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タブレットは子どもに必要?
タブレット端末を使った学習については、多くのメリットがある反面、デメリットを懸念されているママパパも多いのではないでしょうか。
タブレット端末を導入することで、子どもにどのような影響があるのか、保護者がしっかりと把握しておくことが重要です。
タブレットが子どもに与える影響
タブレットを使用することで、子どもにどのような影響があるのでしょうか。
近年、若者のスマホ依存が問題となっているように、長時間の使用やそれに伴う目への影響などが懸念点としてあげられます。使う時間を決めて、定期的に休憩を取るなど、ママパパがしっかり管理してあげることが大切です。
タブレットが子どもに与える影響について、詳しく知りたい方は以下の記事も参照してみてください。
子ども用タブレットの種類
子ども用タブレットと一口に言っても、大きく分けて2種類があります。見ていきましょう。
子ども用の知育タブレット
学習アプリや知育ゲームが内蔵された教育端末のことで「知育パッド」「おもちゃタブレット」などとも呼ばれています。
商品ごとに収録されているアプリケーションは異なりますが、幼児向けのお絵描きアプリから、ひらがなの読み書きなどの学習アプリまで、対象年齢に応じてさまざまなアプリを内蔵したタブレットが存在します。
また、これらはインターネットへの接続はできないため、安心して使わせることができます。
一般向けタブレット
一般的なタブレットは、キッズモードや機能制限を設定することで子ども用タブレットとして使わせることができます。
キッズモードや制限機能はメーカーによってさまざまですが、アプリごとに利用制限をかけたり、アクセスできるWEBサイトや利用時間を制限する機能が一般的です。子どもが誤ってアプリに課金してしまうようなトラブルなども事前に設定することで防ぐことができます。
インターネット接続も可能なので、年齢や成長に合わせてアプリを追加していくことができます。また将来、キッズモードを解除すれば通常のタブレットとして使い続けることができます。
子ども用タブレットの選び方
子ども向けのタブレットには、使用目的やスペックなど、さまざまな種類があります。どのような基準で選べばよいか、ポイントを紹介します。
タブレット導入の目的を考える
まずは、どのような目的でタブレットを利用したいのかを考えます。お絵かきやゲームなど知育が目的なのか、読み書きや計算などの基礎的な学習が目的なのかで選ぶべきタブレットが決まってきます。
画面サイズやタッチペンの有無などもさまざまなので、目的に合わせて選ぶようにしましょう。
年齢に応じたものを選ぶ
子どもの年齢に合わせて選ぶことも大事なポイントです。学習レベルが年齢に合っていない状態でタブレットを使うと、学習そのものが嫌いになってしまう恐れがあります。
機種のサイズや重さも対象年齢によって異なっているので、事前に確認しておきましょう。
よく使うシチュエーション
タブレットをどこで、どのように使うかを想定しておくことも重要です。紙ベースの学習と違い、デジタル機器であるタブレットを使う学習は、使い方を誤ってしまうと故障などにつながります。
落下リスクや水濡れなどを考慮したうえで、耐久性や耐水性も選択のポイントにするとよいでしょう。
子ども用タブレットに欲しい機能
子ども用タブレットを導入する際に、欲しい機能にはどのようなものがあるでしょうか。
制限機能がついたもの
子ども用タブレットには、使用時間の制限ができる機能やインターネットの閲覧制限などの機能があるとよいでしょう。ほとんどのメーカーがキッズモードやペアレンタルコントロールを導入していますが、メーカーによって制限できる範囲が異なるので、どのような機能が必要となるか、事前に確認しておきましょう。
成長に合わせた拡張機能
子ども用の知育タブレットは、使用できるのは本体に内蔵されたアプリのみで、あとからアプリやコンテンツを追加できないものがほとんどです。機種ごとに対象年齢や学習範囲が異なるため、内蔵されたアプリがカバーしている範囲をチェックしておきましょう。
一方、一般向けのタブレットは、インターネットに接続して、必要に応じてアプリを追加することができます。子どもの成長に合わせて柔軟に学習内容を変えることができます。
子ども用タブレットに入れたい制限アプリ
タブレット端末にさらに細かい使用制限を行い場合は、アプリを追加することでより詳細な設定を行うことができます。
「ファミリーリンク」
Googleが提供するファミリーリンクは、13歳未満の子ども用Googleアカウントを作ることができる無料アプリです。
保護者のGoogleアカウントとリンクさせることで、ダウンロードするアプリや閲覧できるサイトをリモートで管理することができます。また、端末の使用状況や端末の位置情報などの確認もできるため、子どもの安全を確認するツールとしても利用できます。
ダウンロードはこちら≫App Store/Googleプレイ
「YouTube Kids」
YouTube Kidsは、子どもにふさわしくないと判断された動画を自動的に制限してくれるアプリです。
検索機能や不適切なコンテンツの排除など細かく設定することができ、指定した時間になると画面がオフになるタイマー機能なども備えています。また、ページの表示を子どもでも使いやすい簡易的な画面にすることができるため、タブレットの使い方を覚えさせることにも役立ちます。
ダウンロードはこちら≫App Store/Googleプレイ
「あんしんフィルター for au 」
KDDIが提供するフィルタリングサービスアプリです。危険なサイトやアプリの利用に制限をかけ、安心して利用できるようにします。
子どもの年齢や利用用途によって、フィルタリングの強度が設定できます。また利用時間帯も制限できるため、使いすぎを防ぐことも可能です。
ダウンロードはこちら≫App Store/Googleプレイ
子ども用タブレットに入れたい学習・勉強・知育アプリ
子ども用の勉強・学習・知育アプリには、目的や年齢によってさまざまなアプリが登場しています。おすすめのアプリについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
子ども用タブレットのおすすめ機種
さまざまなメーカーが子ども向けのタブレット端末を販売しています。どのようなものを選べばよいのでしょうか?
「Fire HD 8 キッズモデル」
絵本や学習まんがなど読書・学習アプリや、プログラミングアプリが使えるほか、ゲーム、ビデオも楽しむことができるAmazonのタブレットです。
年齢フィルターを使用することで、最適なコンテンツを表示することができます。15分単位で1日の利用時間を設定可能なので、使いすぎを防ぐこともできます。
「Lenovo TAB4 10」
10.1型ワイド画面で使いやすいAndroid 7.1対応のタブレット。軽量なので、子どもでも持ちやすいのが特長。すっきりとしたデザインで子どもが使わない時はママパパの仕事用としてもおすすめ。フル充電で約10時間の連続使用が可能です。
「LAVIE Tab E」
本体の幅が約12cmと持ちやすいコンパクトサイズのタブレット。8インチの画面は小さめですが、IPS液晶で視野角が広く見やすいことが特徴です。色もきれいなので絵本やお絵描き、動画閲覧に最適です。
おすすめのタブレットは、下記の記事でも紹介しています。お子さんの年齢や興味に合わせて、最適なものを選んでください。
タブレットを安心・安全に使おう
今回は、子ども用タブレットの種類や選び方を紹介しました。知育や学習は、まず子どもが自ら楽しんで取り組めることが大切です。タブレットはその点からも、有効な手段と言えるでしょう。ぜひタブレットをうまく活用して、子どもの学習習慣づくりに役立ててください。
文・構成/HugKum編集部