2人目の出産準備。おさがりで使えるもの、買い足しが必要なものの見極めは?

2人目の出産準備は「なるべく上の子のおさがりで済ませたい」と考える人が多いでしょう。おさがりで済めば出費を抑えられますが、買い足しが必要なものもあります。早めに準備に取りかかって、万全の態勢で出産の日を迎えましょう。

2人目の出産準備はいつからする?

2人目は出産が早まるケースが目立ちます。「予定日までに」とは言わず、できるだけ余裕をもって準備を進めましょう。母体への負担も考慮して、動きやすいうちに準備を済ませておきたいところです。

6か月を目安に早めの準備がおすすめ

2人目の出産では、1人目を産んだときに「道」がついたことで、出産が早く進むといわれています。
陣痛の間隔が短時間で狭まったり、予定日よりも早く生まれたりするケースも少なくありません。余裕をもって、妊娠6カ月前後を目安に出産準備を済ませておくとよいでしょう。

妊娠6カ月ごろになると、赤ちゃんの性別が判明して、効率よく準備を進められます。
妊娠7カ月以降は赤ちゃんの体重がどんどん増えて、足腰の痛み・むくみ・食欲不振などの症状が現れる場合もあるため、動きやすいうちに準備を済ませるのが賢明です。

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費用を抑えたい。おさがりでOKなものは?

上の子のおさがりを活用すれば、出産準備にかかる出費を大幅に抑えられます。
ただし、赤ちゃんの性別や生まれる季節などによっては、買い替えや買い足しが必要なケースもあることも頭に入れておきましょう。

新生児期の衣類

新生児期の衣類はワンシーズンしか使わないものも多く、上の子のものがきれいなまま残っている人もいるでしょう。以前もらったときにすでにサイズアウトしていた頂きものも、活用するチャンスです。

家にあるものでまかなえば、準備にかかる費用をグンと抑えられます。カバーオールやツーウェイオールはそれぞれ2~3枚、短肌着は3~5枚、長肌着は2~3枚、コンビ肌着が2~3枚あれば安心です。靴下・スタイ・帽子といったこまごまとしたものも、あっという間にサイズアウトするため、おさがりを上手に活用しましょう。

季節や性別で変わることも

上の子と生まれる季節や性別が異なると、買い足しが必要になる場合もあります。たとえば、1人目が夏生まれで2人目が冬生まれの場合、おさがりの冬服ではサイズが合わない可能性が高いでしょう。
スリーパーなどサイズの幅が広いものは「まだ上の子が使っている」との理由で、買い足すケースも少なくありません。

また、赤ちゃんの衣類はユニセックスなデザインが多いものの、色や柄によっては着せるのに抵抗を覚える人もいます。性別が異なるデザインでも、家で過ごすときに着る部屋着やパジャマはおさがりのものを活用し、おでかけ用の服だけ新たに購入するのも手です。

バスグッズ

ベビーバスや湯温計などのバスグッズも、おさがりが大活躍します。ただし、おさがりのガーゼは肌触りが悪くなっている可能性があるため、新調したほうが無難です。

「友だちにゆずってしまった」「レンタルで済ませたから持っていない」などの理由でベビーバスが手元になくても、用意しなくて済むケースもあります。「上の子のママ友がベビーバスの処分に困っていておさがりをもらえた」などというのもよく聞く話です。

ベビーカーのおさがりを使う際の注意点

おさがりの状態によっては、買い替えやメンテナンスが必要です。抱っこひもは保管状態がよければ再利用できますが、最新型よりも性能が劣る可能性があります。

なかでも気をつけたいのが、ベビーカーです。ベビーカーは大きな買い物になるため、おさがりで済ませたい人もいるでしょう。
しかし、ベビーカーは使用するうちに車輪やクッションが消耗するため、3年前後での買い替えが推奨されています。おさがりを使う際はメンテナンスを実施し、必要に応じて車輪やクッションを交換しましょう。

