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新生児の育児に必要なものは?
出産が初めてのママ・パパは、育児に必要なものについて漠然としたイメージしかないのでは。特に新生児期の赤ちゃんのお世話は手がかかり、急に必要なことに気づき慌てることも。赤ちゃんもママも快適に過ごすために、マストで必要な育児グッズ、またあると便利なものまで最初に調べておけると準備万端。安心して出産を迎えられますよね。
新生児に最低限必要なものリスト
生まれた直後から始まる新生児の育児。これがないと始まらないという、必ず必要になるものをリストアップ。種類も豊富なので、事前に使いやすそうなものを調べておきましょう。
おむつ
まず必要なのはおむつですね。おむつには、紙製と布製がありますが、紙製なら、1回限りの使い捨てで、後始末がラクということもあり、大半のママは紙おむつを使うのでは。月齢があがるごとにサイズが変わり、特に新生児用は、あっという間にサイズアップしてしまうということも。買いだめしすぎないのがポイント。赤ちゃんの発育状況を見て購入しましょう。
また、布製はこまめにおむつ替えをしなければなりませんが、洗えば繰り返し使えます。手間はかかるものの、環境に優しいという利点もあリます。布製おむつを使うのであれば、おむつカバーも準備しましょう。
紙おむつと布おむつを併用するママも多く、ママに余裕がある時に布おむつを使う、なんていう使い方もできます。おむつ替えは1日に何度も必要になるので、ママ・パパがラクな方法を考えておきましょう。
おしりふき
おむつ替えの時に必要なのがおしりふき。トイレに流せるものや厚手のもの、水分が多めのものなど、いろいろな種類があります。また、コットンとお湯で代用することも可能。特に新生児には肌に刺激のないものがベストなので、なるべく水だけで拭きとれるものが安心です。
授乳・ミルクグッズ
新生児は2~3時間おきに授乳が必要。ミルクをあげる場合には、哺乳瓶、粉ミルクを準備しましょう。また、完母の予定でも、きちんと飲ませられるかは生まれてみないと分からないもの。念のため最小限の調乳セットがあると安心です。また、授乳後はしっかりとした消毒が必要なので、煮沸するのものや薬液に浸すものなど、何らかの消毒グッズも合わせて用意しましょう。
ママと赤ちゃんがラクな体勢に調節できる授乳クッションもあると便利です。
新生児の育児にあると便利なものは?
新生児期の育児は、初めてであればなかなか想像しにくいのですよね。生まれてから足りなかった!なんていうことがないように、ママ・パパの口コミとともにご紹介します。生まれる前に買っておいたり、必要な時にすぐに注文できるように、ネットで良さそうなものをピックアップしておくのもオススメです。
搾乳器
『搾乳機』は、母乳を吸い出し、手への負担を軽減しながらスムーズ&快適な搾乳を実現するためのアイテムです。赤ちゃん・ママのどちらかが入院しているときや、乳首トラブルで授乳ができない場合などに便利。また、搾乳した母乳は、専用のボトルや保存バッグを使うことで、一定期間冷蔵・冷凍での保存ができるので、ママの外出時や仕事復帰などに、パパなど他の家族や保育園に預けることが可能。定期的に搾乳しておくと、困った時に慌てず安心できます。
クーファン
クーファンとは主に、持ち手がついたかごの中に布団を敷き、赤ちゃんを寝かせて持ち運びできる簡易ベッドのようなもの。大体3〜4ヶ月頃まで使用するもので、赤ちゃんを寝かせたまま簡単に移動ができるので、赤ちゃんから目を離さずに、家事などをすることができます。また、帰省した時に持っていけば、赤ちゃんのちょうどいい居場所になります。
鼻吸い器
赤ちゃんは、鼻をかむことができません。鼻水を吸い取ってあげる鼻吸い器は、赤ちゃんを迎える準備のひとつとして揃えておくのがオススメ。手動タイプと電動タイプとありますが、電動の方が吸う力が強めなので、赤ちゃんの鼻水の出具合で決めるのがいいかも。
おしりふきケース
赤ちゃんが生まれると1日に何回も使うおしりふき。おしりふきケースを使えば、取り出しやすく乾燥を防いでくれたり、また見た目もスッキリするので、インテリアに合わせることもできます。室内で使う据え置きタイプや、ハンドルが付いた持ち運び用などあるので、シーンによって使い分けるのがオススメです。
ウォーターサーバー
授乳の際の調乳に不可欠なのがお湯。調乳のたびに1日何回もお湯を沸かすのは大変。ウォーターサーバーがあればお湯を沸かす手間がないので、調乳がかなりラクになります。授乳や離乳食の間だけでもあるち便利です。
授乳ライト
ベッドサイドや持ち運びできる小さめなライトがあると、夜中の授乳やおむつ替えに便利。部屋の電気をつけてしまうと赤ちゃんの目が覚めてしまい、その後寝付いてくれないなんてことにも。ぜひ用意しておきましょう。
おしりふきウォーマー
新生児期の赤ちゃんは冷たいおしりふきでお尻を拭かれると、びっくりして泣いてしまうことが。冬場は特に冷たくなってしまうもの。おしりふきウォーマーがあれば、いつものおしりふきを適温に温められるので、快適にオムツ替えをすることができます。夜間のおむつ替えもスムーズです。
オムツ用消臭ゴミ袋・ゴミ箱
毎日どんどんゴミになるオムツ。きちんと捨てないと嫌なにおいの元に。オムツ用の消臭ゴミ箱や、収集袋は必須アイテム。家で使う用、外出先で使う用と用意しておくと安心です。
ベビージム
