整理収納アドバイザー・水谷妙子です。今回は、私が監修した「すみっコぐらしのおかたづけ」をご紹介いたします。子どもから大人まで幅広い層から人気を集めるすみっコの仲間たちと、一緒にお片づけをはじめてみませんか?
「すみっコぐらしのおかたづけ」とは?
「ここが おちつくんです」というキャッチコピーでおなじみのすみっコぐらし。ちょっぴりネガティブだけど、個性的な世界観が人気を集め、「日本キャラクター大賞2019」では、見事グランプリを受賞。昨秋には映画化もされた大人気のキャラクターシリーズです。
この本は、すみっコたちが応援してくれる「お片づけ入門書」です。主に小学生の女の子を想定し、整理収納のセオリーと実例をやさしく表現!ひとりで楽しく読み進められる工夫がたくさん散りばめられています。
オススメポイントをご紹介しますので、チェックしてみてくださいね!
整理・収納・片づけ・掃除の違いって?
子どもに「お片づけしなさ~い!」と毎日毎日言っている方は多いのではないでしょうか。その言葉、もしかしたら子どもに響いていない可能性があります。
整理・収納・片付け・掃除。
この4つの意味を、子どもに説明することはできますか?行う順番をひとつでも飛ばすと本来の効果を発揮しないのですが、実は、大人の方も間違った順番でやってしまいがちなんです。
まずはそれぞれの意味と、それがもたらす効果を理解することが大切です。
例えばこの本では、この4つの違いを、わける(整理)・おうちをきめる(収納)・もどす(片づけ)・きれいにする(掃除)と表現しています。
このように、子どもが読んでもわかるように、整理収納の基本をやさしく説明しています。是非親子で見ていただき、お片づけに取り組む前の共通認識を持っていただけると嬉しいです。
真似しやすい!具体的な実例がたくさん!
例えば、小学生には欠かせない学用品収納。学習机か、リビング学習か。どこでどう勉強するのかは、おうちの環境によってそれぞれ異なります。
この本では、どんな環境でも共通する整理収納のセオリーはもちろん、気軽に取り入れられる具体的な方法をご紹介しています。
他にも、アクセサリーやカード類など、放っておくとどんどん増えてしまうアイテム…ありますよね。収納アイデアをひとつに限定せず何パターンか載せることで「これなら、できるかも!」と、子ども自身で選んでトライできるようにしています。
子どもが成長するにつれて持ち物や習慣は変わっていきます。整理収納に正解はなく、変化することが大前提です。状況に合わせて自ら工夫できるヒントをたくさん載せていますので、取り入れやすいものを試してみてくださいね!
お片づけのモチベーションが続く工夫
「片づけないといけない、わかっているけど後回し…」子どもだけでなく、大人の方でも経験があるのではないでしょうか。
今までやったことがないことをはじめ、習慣として根付かせることはハードルが高いですよね。これを、すみっコの力を借りると、ひょいっと乗り越えてお片づけが自然と身につくかもしれません。
この本では、すみっコのキャラクターを用いた「お片づけタイプ別診断」や、認定証、シールなどの付録が充実しています。
「お片づけ、やってみようかな!」とスタートダッシュをかけ、付録で更なるモチベーションが続き「お片づけって、楽しい!」と思ってもらえること間違いなし!
いかがでしたか?
「すみっコぐらしのおかたづけ」のご紹介でした。読みはじめると、子どもはもちろん、大人も夢中になるかもしれません。この本を片手に、すみっコぐらしといっしょにおかたづけしてみませんか?
小学生の毎日はいそがしい。「おかたづけしなさい!」なんて言われるけど、お気に入りのものもあるし、学校で使うものもたくさんあるし。そんなときに役立つ本が登場!すみっコぐらしのなかまが応えんしてくれる楽しいおかたづけ入門書だよ。
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記事監修
無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超。調べた他社商品は5,000点超。2018年「ものとかぞく」を起業し、個人宅や店舗などの整理収納サービスやお片づけ講座を行うかたわら、雑誌やWebでも活動中。フォロワー5.1万人を超えるInstagramでは、マネしやすい整理収納アイデアやモノ選び情報を発信中。7歳4歳2歳の3児の母。