれば約2時間休ませる。(室温が高いときは冷蔵庫に入れる)

【5】休ませた生地を2~4等分に切り分け、打ち粉をして約3mmの厚みになるまでめん棒で伸ばす。生地を冷蔵していた場合は、常温に戻してから伸ばすこと。

【6】生地を折り畳み、端から約3mm幅に切る。切り口にも打ち粉をまぶすと、くっつかなくて済む。

【7】生地に付いた打ち粉を払い、8〜13分ゆでる。切る太さや厚さによって湯で時間は変わるので注意。

パナソニックやsirocaなど、おすすめのホームベーカリー

多くのメーカーからいろんな機種が登場しているホームベーカリー。「どれを買ったらいいのか分からない……」という人も多いのではないでしょうか。

HugKum編集部では、実際にママ・パパから声の挙がったオススメのホームベーカリーを別記事でご紹介しています。ぜひ、使い勝手のいい1台を見つけてみてください。

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牛乳を使ったり砂糖を多めにしたりするだけで、お店で売っているような「もちもち・ふわふわ」の食感になるのも嬉しいですよね。

手作り食パンは無添加で防腐剤が入っていないため日持ちは約3日。食パンは焼きたてが1番美味しいので、作ったその日のうちに家族みんなで味わい尽くしましょう。

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文・構成/HugKum編集部

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