【2月20日はアレルギーの日】子どものアレルギーの症状や対策について、有益情報をまとめました

2月20日は「アレルギーの日」です。この日は、アレルギーへの理解と対策を促進するために制定されました。この記事では、アレルギー疾患の概要や対策について詳しく解説します。子どもたちや自身の健康を守るためにできることを考えてみましょう。

2月20日はアレルギーの日!

毎年2月20日はアレルギーの日です。アレルギーへの理解と対策を促進するために制定されたこの日に、子どもたちや自身の健康を守るために何ができるかを考えてみましょう。

由来と意義

日本では花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレルギーなどのアレルギー疾患に悩む患者の数は人口の50%以上にのぼり、国民病として知られています。

1995年に日本アレルギー協会は、石坂公成医師・照子医師がIgE抗体を発見してその成果を発表した2月20日を「アレルギーの日」と制定しました。また毎年2月17日から23日を「アレルギー週間」とし、全国各地で医療相談や講演会を実施し、啓発普及活動を展開しています。

子どものアレルギーとは

さまざまな種類がある子どものアレルギーについて、主なものを紹介します。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が主な症状で、改善と悪化を繰り返す病気です。

名前にある「炎」が示すように、皮膚の内部で炎症が起こり、皮膚のバリア機能が低下してかゆみを引き起こします。強いかゆみにより皮膚をかきむしるとさらにバリア機能が低下し、炎症が悪化するという悪循環に陥ります。

アトピー性皮膚炎は、一時的に良くなったと感じても再び悪化することがあります。たとえ皮膚表面がきれいになっても、炎症が皮膚の深部に残っている可能性があるのです。

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アトピー性皮膚炎については、記事後半でも詳しく解説します。

花粉症

花粉症は、免疫システムの過剰反応によって引き起こされるアレルギー症状の一つです。

細菌やウイルスなどの有害な異物が体に侵入すると、体は「抗体」を作って対抗します。しかし花粉症の人は花粉を有害な異物と認識し、抗体を作り出します。この抗体が再び花粉と結合すると、ヒスタミンなどの成分が放出され、かゆみや鼻水、くしゃみといった症状を引き起こします。

花粉症の原因となる物質をアレルゲンといいます。花粉以外にもさまざまなアレルゲンがあり、症状の出方も異なります。アレルギー反応を引き起こす理由は明確ではありませんが、体質や住環境が関係しているといわれています。親や兄弟姉妹がアレルギーを持っている場合、同じ体質や生活環境の影響でアレルギーになりやすいといえます。

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食物アレルギー

食物アレルギーは、特定の食品に対してアレルギー反応が引き起こされる病気です。多くの場合、原因となる食品(アレルゲン)を摂取してから2時間以内に症状が現れます(アレルゲンに触れたり、成分を吸い込んだりすることで発症することもあります)。

症状にはさまざまなものがありますが、最も多く見られるのは皮膚症状です。次いで呼吸器症状、粘膜症状、消化器症状の順に多く見られます。また、まれにアナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。

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ハウスダストアレルギー

ハウスダストアレルギーとは、家庭内のほこりやダニの糞、死骸などが原因でアレルギー反応を引き起こす症状のことです。

主な症状としてはくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ、肌のかゆみ、咳などがあります。ハウスダストアレルギーは、掃除が行き届かない場所や湿気の多い環境で悪化しやすく、定期的な掃除や換気が有効な対策となります。

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アトピー性皮膚炎についての疑問を小児科医が解消

ここでは、アトピー性皮膚炎への疑問について小児科医の解説を見てみましょう。

子どものアトピー性皮膚炎、保湿の必要性は?

アトピーの改善・予防に必要な保湿は、どんなことを気をつければいいのでしょうか。下の記事で詳しく解説しています。

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アトピー性皮膚炎にはどんな薬を使う?

アトピー性皮膚炎にはどんな薬を使う?

病院で処方されるアトピーの薬の種類、外用薬(塗り薬)の塗り方、内服薬の飲み方の注意点、薬の副作用などにはどんなものがあるのでしょうか。下に挿入した記事をご覧ください。

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顔に出るアトピーにはどう対処すればいい?

顔に出るアトピーにはどう対処すればいい?

症状が出る場所は年齢や状況などによって違いますが、赤ちゃんや子どもの場合、顔、頭、首などに出やすいとされています。特に顔は症状が目立つため、気になるママパパも多いでしょう。顔のアトピーのケアについては下の記事を参考にしてください。

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アトピー性皮膚炎は、症状が慢性的に続き、良くなったり悪くなったりを繰り返します。症状が出る場所は年齢や状況などによって違いますが、赤ちゃんや...

アトピー性皮膚炎で入院することはある?

アトピー性皮膚炎で入院することはある?
アトピー性皮膚炎で入院することはある?