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2人目の出産への買い足しリスト

おさがりで間に合うものもあれば、消耗品をはじめ買い足さなければならないものもいくつかあります。
上の子の年齢によっては、バウンサーやチャイルドシート・ジュニアシートの購入も検討しましょう。

おむつなどの消耗品

おむつやおしりふきなどの消耗品は買い足しが必要です。「上の子が使っていた銘柄が安心」と思いがちですが、下の子の肌に合わないケースもあります。
大量にストックしようとせず、産後に少しずつ試しながらそろえるのがおすすめです。

混合授乳もしくは完全ミルクでの育児を検討している場合は、哺乳瓶・乳首・消毒用品も準備しておきましょう。上の子が使っていた哺乳瓶を再利用する人がいる一方、「口に入れるものだから」ということで新たに購入する人もいます。

バウンサー

赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。上の子がまだ幼いと、床に寝かせたままでは踏んでしまったり、上に乗っかってしまったりするおそれがあるため、注意が必要です。上の子が赤ちゃんにかまいたがって、ヒヤッとさせられることも1度や2度ではありません。そんなときに便利なアイテムが「バウンサー」です。

バウンサーは適度な高さがあり、接触によるトラブルを回避できます。上の子ものびのび遊べて、一石二鳥です。移動も簡単にでき、上の子をお風呂に入れている間はバウンサーで待ってもらうという使い方もできます。

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チャイルドシート・ジュニアシート

6歳未満の子どもを車に乗せる際は、チャイルドシートの着用が法律で義務付けられています。車で退院する予定なら、すぐにチャイルドシートが必要です。

上の子のチャイルドシートを下の子に回す予定であれば、上の子の年齢に応じてチャイルドシートもしくはジュニアシートを新たに購入しておきましょう。
チャイルドシートは0歳から使えるものもあれば、1~11歳のロングユース仕様も展開されています。下の子が生まれる前から新しいシートに座る練習をして慣らしておくと安心です。

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上の子へのケアも忘れずに

これからお兄ちゃん・お姉ちゃんになる上の子のための準備も重要です。
心の準備をうながしてあげるだけでなく、入院中のお世話をお願いできる人やサポートの手配もできるだけ早く済ませておきましょう。

愛情をしっかりと伝えて

上の子も新しい家族の誕生を楽しみにしていても、いざ生まれると心が敏感になり、ママに無理を言って困らせたり赤ちゃん返りをしたりするケースもよく見られます。
生まれてからしばらくの間は下の子にかかりっきりになりがちで「自分のことも気にかけてほしい」「寂しい」というSOSを発しているのかもしれません。

心の準備として、お兄ちゃんやお姉ちゃんになることを描いた絵本を読み聞かせてもよいでしょう。
産後も愛情をきちんと伝えるのはもちろん、下の子が寝ついてから上の子と楽しい時間が過ごせるように、一緒に遊べるものを準備しておくのもおすすめです。

入院中の上の子のお世話への準備

入院中は誰かに上の子のお世話をお願いする必要があります。自分の両親には「気軽に頼みやすい」と感じる人が多いでしょう。
義父母には気を遣ってしまいますが、夫の身の回りのことも同時にお願いできるのが大きなメリットです。

上の子が未就学児で、かつ周囲に日中手の空いている人がいない場合、保育園・ベビーシッター・自治体のファミリーサポートなど預け先を探して、予約も済ませておきましょう。
入院前に何度か預けて慣らしておけば、不安を軽減できます。

2人目の出産に備えよう

2人目の出産準備では、おさがりで済ませられるものがたくさんあります。消耗品など買い足すものもあるため、早めに準備を済ませておきたいところです。
上の子がお兄ちゃん・お姉ちゃんになるための心の準備のフォローも欠かせません。入院中に上の子を見てくれる人やサービスを探しておき、安心して出産に臨めるように態勢を整えておきましょう。

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構成/HugKum編集部

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