野菜には、赤ちゃんの成長に欠かせないビタミンやミネラル、鉄分などが多く含まれているので、離乳食に積極的に取り入れていきたいですよね。でも、「どんな野菜から食べさせればいいの?」「食べさせていい時期はあるの?」など、野菜を使った離乳食に悩むママも多いのではないでしょうか? 今回は、野菜を使った離乳食のスタート時期、食べさせる野菜、レシピから、手づかみ食べにぴったりのメニュー、下ごしらえや冷凍保存方法などを紹介します。
離乳食の野菜の進め方
離乳食メニューに野菜を取り入れる場合、まずいつ、どの野菜を、どのように取り入れていけばよいのでしょうか。食べる時期によっては、体への負担になってしまう場合もあるので、成長に合わせて十分に気をつけて進めましょう。
野菜は離乳食の初期から
「10倍つぶしがゆ」に慣れたら、野菜を使った離乳食をスタートさせましょう。舌触りのよく滑らかな、かぼちゃ・にんじん・かぶ・大根・玉ねぎなどがおすすめです。
野菜を食べないときはスープで
液体を上手に飲めない場合は、スープにとろみをつけて。とろみをつけることで、スプーンですくいやすく、赤ちゃんも飲みやすくなります。
スープは手軽に野菜をとれて水分補給にもなりますので。たくさん作って冷凍保存も可能です。
離乳食で野菜を食べさせる順番
離乳食をスタートするにあたり、まずどの野菜から食べさせればよいのでしょうか。また、野菜を選ぶ場合、注意すべきことはなんでしょうか。離乳食で野菜を食べさせる順番について紹介します。
最初に食べさせるのは舌触りのよい野菜
離乳食初期に食べる野菜は、「ヨーグルト状」または「ポタージュ状」にすること。裏ごしして舌触りのよいじゃがいも・さつまいも・かぼちゃがおすすめです。
慣れてきたら葉物野菜を
野菜に慣れてきたら、小松菜、白菜、ほうれん草などを葉物野菜のやわらかい部分をペースト状にして与えてみましょう。
野菜を食べさせるときの注意点
なすなどアクの強い野菜の中には、「仮性アレルゲン」と言って、口がかゆくなったり、じんましんが出たり、アレルギーと同じような症状を引き起こす場合があります。初めて食べるときは、赤ちゃんの変化をしっかり見ましょう。病院の空いている午前中に食べるのがおすすめです。
食物繊維の取りすぎにも注意を
野菜を食べさせる場合は、ます芯やすじを取り除いたやわらかい葉の部分を使うこと。離乳食初期では、食物繊維の取り過ぎは体への負担になります。にんじんの皮やほうれん草や小松菜の茎は、8ヶ月頃まで使わないようにしましょう。
✔詳しくは「いつからはじめる?時期別にわかる離乳食素材 野菜・果物類[ビタミンミネラル源食品]【ベビカム】)」をチェック!
下処理や冷凍保存など、離乳食野菜のテクニック
野菜を使う場合、新鮮なものを使うのはもちろんですが、使い切れず材料が余ってしまうことも。下処理の仕方や冷凍保存を上手に行えば、毎日の離乳食作りも楽になります。
野菜の切り方
根菜類などは、皮を厚めにむいて、茹でやすい大きさに切りましょう。芯や種のあるものは取り除き、葉物野菜は葉先の柔らかい部分だけを使いましょう。
野菜の茹で方
ほうれん草や小松菜などの葉物野菜はお湯から茹でて、水気を切り、繊維を断つようみじん切りして使いましょう。かぼちゃやにんじんなどの根菜類は水からやわらかくなるまで茹でて、つぶして使います。ピーマンを使うときは、カミカミしやすいように大きいまま茹でて表面の薄皮をむきます。なすも皮をむきます。じゃがいもは、皮を抜いて芽を取り除いてから使いましょう。
野菜のアク抜き
野菜を茹でる最中に出てくるあくは、お玉ですくったり、あく取りシートで取りましょう。根菜類の皮の付近はアクが強いので、皮を厚めにむいてから茹でます。また、根菜類も葉物野菜も、茹でてから水にさらすと、よりキチンとアク抜きができます。
野菜の上手な冷凍保存や解凍方法
大根は水分が多く冷凍保存には不向きです。もし冷凍保存する場合は固めにゆで、水分を切ってから冷凍しましょう。離乳食に大活躍のじゃがいもも、冷凍するときは注意が必要です。やわらかくゆでたものをペースト状にするか、細かく刻んで冷凍しましょう。ほうれん草やかぼちゃもペースト状にしてから冷凍することをおすすめします。
すぐに食べられる!野菜ペーストの作り方
ペーストの冷凍保存は、のばしてスープにしたり、料理に加えて使用することもでき何かと便利です。旬でなければ、冷凍食品を使うなどして、料理の手間を省けます。
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野菜を使った離乳食レシピ
ビタミンやミネラル、鉄分などがとれる栄養価が高い野菜は、離乳食に積極的に取り入れたい食材です。野菜を使った離乳食レシピを紹介します。
野菜だしの作り方
離乳食初期から使えるにんじん、玉ねぎ、キャベツ。じっくり煮込んた野菜だしには、野菜の甘味、風味が引き出されていていろいろな料理に使えます。スープを作った野菜はそのまま離乳食として使うことができます。
野菜スティックのヨーグルトディップ
手づかみ食べにぴったりのスティック野菜レシピ。にんじんや大根は、皮をむいて、持ちやすいように棒状に。ヨーグルトと味噌を混ぜ合わせてデップにつけて食べましょう。
ほうれん草じゃがいものコーンソテー
ほうれん草はゆでてみじん切りに、じゃがいもはゆでて細切りにします。フライパンにバターを溶かし、コーンと一緒にほうれん草とじゃがいもを炒めます。味付けはバターのみ。火が通っている野菜を使っているので、バターが行きわたり、いい香りがしたらできあがりです。
にんじんといんげんのロール焼き
野菜を食べない子にもぴったりのにんじんといんげんを使ったロール焼き。牛乳の代わりにトマトジュースを使っています。ロール型にしてあるので、見た目もかわいく、手づかみで食べやすいメニューです。
にんじんの炊き込みピラフ
明るいオレンジ色が楽しいにんじんの炊き込みピラフ。炊き上がりにバターと塩を少々加えたシンプルなピラフです。炊飯器で簡単にできるラクチンメニューです。
野菜を楽しく、美味しく食べよう
野菜には、赤ちゃんの成長に欠かせないビタミンやミネラル、鉄分などが多く含まれています。
毎日の離乳食作りは大変ですが、下ごしらえや冷凍保存、冷凍食品など上手に利用して、野菜を積極的に取り入れましょう。
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文・構成/HugKum編集部