ジメジメ梅雨でも快適に!玄関収納の工夫
「家事育児に追われて家の中がゴチャゴチャ!」「本当はスッキリ暮らしたいのに…」という悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。子どもとの暮らしに“整理収納のコツ”を取り入れると、親の負担やストレスが減り、子どもの生活力を育むことができます。
7歳、5歳、3歳の3児の母である整理収納アドバイザー・水谷妙子が隔週でお届けする「整理収納のコツ」シリーズ。
今回のテーマは、「梅雨でも快適!玄関収納」です。
6月に入りました。長く続いた外出自粛も緩和され、学校や幼稚園、保育園が少しずつ再開しつつあります。そして気がつくと、間も無く梅雨。
玄関周りはレイングッズがたくさん集まる場所。サッと持ち出せるように収納したり、湿気やイヤなニオイがこもらない工夫をしながら、梅雨の時期を快適に過ごしていきましょう。
傘は、使う数だけに絞る
梅雨の時期、毎日のように使う傘。急な雨で出先で購入することもあり、増えてしまいがちなアイテムですよね。
必要以上に何本もあると、サッと使うことができません。この機会に数をチェック!壊れているモノ、使いにくいモノがあれば思い切って手放しましょう。
ちなみに、わが家には折りたたみ傘もありますが、カバンの中、カバンのすぐ近くが定位置です。玄関収納には長傘のみ。掃除用のほうきやモップも同じエリアにまとめています。出し入れの時にそれぞれが引っかかることがないように収納しています。
レインコートは完全に乾かす
雨の日に使って濡れたレインコートやベビーカーのカバー。まだ完全に乾ききらないうちに収納してしまうと、梅雨の時期はあっという間にカビが生えてしまいます。広げて乾かしておけるスペースがあればベストですが、狭い玄関で難しい場合は便利なアイテムを活用しましょう。
わが家では収納の扉にひっかけて使えるドアフック(山崎実業 ドアハンガー スマート ロング)に乾ききっていないモノをかけます。外出先から帰宅した際、上着や帽子を一時掛けをしたり、雨の日以外にも使えるのでオススメですよ。
この他にも、玄関扉に貼り付けられるマグネットフックもありますので、限られたスペースの中で「収納前のひと工夫」をしていきましょう。
持ち出しセットにまとめておく
お出かけの時にサッと持ち出せるよう、玄関によく使うものセットしておくと便利です。バタバタしていると、外に出て初めて天気や気温の変化に気がつくことも。慌てて取りに戻った時でも、靴を脱がずにすぐに再出発できます。
例えばわが家の場合、天気が崩れそうな時は「子ども達のレインコートセット」を。ちょっと肌寒い時は「薄手ジャケットセット」を玄関収納からサッと持ち出します。
持ち手付きのメッシュのケース(無印良品 立体メッシュタテに使える仕分けケース・L)に入れておけば、中に何が入っているか一目瞭然。通気性も抜群なので、湿気がこもりやすい玄関収納の中でも安心ですね。
靴は入れすぎない
湿気がこもりやすい玄関収納の中は、靴がギチギチと詰まっているとカビの温床になりやすいです。
子どもの靴は、サイズが合っているか、歩きにくそうにしていないか確認して数を絞っていきましょう。大人の靴も、冠婚葬祭などで使う出番が少ない靴は、常に玄関になくてもいいかもしれません。分けて収納しましょう。
また、同じ靴の数でも、段差を作ると見渡しやすく、そして風通しがよくなります。特に子どもの小さな靴は、市販のコの字ラックを利用すれば使い勝手も収納力もアップ!試してみてくださいね。
ニオイ対策は好きな香りで
靴の数を絞って風通しよくしたら、仕上げにニオイ対策を。わが家では玄関収納の中に青森ヒバのチップをいくつか置き、時々精油をたらしています。
青森ヒバは、抗菌、防虫、消臭効果があると言われ、古くから社殿、仏閣、城閣などに使用されてきた木材です。その効果はもちろんですが、イヤ〜なニオイがこもりがちな玄関収納から爽やかなヒバの香りがすると、ジメジメした梅雨でも心穏やかに、お出かけが楽しくなります。
帰宅時に上着に除菌・消臭スプレーを使う方は「好きな香り」を選ぶと、使うたびにリラックス効果や気分転換できるのでオススメです。
いかがでしたか?
すぐに実践できる玄関収納のコツのご紹介でした。工夫をしながら、ジメジメした梅雨を乗り切りましょう!
記事監修
無印良品で商品企画&デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超。調べた他社商品は5,000点超。2018年「ものとかぞく」を起業し、個人宅や店舗などの整理収納サービスやお片づけ講座を行うかたわら、雑誌やWebでも活動中。フォロワー5.1万人を超えるInstagramでは、マネしやすい整理収納アイデアやモノ選び情報を発信中。7歳4歳2歳の3児の母。