ベビージムとはマットに取り付けられたアーチに、いろいろなおもちゃがぶら下がっているおもちゃのこと。仰向けに寝たママおもちゃで遊ぶことができるので、新生児期から使えます。おもちゃを握ってみたり、足で蹴ってみたりと発達を促してくれる要素もあるので持っていると便利です。
車用ベビーミラー
車をよく使うなら持っておきたいベビーミラー。特に新生児期はベビーシートを後ろ向きに取り付けるので、赤ちゃんの様子が見られるように後部座席にミラーをつけ、それを運転席側のミラーで確認するというもの。ぐずった時にも安心です。
哺乳瓶のレンジ消毒用ケース
生後4ヶ月頃までは、哺乳瓶の消毒は必須。ミルクは栄養豊富なので雑菌が増えやすいのでしっかり消毒する必要があります。消毒の方法は、煮沸消毒、薬液での消毒などもありますが、コンロを使うことや長時間薬液のつけることを考えると、電子レンジでの消毒は時間もかからず、また消毒中に別のことができるのでオススメです。
育児アプリ
育児アプリにはさまざまなものがありますが、使い分けるととても便利。例えば、新生児期には授乳時間や量、排便の時間の記録が簡単にできるものが。また、母乳を飲んでくれなかったり、泣き止んでくれないなど困った時に先輩ママに質問できるアプリも。急な発熱など、医師や専門家が監修しているアプリなどその時々で助かるものがあるので、上手に活用して。
春夏・秋冬生まれで必要なもの
生まれる季節によっても必要なものが変わってきます。生まれてから足りない!なんてことがないように、臨月になる前までになるべく用意しておくのがオススメ。
春夏生まれの赤ちゃんの場合
春夏生まれの赤ちゃんのためには、汗をかいてもさらっと快適な服や着せ替えように多めに肌着を用意しておく必要が。半袖以外にもノースリーブの肌着もあるといいですね。
また、お出かけ用に、保冷剤の入れられるシートや、背中に入れて、汗をかいたら簡単に取り替えられる汗拭きパッドなどもあると便利。あせもを防ぐために工夫してあげましょう。
秋冬生まれの赤ちゃんの場合
秋冬生まれの赤ちゃんは特に防寒対策に気をつけてあげましょう。下着には長袖のロンパースや足の先まで包んでくれるカバーオールがオススメ。体温調節が未熟なので、着せすぎると汗をかいてしまうことも。一枚で温めるのではなく、重ね着をした上で気温に応じて調整してあげるのがオススメ。外出する時には、全身を包むおくるみや、抱っこの際に付けられるケープも用意しておくと便利です。
産後のママに必要なものは?
赤ちゃんの準備はいろいろと考えられても、産後のママについては忘れがち。出産時の会陰切開の傷が痛くて普通に座れなかったというママは結構多いので、円座クッションを用意しておいたり、すぐ買えるようにチェックしておくのがオススメ。また、秋冬生まれの場合は、夜間授乳で冷えることも。すぐに羽織れるものやブランケットの準備を。
新生児期から自分の家で過ごす場合には、食事や掃除のことを考えておくのも大切。自由になる時間が取れなかったり、ママ自身が疲れ切っていることも。簡単に作れるレトルト食材を用意したり、産褥シッターさんをお願いしておくのも手です。
ベビー用品の準備はいつから始める?
赤ちゃんが生まれてから必要なものについてはいろいろあることが分かりましたよね。いつ頃用意するのがいいのでしょう?ママ・パパたちに実際にいつから準備を始めたのかリサーチしました。
Q.ベビー用品の準備はいつごろから始めましたか?
約半数の人が、妊娠 7〜8ヶ月頃と回答。臨月で動きにくくなる前に準備する人が多いようですね。とはいえ、9〜10ヶ月頃という人も約30%います。 仕事をしているママは、産休に入ってから一気に準備したという人も多いですよね。
出産準備に必要な費用はいくら?
新生児に必要なグッズはたくさん出てきて、一体いくらぐらいかかるの?と不安になったママ・パパも少なくないのでは。最初に目安がわかると安心ですよね。
入院や分娩にかかる費用の目安
出産にかかる費用の全国的な平均は486,734円と言われています。しかし、出産費用については国から出産一時金として補助が支払われます。
出産一時金とは、健康保険法等に基づく保険給付として、健康保険や国民健康保険などの被保険者またはその被扶養者が出産したとき、出産に要する経済的負担を軽減するため、一定の金額が支給される制度で、一律42万円が支払われます。また、直接支払い制度を利用すれば、そのまま病院に支払われるため差額のみ払えばOK。また加入している健康保険や、自治体によっては追加の手当てがある場合もあるので、しっかりチェックしておきましょう。
参考:厚生労働省保険局「平成26年 出産一時金について」より
ママや赤ちゃん用品の購入にかかる費用目安
出産時に必要なママと赤ちゃん用品の目安は、13万円程度だそう。しっかり予算として取っておいた方が良さそうですね。自治体によっては、出産祝いとして肌着やおむつのセットや、育児用のカタログギフトがもらえるという嬉しいところも!なるべく有効活用できるように、自治体のウェブサイトや、母子手帳をもらう時などに確認しておきましょう。
新生児期に必要なものは早めにチェックを
産後にいろいろな買い出したりチェックするのは大変なもの。実際に買うのはゆっくりでも、安定期に入った頃には、必要なものを比較・検討しておくのがオススメです。ママ・パパの口コミやレビューを見ると想像しやすいはず。準備が万全だと安心して出産・新生児のお世話に臨めますね。
文・構成/HugKum編集部