1000人に聞いた「離乳食で活躍した野菜」をランキング発表。1~20位を、調理の注意点も含めて一挙リストアップ!

みなさんは、お子さんの離乳食にどんな野菜をよく使いますか? 今回は、未就学児育児中のママパパ1000人を対象に「離乳食で活躍した野菜」をアンケート調査! みなさんから寄せられた、離乳食に人気の野菜をランキング形式でご紹介します。

「離乳食で活躍した野菜」をランキング発表!

さっそくここからは、1000人のママパパが選ぶ「離乳食で活躍した野菜」をランキング発表! その野菜に含まれる栄養や食べ始めの時期と合わせてお伝えしていきます。

調査媒体:小学館『ベビーブック』2023年12月・1月合併号
設問:お子さんの離乳食で、とくに活躍した野菜を以下より5つまでお選びください。

1位:人参(802票)

802もの票が寄せられ、堂々の1位となったのは、離乳食初期からとりいれやすい『にんじん』。

加熱時間によって固さを調整できるほか、甘みもあって食べやすい野菜として活用されています。抗酸化作用のあるβカロテンや整腸効果のある食物繊維、排泄を促すカリウムを持つので、赤ちゃんに積極的に与えたい野菜のひとつです。

過去の記事では、にんじんの下拵えから保存方法、離乳食各時期のレシピまでを詳しく解説しています。合わせてご参照ください。

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2位:かぼちゃ(637票)

にんじんと同じく、緑黄色野菜の『かぼちゃ』は2位に。

かぼちゃには、βカロテンのほか、免疫力向上が期待できるビタミンC、血管を健康に保つといわれるビタミンE、食物繊維が含まれます。やわらかくしやすいので離乳食初期から使うことができ、甘みもあるので赤ちゃんからも喜ばれる野菜です。

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3位:ほうれん草や小松菜(585票)

3位には『ほうれん草や小松菜』がランクイン。ほうれん草や小松菜にもまた、βカロテン、ビタミンCのようなビタミンのほか、カルシウム、鉄が豊富に含まれています。

離乳食初期は葉先をやわらかくなるまで加熱して、つぶしたり裏漉ししたりするようにしましょう。茎を使うのは自分で噛めるようになってから。また、アクが強いほうれん草は、加熱後に水にさらしてよくアク抜きをしましょう。

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4位:さつまいも(510票)

4位は『さつまいも』でした。さつまいもはペーストにしやすいことに加え、自然な甘さがある点が魅力。炭水化物でありながらもカロリーは低めで、離乳食初期から食べさせることができます。熱を加えても壊れにくいビタミンCと、食物繊維も豊富です。

アクが強いので、切った後に5分ほど水にさらしてから調理しましょう。

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5位:ブロッコリー(377票)

『ブロッコリー』も5位と人気。ビタミンC、E、Kやカリウム、βカロチン、ビタミンC、葉酸、カルシウムを含み、栄養バランスが良いため積極的に摂取したい野菜です。

離乳食初期から食べることができますが、茎が食べられるのは離乳食後期から。

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6位:じゃがいも(316票)

6位には、大人も大好き『じゃがいも』がランクインしました。

じゃがいもが食べられるようになるのは離乳食初期から。最初は水分の多いポタージュからスタートし、赤ちゃんの身体の成長に合わせて、徐々に水分量を減らしていきます。離乳食後期に入ったら、過去記事でご紹介している「じゃがいもおやき」もおすすめです。

詳しいレシピは以下のリンクにてお伝えしています。

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7位:とうもろこし(307票)

『とうもろこし』は7位に。裏ごししてなめらかな状態にさえすれば、離乳食初期から与えることができます。薄皮がついた状態で与えるのは、離乳食後期に入ってから徐々にはじめましょう。

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8位:玉ねぎ(257票)

8位は『玉ねぎ』でした。玉ねぎに含まれる主な栄養としては、血液をサラサラにする硫化アリルや、糖質をエネルギーの変えるビタミンB1、糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変えるビタミンB2などが挙げられます。ただし、硫化アリルは加熱すると変化するため、加熱処理が必要な離乳食時期では、硫化アリルの効果は得づらいので注意。

必ず加熱し、皮をむいた後の繊維が多い1枚目を取り除いて、2枚目以降から使うようにしましょう。また、離乳食初期、中期は裏ごししてから使います。

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9位:トマト(240票)

ビタミンCやβカロチンを多く含む『トマト』は9位に。

離乳食初期、中期では、飲み込みにくい種や皮を必ず取り除きましょう。食べ初めは裏ごしして、お湯でのばしたものを与えます。酸味があるため、おかゆや甘みのある野菜と合わせても◎。塩分無添加のトマト缶やペーストもおすすめです。

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10位:大根(182票)

10位には『大根』が登場。ビタミンC、食物繊維、カリウムなどをバランスよく摂ることができる『大根』も、離乳食初期から使うことができる野菜です。加熱すれば喉ごしも良く、甘みが増すのも魅力。

過去の記事では下ごしらえからおすすめレシピまでをまとめています!