通院でのアトピー性皮膚炎の治療であまり効果が見られないと、入院が必要になる場合もあります。入院治療が必要なアトピーの症状には、どんなものがあるのでしょうか。下の記事で詳しく触れています。

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アトピー性皮膚炎は完治する?

アトピー性皮膚炎は完治する?
アトピー性皮膚炎は完治する?

アトピー性皮膚炎は、完治するのでしょうか。完治の診断基準や、アトピー性皮膚炎が治まる兆候、治まった後の肌の色素沈着を治す方法はあるのでしょうか。下の記事で小児科医を取材しました。

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慢性的なかゆみを伴うアトピー性皮膚炎は、完治することはあるのでしょうか。完治の診断基準や、アトピー性皮膚炎が治まる兆候、治まった後の肌の色素...

アトピー性皮膚炎はうつる?

アトピー性皮膚炎はうつる?
アトピー性皮膚炎はうつる?

表皮のはがれや掻きむしりなどのアトピーは、うつるのでしょうか。また、アトピーによってうつりやすくなるその他の疾患はあるのでしょうか。下の記事で解説しています。

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アトピー性皮膚炎は、肌が荒れ・炎症と慢性的な痒みを伴う疾患です。表皮のはがれや掻きむしったあとなど肌の見た目からうつるのでは?と思われるパパ...

アトピー性皮膚炎は遺伝する?

アトピー性皮膚炎は遺伝する?

アトピー性皮膚炎は、「アトピー素因」を持ってうまれた方が、外からの刺激や環境で発症するアレルギーの疾患です。遺伝するといわれていますが、アトピーの遺伝的要素には、どんなものがあるのでしょうか。下の記事が参考になります。

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アトピー性皮膚炎は薬を使わないで治せる?

アトピー性皮膚炎は薬を使わないで治せる?

子どものアトピーには、どんな治療が行われるのでしょうか。一般的な治療法、薬を使わない治療法、治療費などについても下の記事で解説しています。

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子供・大人ともに増加傾向にあるアトピー性皮膚炎の患者数。子供のアトピーには、どんな治療が行われるのでしょうか。また一般的な治療法、薬を使わな...

アトピー性皮膚炎の見分け方は?

アトピー性皮膚炎の見分け方は?

慢性的なかゆみに悩まされるアトピー性皮膚炎。子どものアトピーには、どんな症状がみられるのでしょうか。年齢による症状の違いや見分け方についても解説しています。

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赤ちゃんのアトピー性皮膚炎はいつわかる?

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎はいつわかる?

赤ちゃんの肌に湿疹が出て、かゆみをともなう場合も。赤ちゃんのアトピー性皮膚炎のことを知るためには、下の記事を参考にしてください。

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子どものアレルギーは対策できるの?

ここからは「服」「食」「住空間」「遊び場」でできるアレルギー対策を紹介します。

「服」でアレルギー対策

子どもにアレルギーが見られる場合、衣類の選び方に気を配りましょう。肌に合わない衣類は、かゆみを引き起こすことがあります。衣類の素材そのものよりも、肌触りが影響を及ぼすことが多いとされています。

肌着には綿や絹、オーガニックコットン、麻などの天然素材を選ぶといいでしょう。これらの素材は刺激が少なく、安全性が高いとされています。ただし、肌触りが悪いものは避けてください。

合成繊維は吸湿性が低いため、汗で肌がムレてかゆみを引き起こす可能性があります。繊維が太くて固いものも、肌への刺激が強くなります。紫外線カットや抗菌加工などの処理が施された衣類は、加工剤が原因でかゆみを引き起こすことがあるため注意してください。

衣類を選ぶ際には表示を確認して素材や加工処理をチェックし、見た目だけでなく実際に手で触れて肌触りを確かめましょう。

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「食」でアレルギー対策

アレルギーとは、体内に入った異物を除去しようとする防御機能の一部で、影響のないものにまで過剰に反応することをアレルギー反応といいます。

妊娠中の母親や母乳自体はアレルギーの原因ではなく、遺伝が主な要因とされています。母親が特定の食材を避けるのは逆効果になることがあり、さまざまな食べ物を摂取する方が予防につながります。

また授乳中も特定の食品を避ける必要はなく、バランスのいい食事を心がけることが大切です。一部の刺激物も、授乳中は特に問題ありません。

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赤ちゃんが生まれて離乳食を開始すると、生後5~6ヶ月頃からアレルギー症状が現れることがあります。特に卵、ミルク、小麦などはアレルギーの原因となりやすいため、食べ始めを遅らせ、米食を主食とする指導がされることもあります。

アレルギーの疑いがある場合、小麦は生後8ヶ月頃、ミルクは1歳頃、卵は1歳半頃を目安に少量から始め、様子を見ながら増やしていきます。症状が続く場合は血液検査を行い、アレルギーの有無を確認してから摂取量を増やしましょう。