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11位:ミックスベジタブル(90票)

11位は、グリーンピースやコーン、にんじん等が組み合わされた『ミックスベジタブル』。

パウチに入った状態で販売されているものは、すでに加熱調理されているので、時短ができて便利です。ただし、与えるのは、それぞれの野菜が生の状態でも食べられるようになる離乳食中期〜完了期以降にしましょう。

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12位:なす(52票)

カリウムが豊富な『なす』は12位でした。

なすはしっかりと下処理をして、皮を取り除けば離乳食初期から食べさせてOK。ただし、アレルギーを起こす場合もあるので、初めて食べるときは赤ちゃんの様子をしっかり観察しましょう。気になる場合は医師に相談を。

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13位:かぶ(46票・同率)

『かぶ』は13位に。離乳食初期から食べられる実にはビタミンCやカリウムが豊富で、中期から食べられる葉にはβカロチンや鉄・カルシウムが含まれます。

当然ながら、実と葉では下ごしらえの方法も異なるので、チェックしておきましょう。

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13位:きのこ類(46票・同率)

同率で『きのこ類』も13位にランクイン。

きのこはビタミンDと食物繊維を含む栄養価の高い食材ですが、離乳食期の“だし”以外での使い方には注意が必要です。基本的に与えて良いのは離乳食後期から。種類によっても与えられる時期や下ごしらえの方法も異なります。

過去の記事で詳しく解説しているので、合わせてご参照ください。

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15位:キャベツ(39票)

15位には『キャベツ』が挙がりました。

ビタミンCとカリウムのほか、「胃腸の健康を守る」と言われるビタミンUが含まれるキャベツ。離乳食初期は葉をゆでてからペースト状に。成長に合わせて大きさを変えていきましょう。

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16位:きゅうり(36票)

16位は『きゅうり』でした。カリウムが含まれているきゅうりには、むくみに効果的な利尿作用があります。

やわらかくなりにくい食材なので、離乳食中期以降に、すり下ろして与えましょう。アレルギーを引き起こす可能性がある野菜なので、はじめて与える際は赤ちゃんの様子をしっかり観察する必要があります。

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17位:白菜(24票)

『白菜』は17位に。ビタミンCや葉酸、カリウムが含まれる白菜は、離乳食初期から与えられる野菜です。

ただし、離乳食初期から中期は葉先だけを使用し、全て使うのは後期以降にしましょう。他の野菜と同じく、初期はペースト状、中期は微塵切りで。

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18位:さといも(24票)

18位は、炭水化物やカリウム、食物繊維を含む『さといも』です。

さといもを与えるのは、離乳食中期から。口の中や顔の周りや手がかゆくなったり、赤くなったりすることがあるので、始めて与えるときは、
・量は小さじ1程度
・その日は、ほかの新しい食材は与えない
以上の2つを守りましょう。

泥つきのものはしっかり洗い流してから皮を剥きます。

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19位:ピーマン・パプリカ(18票)

19位は、β-カロテンやビタミンE、ビタミンCなどを含む『ピーマン・パプリカ』。

ピーマンやパプリカは、離乳食中期から取り入れることができます。苦味のあるピーマンはごく少量ずつチャレンジしてみましょう。どちらも茹でて薄皮を剥く下ごしらえをしてから調理します。

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20位:インゲン(6票)

20位は『インゲン』でした。緑黄色野菜に分類されるインゲンには、カリウムやミネラル類、ビタミン類が豊富に含まれます。

歯応えがあり、裏漉しもしにくいので、離乳食中期の後半~離乳食後期ごろにかけてスタートするのがおすすめ。

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20位:ねぎ(6票・同率)

同率で『ねぎ』も20位に挙がりました。食物繊維とカリウム、ビタミンC、葉酸などを含みますが、味、香りが強く、よく噛む必要があるため、与えるのは離乳食完了期以降にしましょう。

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今回は、未就学児育児中のママパパ1000人から寄せられた「離乳食で活躍した野菜」をランキング形式でお伝えしてきました。

お子さんの食欲や行動パターンを含めた発育には個人差があります。お子さんの成長に合わせて柔軟に、最適な食材・調理方法を採用しましょう。

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アンケートを実施したのは・・・

小学館の知育雑誌『ベビーブック』は、毎月1日発売。遊び・しつけ・知育が1冊にぎっしりとつまっています! アンパンマン、きかんしゃトーマス、いないいないばあっ!など人気キャラクターがお子さんの笑顔を引き出します。はってはがせるシール遊びや、しかけ遊びでお子さんも夢中になることまちがいなしです。

文・構成/羽吹理美

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