離乳食のアレルギー検査は基本的に6ヶ月ごとに行い、食材にはアレルギー表示推奨品目21品目に注意が必要です。特定原材料の7品目(鶏卵、牛乳、小麦、落花生、ソバ、カニ、エビ)は特に注意して摂取を開始しましょう。初めての食材には慎重になり、安全に離乳食を進めてください。

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アレルギーがある子どもの入園・入学前には、相談窓口や担当教諭を確認し、エピネフリン自己注射薬(エピペン)の使用方法や緊急時の連絡方法についても打ち合わせが必要です。

給食のアレルギー対応は国のガイドラインに基づいて行われていますが、不安があれば自治体に問い合わせましょう。

また初めて食べる食材や料理の漬け汁、原材料の確認も重要です。特にナッツ類、牛乳、小麦、卵などアレルギー反応が出やすい食材には注意しましょう。食物アレルギーの家庭では、常に食材や調味料の表示を確認し、安心して食事を楽しめるよう心がけてください。

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「住空間」でアレルギー対策

住居に起因するアレルギー疾患には、気管支ぜん息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などがあります。これらの疾患は、免疫反応が過剰に働くことで引き起こされます。

住居内には、アレルギーを誘発するアレルゲンが多く存在します。例えばハウスダストには、布団や衣類からの繊維のクズ、食べカス、髪の毛、花粉、昆虫の死骸や糞などが含まれ、ダニやカビも含まれています。またペットの毛や皮膚、花粉、昆虫の死骸、繊維などもアレルゲンとなります。

シックハウス症候群は、住居の建材や内装材によって引き起こされる病気の総称で、ホルムアルデヒドやトルエンなどの化学物質が原因となります。高気密・高断熱の現代の住居では特に注意が必要です。

自宅で過ごす時間が長い子どもの健康を守るため、住居のアレルゲン対策は重要です。以下に、アレルゲン別の対策を紹介します。

・ハウスダスト対策
ホコリは掃除が基本です。衣類を脱ぐクローゼットや廊下、カーテン、本棚などの掃除をこまめに行いましょう。朝に掃除をし、フローリングワイパーや雑巾でホコリを取り除いた後に掃除機を使うのが効果的です。

・ダニ対策
寝具に多く生息するダニは、布団乾燥機やコインランドリーで加熱してから掃除機をかけることで除去できます。床の掃除機がけも重要です。

・カビ対策
換気を十分に行い、押し入れやクローゼットにも空気を通しましょう。除湿器やエアコンのドライ機能を利用し、風呂場の換気も徹底します。

・ペット対策
ペットのシャンプーやブラッシングを頻繁に行い、寝室には入れないようにします。換気を行い、掃除をこまめにしましょう。

・花粉対策
家に入る前に髪や衣類の花粉を払い落とし、カーペットや寝具の掃除をこまめに行いましょう。植物が多い場所には近づかないようにしてください。

・高気密・高断熱住宅対策
24時間換気システムを利用し、換気を十分に行います。湿度や温度の調整と掃除をこまめに行いましょう。

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「遊び場」でアレルギー対策

子どもが公園の遊具や自宅のおもちゃに触れた後に、皮膚が赤くなったりかゆみが生じたりする場合、金属アレルギーが原因かもしれません。公園の鉄製遊具や砂場、自宅のおもちゃには微量の金属が含まれており、これらに触れることでアレルギー症状が発生することがあります。

また、屋内での遊びでもアレルギー反応が起こることがあります。牛乳パックやヨーグルトカップなどの空き箱には食べ物の成分が染み込んでおり、アレルゲン食材の空箱を使って遊ぶことでアレルギー症状が発生することも。子どもが触れるものに注意し、アレルギーの可能性を考慮して対応しましょう。

金属アレルギーを予防するためには、まずアレルギーを引き起こす金属について理解する必要があります。ニッケル、コバルト、クロムは金属アレルギーの三大原因とされており、これらの金属が使われている遊具やおもちゃは控えるようにします。ママのネックレスや指輪にも注意が必要です。

また汗をかくときは金属に触れさせないよう注意し、汗をこまめに拭き取ります。金属アレルギーは汗が金属に触れると発症することが多いためです。虫歯治療で金属を使用することもアレルギーの原因となるため、虫歯を予防するために毎日の歯磨き習慣をしっかりと身につけましょう。

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子どものアレルギー対策は医師とともにすすめよう

子どものアレルギーの症状や原因を正しく把握して、適切な対策をしていくために、まずは医師の診察を受けましょう。医師の指導のもとで薬物療法や食事療法を行うことで、アレルギー反応を抑えられる場合もあります。

さらにアレルゲンの特定や除去、生活環境の改善など、家庭でできる対策を取り入れることで、子どもの健康を守り快適な生活を送ることができます。

医師との連携をとりながら、アレルギー対策を進めましょう。

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構成・文/HugKum編集部

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